あさか開成 校長雑感

校長より

中間考査、終了

本日、中間考査が終了しました。

ほっとしているでしょうが、ここからが大切なところでもあります。まず、しっかりと中間考査の反省をしてください。すべての出来事には原因があります。単にテストの出来不出来に一喜一憂するのではなく、できなかったことには「なぜ」の問いをしっかりと持ってください。そして、改善点を明白にして、後期期末考査に向けて第一歩を踏み出しましょう。

さて、本日の午後は、生徒・保護者に向けた栄養講話が開催されます。講師は、公立藤田総合病院の管理栄養士、公認スポーツ栄養士である山崎有理子先生です。

本校の栄養講話は、心身の健康のために必要な栄養についての専門的な知識を得ること、部活動、特に運動部に所属している生徒に対して適正な食生活を考える機会をあたえることを目的として実施されています。今回は1、2年生の運動部を中心に78名の生徒の参加希望が出ております。

先ほども書きましたが、すべての出来事には原因があります。なぜ記録が伸びないのか、なぜ走り負けるのかなどを考えたとき、精神的なことも一因としてあげられますが、精神を支える肉体が適正に機能できる状態になっているかを考えることも必要です。今回は、栄養面から心身の状態を考える機会としましょう。多くの部活動で、オフシーズンとなります。来春のインターハイ、コンクールを最高の状態で臨むためにも、身体づくりについて真剣に考えましょう。

演劇部、東北大会へ

考査中でしたが、先週末も各地で生徒が活躍しました。

演劇部は、11月23日(金)から25日(日)まで、とうほう・みんなの文化センターで行われた第72回福島県高校演劇コンクールに臨みました。結果は、見事、最優秀賞に輝き、来月12月21日(金)から23日(日)まで秋田市文化会館で開催される東北大会へ出場することになりました。今年度は、演劇部とは相性が合わず、春の発表会、コンクール地区予選と出張が重なり、観る機会を失っていました。やっと、今回足を運ぶことができました。高校演劇の素晴らしさは、演じる者の直向きさ、一生懸命さだと感じています。観る者も、その直向きさ、一生懸命さに応え、一緒に舞台を創ります。県大会の出場校は、すべての作品が素晴らしかったです。

また、バドミントン部も、女子団体、個人が、11月21日(水)から23日(金)まで、あづま総合体育館で行われた新人体育大会県大会に臨みました。結果は、団体はベスト8に輝きました。あと一歩で東北大会の出場権は逃したものの、見事な成績を残しました。

演劇部、バドミントン部ともに、考査中の大会参加、大変ご苦労様でした。

本日からの考査、頑張れ。

考査前半、終了

昨日は、県立学校長会議で終日学校を離れていましたが、無事中間考査が始まりました。

本日は、中間考査2日目。生徒から今回の考査の一番の山場だという声が聞こえてきました。理由は、考査後半の科目は三連休を挟むためにその間に勉強できるが、考査前半の、特に2日目の科目の勉強のやりくりが難しいということでした。

計画的に学習を進めるということは、言うことは簡単ですが、実際それを実行することは大変なことです。先日もお話ししましたが、分かり始めると「あれも、これも」と気付き始めます。勉強時間はいくらあっても足りなくなってしまうのです。まずは、まとめには非常に時間がかかることを知ることが大事ではないかと思っています。特に、部活動をやっている者は、時間がかかるからこそ、普段の生活の中で、部活動と勉強の両立をどのように図っていくのかを本気で考える必要があります。少しでも空いている時間をあれば、その時間に勉強をする習慣をつけること、「ながら勉強」をせず集中力をもって勉強することなどが大事ではないかと考えます。時間に支配されず、時間を有効に使える人間になりたいものです。

明日は、金曜日ですがサタデースクール(学校開放日)です。生徒の皆さん、考査後半に向けて全力を向けてください。

頑張れ、「You can do it」

明日より後期中間考査

いよいよ後期中間考査が、明日21日より始まります。生徒の皆さん、準備は万端に整っているでしょうか。

後期中間考査は、連休を挟んで、27日まで続くことになります。考査期間中は、遅くても13時にはすべてのテストが終了します。生徒は普段よりも早く帰れることになりますので、ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

2、3年生については、すでに第二外国語や実習を中心とした一部の科目の試験が昨日より実施されています。生徒の皆さん、少し長めの考査期間にはなりますが、集中力を切らさないようにしてください。

生徒からは、「もっと時間が欲しい」「時間が足りない」という言葉を良く聞きます。その言葉を聞く度に、少しだけうれしくなります。何かを取り組みはじめ、少しでも分かり始めると「これも、あれも勉強しないと駄目だ」と気付き始めます。つまり、分かり始めることがなければ、時間が必要なのかどうかも分からないのです。そのため、「時間が欲しい」という言葉を聞くと、何かを分かり始めたなと感じることができるので、少しだけうれしくなります。しかし、「少しだけ」というのは、そのことを考査期間ではなく、普段の生活の中で分かって欲しいという欲張りな願いです。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。そして、過ぎた時間は決して返ってくることはありません。もしかしたら、この平等に与えられた時間をどのように使うかを学ぶところが学校かもしれません。

頑張れ、あさか開成生、「You can do it」

生徒の活躍

考査1週間前ではありますが、先週末も生徒が活躍しました。

11月17日(土)~18日(日)、本校JRC委員会の生徒5名が、いわき新舞子ハイツで行われた平成30年度福島県高等学校青少年赤十字連絡協議会秋季総会・活動発表大会へ参加してきました。参加した生徒は3年生の西條萌さん、遠藤虹心さん、稲毛真桃芽さん、2年生の安田百花さん、松本彩さんの5名で、活動発表大会の成績は優良賞でした。今年度は、7月の西日本豪雨、9月の台風21号、北海道胆振東部地震、そして10月の台風24号と大きな自然災害が立て続けに起きました。JRC委員会では、被災地に向け、自分たちがどのようなことができるかを考え実行してきました。募金活動についても、「1円募金」という形で自分たちの財布から出しやすい金額に設定し、「何のために」ということで壁新聞を作成して募金の意味を全校生徒に理解してもらうように努力していました。そして、従来どおりの募金集めだけでなく、全校生徒から励ましの言葉を集めモザイクアートを作成し、雑巾ととともに送ったことなど、「今何ができるか」を考えて行動していたことを思い出します。今回の発表は、その1年間の足跡を「あさか開成Sprits ~JRC委員会の取組~」としてまとめたものです。

惜しくも最優秀賞は取れなかったものの、今年度のJRC委員会の活動は大変立派だったと感じております。また、西條さんと遠藤さんは、この大会では県役員としても、司会・報告の運営から準備・後片付けまで幅広く活動してくれたようです。

生徒の活躍に感謝です。

Ⅰ期選抜募集要項、アップロード

今週の初め、11月12日(月)、本校のⅠ期選抜募集要項・志願理由書が本校ホームページにアップロードされました。本格的な入試シーズンの始まりです。

平成31年度の県立高校Ⅰ期選抜は、来年の平成31年1月17日(木)から1月22日(火)まで出願受付を行い、平成31年1月31日(木)には面接や実技等の試験が実施されます。

話は少し変わりますが、1年生のみなさんは、昨年のこの時期は、志望校を決定し、進路実現に向けて直向きに頑張っていたのではないでしょうか。不安に潰されそうになりながらも、自分を信じ、地道な勉強をあきらめず継続していたはずです。このような時期は、人生において非常に大切な時期でもあります。自己と対話し、自分自身の課題を見つめ、その課題を乗り越えるために様々な挑戦を繰り返します。その体験を経て、本校に入学してきました。2年生が3年生0学期ならば、1年生は2年生0学期です。2年生は、充実の学年とも呼ばれ、高校時代の中で一番あらゆることに挑戦できる時期でもあります。何を求め高校に入学したのかを思い出してください。充実した2年生を送るためにも、この中間考査を機に、将来について考え、自己との対話をもう一度始めてください。本校は、君たちの未来を切り開く、多くのプログラムを用意しています。

がんばれ、1年生。

2年生、分野別進路ガイダンス実施

本日は抜けるような青空が広がり、暖かい日となりました。小春日和とはよく言ったもので、穏やかな一日となりました。来週からは日本上空には寒気が入るということですので、中間考査を控える中、体調管理をしっかりとしていきたいものです。

2年生は、修学旅行が終わり、切り替えの時期です。本日は、分野別の進路ガイダンスが開催されました。3年生0学期の始まりです。この中間考査を機に、自分自身の進路実現のためのプランづくりを始めましょう。ちなみに、大リーグで新人賞を獲得した大谷翔平選手は、高校時代に、60歳過ぎまでの自己の未来年表を作成し、それに近づくために、今、何が必要かを考えていたそうです。また、過日のボッチャ協会の村上光輝氏も「何をどのようにしたのかを具体的に表現できれば、自ずと協力者が出てくる」と言っていました。目標づくり、そのための具体的な方策づくり、そして最後は継続的な努力が進路実現には必要不可欠です。自覚を持ち、前へ進みましょう。私たちは、君たちの進路実現のため、全力で応援します。

がんばれ、2年生。

中間考査、1週間前

後期中間考査が来週の21日(水)より始まります。

考査1週間前より職員室の立ち入りが禁止されるので、恒例の職員室出入り口で「先生に質問があります」という声が聞こえ始めました。また、放課後は、教室ではお互いに問題を解き合っている様子も見られるようになってきました。私は、この時期の通常とは少し違った活気が大好きです。

前期、思い通りの力が出せなかった生徒は、前期の反省を活かして、計画的な学習に取り組むことを期待します。本校は前後期の二期制なので、中間考査がひとつの大きな区切りであることを意識し、学習に取り組んで欲しいと思っています。

また、この時期は、3年生の大学・短大の推薦入試が山場を迎えようとしています。昨日も、3名の生徒が校長室を訪れ、「明日試験に行ってきます」と挨拶に来ました。

この時期、推薦入試に臨む生徒は、中間考査を控えて、気が気ではないかもしれません。しかし、推薦入試は、その生徒の高校時代3年間の足跡を見ながら総合的な人間力が試される試験です。直前の付け刃の学習を見るものではありませんので、どっしりと構えて、3年間本校で学んだことに自信を持ち、正面からぶつかってきて欲しいと思っています。

がんばれ、3年生。

11月の花、第2弾

11月の花、第2弾は、授業「日本の伝統文化」の韓国からの留学生のソンくんの作品です。

白に紫の縁取りが入ったフリルのような花びらを持つカーネーションと紫色のウチョウランの組み合わせがとても素敵な作品になっています。ハランが広がりを出すとともに、ユーカリがちょっとした面白さを出し、とても良いアクセントになっている作品です。

ユーカリは、オーストラリア原産の常緑性の高木です。オーストラリアには、多くのユーカリが自生しています。葉の色はいわゆる緑ではなく銀灰色と呼ばれ、シルバーがかった綺麗なグリーンの色をしています。ユーカリと言えば、コアラが食すイメージがありますが、この品種は残念ながらコアラは食べることはありません。コアラが食べる品種は「プンクタータ」などの限られた品種だけです。

今週も、生徒に感謝です。

先週末も生徒の活躍

先週末も、各地で生徒が活躍しました。

11月9日(金)、世界水族館会議に合わせて本校と白河旭高校の生徒14名が、いわき市のアクアマリンパークで、本県のPR活動を行ってきました。アクアマリンふくしまでは、11月5日より、世界の水族館関係者らが集い、海洋汚染問題や飼育環境などについて考える「第10回世界水族館会議2018福島」が開催されており、会議には米国や中国、フランスなど35カ国から水族館職員や海洋研究者ら約500人が参加しておりました。生徒たちは、その参加らに本県の魅力を伝えるとともに、2020年に本県で東京オリンピックの野球とソフトボール競技が実施されることなどを英語で説明してきました。

また、11月10日(土)には、2年生の池田綾乃さんが、仙台市の宮城調理製菓専門学校で行われた平成30年度牛乳・乳製品利用料理コンクール東北大会に臨みました。池田さんは、過日の県大会で「チーズたっぷりいかにんじんチヂミ」で上位2名に与えられる東北大会出場権を獲得しております。東北大会での結果は優良賞でしたが、食物系学科ではない高校でこの成績は大変立派なものだと感じております。この作品のヒントは、韓国からの留学生ソンくんとの会話の中からヒントを得たもので、国際科学科らしい作品となっています。

それぞれの生徒の活躍に感謝です。

充実した国際理解・国際交流発表会

昨日、11月8日(木)、国際理解・国際交流発表会が無事終了しました。それぞれがとても充実した内容の発表を行いました。

国際理解・国際交流発表会は、今年度の総合的な学習の時間での国際理解講座をとおして学んだことを手がかりとして各学年でより理解を深めたもの、国内外の各種研修やセミナーに参加して感じたことや、得たものを、発表する場です。今年度は、Global Spirits(海外研修関係)で7本、Creative Spirits(校内学習)で4本、Human Spirits(ボランティア・交流関係)が3本の計14本の発表がありました。1年生から3年生まで大変立派な発表を行いました。発表された生徒の皆さん、連日放課後の発表原稿及びプレゼンのまとめ、また当日の発表、大変ご苦労様でした。大いに感動しました。

午後は、日本ボッチャ協会強化指導部長の村上光輝氏による講演会「ボッチャから得たこと」が実施されました。この講演では、いろいろなことを学びましたが、私が気になったことを2つ書きたいと思います。1つめは、障がい者の接し方ではイメージ(固定概念)による配慮が時には迷惑と感じる場合もあることをお聴きしました。これは、あらゆる人、国と交流する場合に言えることだと感じました。従来より途上国への支援の仕方については議論が出ており、単にお金を与えたり、工場を作ったりすることではなく、人材の育成をすることが求められているといわれています。今何が必要なのかを相手と話し合い、長期的な視野に立って支援をすることが必要なのではないかと考えます。2つめは、自分から表現することの大切さと表現すれば必ず誰かが助けてくれるということです。ボッチャ競技もリオパラリンピックで銀メダルを取りましたが、他の競技と比べてまだまだ知名度は低く、大会を開催するにも車いすの参加者の対応もあり、会場までの移動、トイレの問題など多くの苦労があるということでした。しかし、何をどのようにしたのかをきちんと表現・発信すれば、必ず周りに協力者が出てくるということでした。本校でも、多くの自主研究班があり活動をしております。自分たちの考えをまとめ、しっかりと周りに伝えれば、多くの協力者が現れるかもしれません。

知は、管理したり、独占したりしれば、それは「閉じられた知」「死んだ知」になってしまいます。知は、多くの人が共有することで「活きた知」となります。本校においても、すべての人間が国内外の研修に行けるわけではありません。この国際理解・国際交流発表会は、そのような研修をつうじて得られた知を共有するために設けられた場だと考えております。この発表会をとおして、知が共有され、新たなる課題の解決へ挑戦する人間が生まれることを期待します。

最後に、この発表会に、お忙しい中、来校していただいた多くの保護者の皆さまに、感謝いたします。

11月の花

11月の花は、授業「日本の伝統文化」の3年生の山本采奈さんの作品です。

淡い黄色のガーベラと鮮やかな黄色のオンシジュームの組み合わせが、とても印象的な作品となっています。そして、ハランとサンゴミズキで高さを出し、ガーベラとオンシジュームを際立たせています。

ガーベラは、春と秋に花が咲く多年草です。乾燥した環境に強いので、野草として見かけることが多い花でもあります。小さく細長い花びらを水平に咲かせる花姿が特徴で、様々な色や形をした花びらの陽気さ、力強さは、その場にいる人たちの気持ちを明るくさせます。私の好きな花の一つでもあります。

11月も生徒に感謝です。

明日は、「国際理解・国際交流発表会」です。本日も、放課後、生徒たちは直前のリハーサルをしております。明日の発表がとても楽しみです。

高校説明会、終了

本日、清陵情報高等学校で、郡山地区の県立高等学校の合同説明会が開催されました。県中地区を中心とした中学校77校に対して、現在の本校の概況及び入学者選抜の概要について説明をしてきました。これで今年度、6月から始まった中学校側に対する高校説明会もすべて終了することになりました。これより入学者選抜の業務が本格的に始まることになります。

今年度は、前半(6月~7月)が15校、後半(9月~10月)が12校、計27校の中学校の高校説明会に参加してきました。昨年度は24校でしたので、3校増加したことになります。説明会では、本校が国際科学科であることから、オーストラリア研修、修学旅行等で積極的に海外の人々との交流をすすめ異文化理解を図っていること、また国内での各種セミナーにも積極的に参加して同世代以外との交流をとおして諸課題への理解の深化を図っていることなど、知を学校に閉じられものではなく、開かれたものとして考えているという本校の基本的な知に対する考え方を説明してきました。

この各種研修等で得てきた知を発表する「国際理解・国際交流発表会」が11月8日(木)に開催されます。今年度も、多くの生徒が国内外の研修・セミナーに参加してきました。どのような知を得てきたのか、今から楽しみです。

保護者の皆さまにも、お時間があれば、是非とも生徒の発表をお聞きしていただきたいと思っています。

県高等学校英語プレゼンテーションコンテストで優秀賞

先週の土・日も、各地で生徒が活躍しました。

11月4日(日)、福島市の福島テルサで第3回福島県高等学校英語プレゼンテーションコンテストが開催され、本校2年生チームが優秀賞(第2位)となりました。このコンテストは、県教育委員会が主催するもので、日本や世界で問題、国際理解・国際協力、ふくしまの復興や将来像等に関する自分たちの意見や考えを英語でプレゼンテーションすることで、社会問題に関する理解を深めるとともに、英語による発信能力の向上やグローバル人材の育成を図ることを目的として実施されているものです。1チーム3名の構成で、1校あたり2チームまでの出場となっており、本校からは、1年生チームと2年生チームの2チームが参加しました。2年生チームの出場者は、2年2組の亀山京玖さん、2年3組の瀬谷百加さん、2年5組の根本桃花さんで、それぞれが海外での研修、留学をした経験があり、それぞれの地で感じたこと、学んだことを、今後の福島県の復興に役立てたいとまとめたものが今回の発表でした。また、1年生チームも、オーストラリア研修での経験を一生懸命発表してきました。

また、ソフトテニス部が11月2日(金)より県高等学校新人体育大会に臨みました。男女団体とも県大会の出場権を獲得しておりましたが、地区大会では女子団体が3位と健闘しました。しかし、県大会では、男子団体が地区大会での悔しさを挽回すべく奮闘をみせ、ベスト16まで進出することができました。女子団体は、残念ながら、2回戦で惜敗してしまいました。

それぞれの生徒の活躍に感謝です。

短期留学生、異地区間交流留学生との別れ

本日で、短期留学生と異地区間交流留学生の5名の本校での全プログラムが終了し、それぞれの地へ帰ることになりました。

短期留学生の3名は、10月10日の午前中のオリエンテーション後、午後からは1年生のクラスに配置され、約1ヶ月間、1年生と同じ授業を受け、遠足などの行事にも参加し、学校での生活をともにしてきました。また、異地区間交流留学生の2名は、今週1週間という短い期間ではありましたが、2年生のクラスに配置され、2・3年生と学習・生活をともにしてきました。

毎年感じることなのですが、留学生の学校生活に馴染んでいく適応力の高さ、日本語や日本文化を吸収しようとする情熱、直向きさには驚かされます。

今週は、留学生とのお別れ行事が続きました。昨日は、1年生全体でホームルームの時間を活用して、スポーツをとおしての送別会が行われました。そして、放課後は国際部主催のDance Party による送別会も開催されました。また、本日は、5名の留学生より全校生徒へお別れのあいさつがあり、口々に、留学中、交流中の生活が楽しかったこと、本校生徒が優しく、かっこよかったことが述べられました。長短の差こそあれ、生活習慣の違う見知らぬ地で不安と闘いながらも、本校生との交流の中で、本校でしか味わうことができないものを感じ取ってくれたのではないかと感じております。

最後になりますが、今年度も、5名の留学生すべてが、生徒のご家庭にホームステイしました。ホストファミリーになられたご家庭のみなさま、大変お世話になりました。今回のホームステイに対して感謝を申し上げるとともに、今後も本校の国際交流事業に対するご理解、ご協力をお願いいたします。

ハロウィーン

昨日は、ハロウィーンでした。

ハロウィーンとは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているお祭りのことで、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったと言われています。現代では、特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなり、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を「Trick or treat」と唱えて訪れてお菓子をもらったりする風習となりました。

本校でも、外国語会話部が中心となり、ハロウィーンを祝うとともに、校内に「ジャック・オー・ランタン」を飾ってくれました。年中行事は、日本、海外問わず、それぞれ日々の生活と深く密着したものです。お祭りを楽しむとともに、日本と海外のお祭りの類似性や相違点を考えることも、異文化理解につながると考えています。

支援学校との交流、盛況のうちに終える

郡山支援学校との交流活動が、27日(土)の公開文化祭「四つ葉祭」でのグランドフィナーレで盛況のうちに終了しました。

27日の公開文化祭には、本校より15名の生徒がボランティアとして参加し、生徒の活動の介助をしました。そして、最後のグランドフィナーレでは、25日同様、本校よさこい部の生徒と支援学校の生徒が、一緒に踊りを楽しみ一体感を味わいました。本校の生徒も支援学校の生徒も、1つのことを成し遂げた達成感を感じたのではないかと思っております。

本校は、多様な人々と結びつき、それぞれの良さを認め合い、ともに豊かな社会づくりをするために協力し合えるような人間性を育むことを大きな目標としています。中学校での高校説明会では、中学生に「何のために学ぶのですか」という問いかけをしています。学ぶことの本質は、テストで良い点数をとることではありません。社会や他者に対する理解を深め、学びを豊かな社会やよりよい生き方に結びつけ、行動することに意義があります。例年、オーストラリア研修や台湾への修学旅行を実施しているのは、単に語学力を向上させるためだけではありません。異文化を感じ取り、自己と他者の違いについて考える機会を設けるためでもあります。そして、共生社会実現のために、どのような行動をすればよいのかを考えて欲しいのです。ボランティアを推奨しているのはそのためでもあります。

郡山支援学校とは、今年度だけでなく次年度以降もいろいろな形で交流活動を行いたいと考えています。郡山支援学校の郷家校長先生及び教職員のみなさん、そして生徒のみなさん、今回の交流活動、ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。

 

10月の終わりの花

10月の終わりの花は、昨日も紹介した異地区間交流で本校に来ている留学生のトムくんとプーくんの作品です。

2人の作品とも、使っている花材は一緒で、白く縁取られた濃いピンク色のカーネーションと淡いブルーのアゲラタムを、クリスマスでよく使われる銀香梅とモンステラで囲み、サンゴ水木で高さを出した作品です。トムくんとプーくんの違いは、モンステラの使い方です。トムくんは、高さのあるモンステラを使い、より力強さを出しています。プーくんは、カーネーションのバックとしてモンステラを使用し、カーネーションの色合いを強調しています。2人の作品とも立派です。

10月の終わりは、留学生に感謝です。

 

本日より異地区間交流プログラム開始

本日より、異地区間交流プログラムとして愛知県の高校に通っている外国人留学生を2名受け入れることになりました。

異地区間交流プログラムとは、長期・半期留学生として日本に来ている外国人留学生に対して、1週間程度他地区での生活を経験させることにより日本への理解の深化と交流の促進は図る目的で実施されているものです。本校在籍のソンくん、ヒメナさんは10月20日より1週間、京都の橘高校へ行き、交流活動を行ってきました。本校に来た留学生は、フランス人のトムくんとタイ人のプーくんです。

2人は2学年に配置されました。2年生の皆さん、積極的に2人と交流をしてみましょう。

 

家庭科で栄養講座「日本の食文化を知ろう」実施

本日は、3年生で実施している家庭科の講座である「食文化」と「生活福祉」の生徒26名を対象として、栄養講座「日本の食文化を知ろう」が開催されました。講師は、船引小学校の栄養教諭志賀敦子先生です。

まず、志賀先生より、和食についての基礎知識を学びました。私が、特に関心を持ったことは、和食は日本の伝統行事と関連が深いということでした。おせち料理、柏餅・ちまき、土用の丑の日のウナギ、冬至カボチャ、年越しそば等、食が生活の一部として息づいております。また、四季という季節を持ち合わせる日本だからこそ、食と伝統行事、季節が合わさり、移りゆく時の流れをあじわう文化ができたと感じました。世界的に人気になっている和食。しかし、和食だけを考えるのではなく、食と伝統行事を組み合わせて考えて、季節の行事を楽しみながら、これらを後世に残すようにしたいものです。最後に、生徒の皆さん、朝食はしっかりと食べるようにしてください。

その後、生徒たちは郷土料理作りへ挑戦しました。挑戦した郷土料理は、「こづゆ」と「キャベツ餅」です。

志賀先生、大変ありがとうございました。