あさか開成 校長雑感

校長より

校長室が、華やかに

校長室が、少し華やかになった。理由は、絵が飾られたからである。

その絵とは、今年3月に卒業した美術部の栗原巳侑くんの作品で、昨年8月に長野県松本市を中心に開催された全国高等学校総合文化祭に県代表として出品したものである。卒業間際に、栗原くんに「学校のために、君の作品を残していってもらえないか」と依頼したところ、快く承諾してくれた。しかし、全国高文祭の出品作品を残してくれるとは、夢にも思わなかった。

校長雑感でも栗原くんの紹介は何度かしたが、単に絵に関して優れた才能を持っているというだけでなく、自分が持っている才能を他者のために惜しみなく提供した人物であった。特に、「あさか開成国際交流事業のあゆみ」の表紙、昨年の中学生一日体験入学で配付したレインボーの栞をデザインなど、本校で行っている国際関係の行事には欠かせない人物であった。

栗原くんには、感謝である。

新しい年号が「令和」に決定

本日、平成31年度が始まりました。そして、新年号「令和」の発表がありました。

「令和」には、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めたということでした。この意味を聞いたときに、1年前に鈴木前校長の残した"March winds and April showers bring forth May flowers."を思い出しました。3月の冷たい風や4月の厳しい雨が5月の美しい花を咲かせるという意味で、辛く苦しい試練を乗り越えて、幸福は来るということを表しています。

本校には、梅の木は少ないですが、南校舎前には、学校のシンボルともいえる桜の木がたくさんあります。桜には、「休眠打破」という言葉があります。冬の厳しい寒気に晒されて初めて花芽が休眠から目を覚まし、そして陽気とともに一気に花を咲かせるというものです。きれいな桜の花には、厳しい冬の寒さが必要なのです。

高校生活において、失敗することや挫折することがあるかもしれません。しかし、それは、成功するための経験の一つです。きれいな花を咲かせるための、重要な経験なのです。

現在、南校舎の前の桜の木も、つぼみを大分膨らませ、花を咲かせようとしています。希望あふれた「令和」に向かって、あさか開成高校でそれぞれの花を咲かせる準備をしていきましょう。

 

Ⅰ期選抜に伴う生徒休業日

明日1月31日(木)は、Ⅰ期選抜が実施されます。

そのため、明日は、生徒は休業日となります。また、本日も午前中で放課しましたが、2月1日(金)、2月4日(月)も入試業務のため12時45分で放課となります。なお、2月5日以降は通常の授業となります。

1、2年生は、2月14日(木)より2月19日(火)まで、後期期末考査となります。1年間の締めくくりの考査ですので、この休業日を含め、計画的な学習をしてください。

全国高校総体スピードスケート競技、開始式

今週の火曜日22日に、郡山ユラックス熱海で、全国高校総体スピードスケート競技の開始式が開催されました。大会は、23日より26日まで、「いざ競え 思いを刻み 銀盤の世界へ」の大会スローガンのもと、全国の予選を勝ち抜いた選手たちによる熱戦が繰り広げられる予定です。本県からは、男女9選手が出場します。

その開始式で、本校の生徒会長の安齋麗(うらら)さんが、本県の高校生を代表して歓迎の言葉を述べました。歓迎の言葉では、東日本大震災時に全国の多くの人から支えられた感謝の気持ちや2020年のTOKYOオリンピックの野球、ソフトボール競技の開催に向けて準備を進めている本県の状況を伝えるとともに、この郡山大会から将来のオリンピックで活躍できる選手が出てきて欲しいと選手を激励しました。また、開始式に先立ち、郡山市内の高校生300名が合唱と管弦楽の合同演奏で選手を迎えました。そして、本校のバスケットボール部の女性生徒も、受付や開始式の補助など大会補助員として大会の運営を支えてくれました。

全国高校総体(インターハイ)は、運動部に所属する生徒にとっては、目標であり、夢の舞台です。この夢の舞台に集まった全国からの高校生を、地元の高校生が歓迎することは、とても意義のあることだと思っています。

本校の生徒、市内の高校生に感謝です。そして、大会へ出場する県内選手の活躍を祈念します。

Ⅰ期選抜の出願者数、決定

昨日、Ⅰ期選抜の出願が締め切られ、本校への出願者数は137名、倍率は2.74倍となりました。

昨年と比較しても、出願者数で19名の増、倍率で0.38ポイントの増です。例年にない、高倍率です。

本日の福島民報新聞には、倍率が高かった高校として福島南高校とあさか開成高校が載っていました。ともに、国際系の学科を持つ高校です。

国際情勢が不安定を増す中、また、オリンピック・パラリンピックを2020年に控える中、国際関係に興味関心を持ってもらえることは、大変嬉しいことです。直接外国人と接し意見を交わしてつくられる国際関係像は、報道や書物を通じて作られるものとは全く違ってきます。また、国際的な課題と向き合うことは、決して遠くの世界を考えることではなく、実は自分が住んでいる地域を改めて考えることにもつながってきます。価値観を変えれば、見えてくる社会そのものも違った形に見えてくるからです。今後は、誰にとっても便利な社会をつくることが大切です。しかし、その社会をつくるのがとても大変な作業です。だから、多くの人に考えてもらいたいと思っています。

受験生の皆さん、インフルエンザが流行しております。インフルエンザは予防が大切です。体調管理に気を付けて、万全の態勢で受験に臨んでください。

東京2020オリンピック・パラリンピック ディカウンターお披露目会

県のオリンピック・パラリンピックのホームページに、先日、赤木小学校で行われた東京2020オリンピック・パラリンピックのディカウンターお披露目会の様子が掲載されました。

掲載先は、「TOKYO2020ふくしま情報サイト ふくしまプラス2020」で、アドレスは「https://www.fuku-plus2020.jp/」です。「東京2020オリンピック・パラリンピックへGO GO GO!」でお披露目会の記事が掲載されています。

このホームページからも、国際部から紹介された美術部の栗原巳侑君の作品「歓喜の彩り」が見ることができます。

興味のある方は、是非ホームページをご覧ください。

 

センター試験、無事終了

19・20日と行われた大学入試センター試験が無事終了しました。本日は、センター試験を終えた3年生は自己採点となっています。

例年、「荒れるセンター試験」と言われ、大雪や吹雪に見舞われることが多いセンター試験ですが、今年は例年になく穏やかな天候でした。受験生にとってもこの上ない日和ではなかったと感じました。両日とも、朝の短い時間でしたが、生徒の激励のために女子大へ行ってきました。3年生の先生方は言うに及ばす、教頭先生、進路指導の先生も応援に駆けつけていました。最後の最後の神頼みと言うことで、それぞれの先生が縁起物を配りつつの応援をしていました。私も「きっと願いが叶いますように」とチョコレートを手渡し、激励をしました。

高校時代を思い出すと、私は共通一次世代で、3年生全員が飯坂温泉に泊まり込んでの試験でした。そのため、前日にバスで高校からホテルへ移動する前に出陣式があり、雪の中、裸足で応援団が、3年生に向かって激励をしてくれたことを今でも鮮明に覚えています。時は変われど、挑戦をしようとしている者の後ろには、必ず温かく応援する人がいるものです。

本日は自己採点日。当然のことではありますが、結果は数値として現れます。ここからは、この数値を見ながらの戦いとなります。

保健だより、1月号発行

本日、保健だよりが発行されました。

現在、県内ではインフルエンザが流行しており、16日には1地点あたりの患者数が警報レベルを超えたという発表もありました。県教委の発表では、高等学校の6学級を含め、小中高で60学級がインフルエンザにより閉鎖されているようです。本校でも、少しずつではありますが、インフルエンザ罹患の報告が出てまいりました。

そのため、保健だよりでは、1月の保健目標を「流行性感冒の予防(インフルエンザの予防)」として、インフルエンザの予防、罹患時の対応についての記事が組まれています。インフルエンザ対策には「予防に勝る治療はない」と言われており、予防を心掛けることが第一です。病原体の除去のための「うがい、手洗い」、病原体の侵入経路の遮断のための「マスクの着用」、「咳エチケットの実行」、個人の抵抗力の増強のための「体調管理」に気をつけるようにしてください。万が一、急な発熱、強い頭痛、また全身の痛みやだるさがあった場合には、必ず専門医の受診を受けるようにしてください。

昨日よりⅠ期選抜の出願、明日は大学入試センター試験と、本格的な受験シーズンに突入しました。受験生の皆さん、まずは予防を徹底しましょう。

Ⅰ期選抜、出願受付始まる

本日より高校入試のⅠ期選抜の出願が始まりました。

本日は、大安ということもあり、朝9時前より中学校の先生が願書を持ち事務室で待機している状態で、午前中いっぱい切れ目なく出願が続きました。

現制度での入試は今年度で終了となります。次年度からは、3月上旬に行われる前期選抜と3月下旬に行われる後期選抜となります。前期試験は現在のⅠ期選抜とⅡ期選抜を統合したもので、Ⅰ期選抜を後継となる特色選抜とⅡ期選抜と同様の一般選抜が同時に行われることになっています。前期選抜の大きな特色としては、志願者全員に学力検査を課すというところです。後期選抜は、現在のⅢ期選抜と同様の選抜となります。

現在、県内各地でインフルエンザが流行しております。受験生には、健康管理に十分気を付け、万全の調子で入試に臨んでほしいと願っています。

Ⅰ期選抜の出願は、本日より来週の22日(火)までとなっております。

センター試験直前指導

センター試験まで、残すところ2日となってきました。本日は、センター試験を受験する生徒88名に対しての直前指導が行われました。

進路指導部長より、センター試験での受験前日までの確認と受験当日での諸注意が行われ、生徒たちは緊張した面持ちで一つひとつ確認しながら聞いていました。

自分のことを振り返ると、この時期は、不安でなかなか勉強が手につかなかったことを覚えています。そのため、無理をして特別なことをやらず、普段どおりの生活をすることが大切だと思っています。しかし、普段どおりの勉強も手につかないのがこの時期です。この時期は、社会や理科などの科目の最後のまとめをすると落ち着いてできるのかもしれません。また、勉強の合間に気分転換のために軽い運動をすることも気持ちをリフレッシュする効果があります。試してみてください。

最後に体調管理は最も大切なことです。体調が悪ければ、自分の実力を十分に出すことはできません。万全の状態で試験に臨みたいものです。そのため、普段から十分な水分をとってください。また、手洗いうがいは忘れてはいけません。風邪防止のために、マスクをすることも必要かもしれません。また、栄養のある食事をとってください。

がんばれ、3年生。