校長より
学年末考査
3年生の学年末考査が、本日より30日(木)まで、3日間実施されます。
予報どおり、本日は朝から雪が降っておりますが、思ったよりは少なくて安心しております。
3年生のみなさん、試験の準備はしっかりできているでしょうか。通常の考査とは違い、5校時目に実施される科目がありますので注意をしてください。
3年生は、この学年末考査が終了すると、2月は自宅学習に入ります。もう本当に、指折り数えるほどしか、学校に来る機会はありません。有終の美を飾るためにも、最後の最後まで頑張っていただきたいと思います。
また、1、2年生のみなさん、安心してはいけません。みなさんも、2月5日(水)より、学年末考査となります。明日で1週間前です。1年間のまとめとして、しっかりと取り組んでください。
頑張れ、3年生。
頑張れ、1、2年生。
(本日、7時ごろの前庭の様子)
「違い」を受容する力
一昨日1月22日(水)、郡山市立桃見台地域公民館中村隆志館長の校長室訪問がありました。今回の訪問は、今週の初め20日(月)に行われた桃見台地区の食生活改善推進員による『若者に対する食育講座』に対する御礼と今後の本校と公民館の「連携・協働」についてのお願いでした。
これからの時代、少子化や過疎化、地域コミュニティの希薄化や分断など、地域が抱える課題はより大きくなっていきます。今後、学校は、地域に支えられているだけでなく、地域の一員として地域に積極的に貢献するという考え方を持って行動することは大切なことだと思っています。
本校は、主にボランティア活動をとおして地域とのつながりをつくってきました。年間、延べ人数として600名を超える生徒が何らかのボランティア活動をしております。特に、重視しているのは、本校の所在地である桃見台地区とのつながりです。特にお世話になっているのが、桃見台地域公民館や桃見台保育所です。
本校がボランティア活動を重視するのは、社会の一員という意識を持ち、少しでも社会に貢献する気持ちを育成したいということともに、「違い」を受容する力をつけて欲しいという願いからです。国際交流では、「違い」を感じながらも、その違いを乗り越え、つながりをつくることが大切です。世代間交流も同じことです。高齢者、幼児との交流で感じた「違い」を、しっかりと自分の中に落とし込み、今の自分の、社会の何を変えたら、豊かなつながりを持った社会となるかを考えることが大切なのです。国際交流にしても、世代間交流にしても、単に頭で考えるだけでなく、体験し、違和感を感じ、そして考え、行動する、それが基本ではないでしょうか。
今回、中村館長は、今までの本校と桃見台公民館の活動を活かしながらも、今後は、アクティブラーニングの考え方を取り入れ、「開かれた課題に主体的・対話的に臨み、世代間交流を意図した協働的な取り組み」にパワーアップしていきたいと話してくれました。そのためにも、高校では、「①地域の課題への理解、②高校生の視点からの提言、③主体的なボランティア」について、どのように探究できるのか考えて欲しいということでした。なかなか高いハードルです。従来の「指示された」ボランティアから「提案し、協働できる」ボランティアに変化する必要があるからです。中村館長には、少し時間がかかるかもしれませんが、今までのかたちを活かしながら、少しずつ試行錯誤して、前へ進んでいきましょうとお話をしました。
(『若者に対する食育講座』の様子)
1月20日(月)、桃見台地区の食生活改善推進員4人の皆さんに教わりながら、本校の「食文化」選択の3年生が、「塩レモン焼きそば」をつくりました。この中には、今後、一人暮らしをする生徒もおります。食は、体・心の両面の健康をつくる大切なものです。今回学んだことを、新たな生活にしっかりと活かしていきましょう。
食生活改善推進員の皆さん、大変ありがとうございました。
うれしい報告
昨日1月21日(火)、1年生の吉田実祝(みのり)さんが、放課後、校長室を訪れ、うれしい報告をしてくれました。
吉田さんは、現在、竹内ひとみバレエスクールでバレエを習っているそうです。今回は、1月3日(金)から8日(水)まで東京のメルパルクTOKYOで開催されたNBA全国バレエコンクールに出場し、高校生の部で5位に入賞したという素晴らしい報告をいただきました。吉田さん、大変おめでとうございます。
吉田さんは、「今回入賞できたことはうれしいですが、まだまだ自分には多くの課題があり、その課題を一つひとつ克服していきたいと思っています。」と今後の意気込みも話してくれました。
夢を追い続けることは、簡単なことではありません。壁を一つ乗り越えることによって、また、新たな高い壁が見えてきます。吉田さんも、今、この苦しみと闘っているのかもしれません。しかし、自分自身を信じ、今の自分を乗り越えようと努力している人は、とても輝いており、ステキだと思います。
頑張れ、吉田さん。
新春の花、第2弾
授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の原愛澄さんとパラグアイからの留学生ルイスくんの作品が正面玄関を飾っています。
今回は、ストック、スイートピー、モンステラを使用した作品となっております。白のストックとピンクのパステルカラーのスイートピーがとってもかわいらしい作品となっています。
原さんからは、「花が小さいので、どのようにまとめ上げたら良いか、悩みました。春をイメージした、卒業を意識した作品に仕上がったと思います。」とコメントをいただきました。
確かに、スイートピーの花言葉は、別れを思わせるものが多いようです。花の形が蝶の飛び立っている姿に似ていることから、「門出」、「別離」などの花言葉がつけられたようです。
新春にふさわしい2作品となっています。
今年も、生徒に感謝です。
(原さんの作品)
(ルイスくんの作品)
最後のセンター試験
18・19日と行われた大学入試センター試験が無事終了しました。受験した3年生は、現在、自己採点をしている最中です。
今年は大学入試センター試験の最後の年となりました。来年からは、大学入学共通テストが始まります。英語の民間検定試験導入の延期、記述式問題の出題延期など、昨年は、いろいろと振り回された年でありましたが、受験生にとって、わかりやすい入試をお願いしたいものです。
さて、「荒れるセンター試験」と言われますが、今年も例年にない穏やかな天候でした。特に2日目は、お日様もさして、暖かささえ感じるような日となりました。受験生にとってもこの上ない日和ではなかったと感じました。両日とも、生徒の激励のために郡山女子大へ行ってきました。3年生の先生方、教頭先生、進路指導の先生も応援に駆けつけていました。最後の神頼みと言うことで、「きっと願いが叶いますように」と願いを込め、縁起物のチョコレートを配りつつの応援でした。
先日も書きましたが、私は共通一次世代です。それも宿泊を伴っての受験でした。今でも、はっきりと覚えているが、共通一次テスト前日の出陣式です。雪の中、裸足で応援団が、3年生に向かって檄を飛ばしてくれました。大変うれしかったのを覚えています。そんなことがあり、今は、何かに果敢に挑戦しようとする生徒たちの応援者になれればと思っています。
頑張れ、受験生。
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