あさか開成 校長雑感

校長より

池田さん、優秀賞へ

昨日の放課後、うれしい報告があった。

第39回牛乳・乳製品利用料理コンクール県大会に参加していた2年生の池田綾乃さんが校長室を訪れ、東北大会への出場が決定したという知らせを届けてくれた。今大会は、牛乳や乳製品を活用した創作料理によるコンテストで、予選では高校生や大学生約500名の応募があったようである。本校からは、池田さん、3年生の白岩結菜さんの2名が、見事、書類審査を通過し、10名でたたかう県大会へ臨んでいた。池田さんの作品は「チーズたっぷりいかにんじんチヂミ」で、現在韓国から来ている留学生のソンくんとの会話の中からヒントを得て作品を考案したようである。国際科学科らしい作品だと考える。池田さんには、11月10日に仙台で開催される東北大会での活躍に期待したい。3年生の白岩さんは、惜しくも優良賞と東北大会にはあと一歩届かなかったが、その健闘を称えたい。

池田さん、白岩さんの活躍に感謝である。

 

秋季短期留学生

昨日より短期の外国人留学生3名を受け入れることになった。

受入期間は11月2日までの約1ヶ月間である。昨日は、3名の留学生に対してのオリエンテーションを実施した。本日より、本格的に授業に参加することになる。

外国人留学生の3名は、ハンガリーから来たタマショ・パンナ・ドロチアさん、フランスから来たコルドバール・ジャン・ポールくん、アルゼンチンから来たウィニアス・アグスティナ・イレアナさんである。所属クラスは1年生となっており、基本的には所属クラスの時間割どおりに授業を受けることになる。また、明日11日には、留学生歓迎レセプションが計画されているようである。

1ヶ月間という短い時間ではあるが、生徒たちは交流を深め、毎年、最終日は涙、涙の別れとなる。今年は、1年生がどのような交流を深めるか、楽しみである。

バドミントン部の頑張り

バドミントン部は、5日(金)から7日(日)まで、郡山総合体育館で、高等学校新人体育大会県中地区大会に臨みました。今年度のインターハイ県中地区大会では、団体は男女とも県大会進出を逃しており、その雪辱を果たす大会となりました。また、今までチームを引っ張ってきた3年生が抜けた後、1、2年生がどのような試合をするかが楽しみな大会でもありました。結果からいうと、女子団体は3位と奮闘しました。準決勝は郡山商業高校との対戦でした。各試合拮抗した戦いだったものの、最後の1点が遠かった試合だったと感じております。この試合から学んだものは大きいと思います。県大会へ向けて課題の克服に取り組み、1試合でも多く、戦ってきて欲しいと願っています。そして、男子は負けはしたものの、大きな一歩を踏み出したのでないかと考えています。

PTA役員会・合同委員会、開催

本日、第2回のPTA役員会・合同委員会が開催されました。

役員会には川名会長以下12名の役員の方々、そして合同委員会には役員に加え15名の学年委員の方々の出席のもと平成30年度中間報告等が行われました。

健全育成委員会からは登校指導の様子、進路対策委員会からは大学視察の様子、調査広報委員会からはPTA会誌の編集・発行について報告がありました。学校からは、次年度のPTA総会の日程、次年度予算の編成についての説明がありました。特に、次年度予算については、国際交流基金の補助の増額や冷房費の県費負担についての説明が行われました。

役員、合同委員の皆さまには、ご多用の中、参加いただきまして誠にありがとうございました

朝の登校指導

昨日10月3日より5日まで、生徒指導部とPTA健全育成委員会で、衣替えに合わせて、朝のあいさつ運動と兼ねて登校指導を行っています。多数のPTAの皆さまの協力に感謝申し上げます。

本校は、郡山の中心部の少し奥まったところにありますが、裏道として利用する道路沿いにあるため、道が狭い割に非常に交通量が多いという特徴があります。そのため、学校周辺には交通危険箇所がいくつか存在します。この登校指導には、保護者の皆さまにも、実際に危険箇所を見ていただき、その危険さを認知していただくという意味合いもあります。学校では、自転車事故は命に関わる大きな問題として捉えています。学校では、交通安全教室を開催し、また、集会のたび、また事故が起きるたびに、生徒に対して自転車の乗り方についての注意喚起を行っていますが、まだまだ全員の生徒の心には届いていないというのが現状です。家庭においても、自動車を運転する保護者の目から見た、高校生の自転車運転の危うさについて、お話をしていただきたいと思っています。

栗原くん、大賞へ

美術部の3年栗原巳侑(みう)くんが、第13回西会津国際芸術村公募展2018で青少年の部で大賞を受賞しました。栗原くんは、8月にも紹介しましたが、今年度の全国高等学校総合文化祭で、福島県美術部代表として作品を出品し、長野県で全国の美術部の生徒と交流を深めてきた生徒でもあります。

栗原くんの作品は「イキモノとバケモノ」で、3つの頭と4つの前足と2つの後足を持った得たいの知れない犬のようなモノが空間に落ちていく作品でした。絵の解釈はあまり得意ではないので、別の側面から感じたものを書きたいと思います。題名についてです。なぜ、「生き物と化け物」または「いきものとばけもの」ではなかったのか。具体例を出しましょう。「薬」と「クスリ」を比べた場合、どのような印象を受けるでしょうか。「薬」は身体に効きそうですが、「クスリ」は身体にとっても悪そうに見えませんか。そのような効果を狙ったものではないかと考えます。カタカナを使うことによって、不確かさな属性を強調し、より感覚的な心理的な側面を強調したかったのではないでしょうか。

西会津国際芸術村は、廃校となった山あいの木造校舎の特性を生かし、芸術を通した文化交流活動を行っており、芸術家を目指す青少年や美術愛好家から絵画を公募し、作品発表の場を提供しています。青少年の部大賞受賞者には、次年度の東京巡回展での個展開催権を授与しているようです。

お時間があれば、会津の秋の紅葉を楽しみながら、栗原くんの作品を鑑賞してください。公募展の作品展示は、今月の14日まで、時間は午前10時~午後5時まで、同芸術村で行われています。

ちなみに、次の作品は、校内文化祭での栗原くんの作品です。

平成30年度、後期スタート

まず始めに、今回の台風24号で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

昨日より、10月に入りました。学生服やブレザーを着て登校する生徒の姿をみて、改めて季節が変わったことを認識させられました。めっきり朝晩は寒くなってきました。暑くて嘆いていた夏がとても恋しく感じられます。

10月8日は、二十四節気の一つ「寒露」です。見上げれば、学校のイチョウも少しずつ色付き始めてきたように感じられます。寒露とは草や花に冷たい露が結ぶことです。この頃は、秋の長雨も終わり、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。稲の収穫が本格化し、果実や木の実など山の幸にも恵まれた季節になります。読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と言われ、何事にもじっくり取り組める季節になってきました。

本日より平成30年度の後期がスタートしました。後期の始まりにあたり、前期と同じく「挑戦」することの大切さを話しました。どんなに小さなことでも、失敗を恐れず、果敢にチャレンジすることは素晴らしいことです。この秋が、君たちにとって実りの秋になることを期待します。

校内文化祭、開催

本日は、午前中は校内文化祭、午後は前期終業式と、大きな行事が続いた1日となった。

午前中、第1体育館で開催された校内文化祭では、体育館後方に展示コーナーが設置され、日本文化部、オイガ部、美術部の作品が展示された。また、ステージ上では、音楽部、フラ・タヒチアンダンス同好会、よさこい部、そして個人のダンス等の発表が行われた。

文化祭とは、本来、学習活動の成果を総合的に活かし、その意欲を一層高めるために行われるために行われる活動であるが、本校では、学習発表会の場として11月の国際理解・交流発表会を設けている。そのため、本校の校内文化祭の趣旨としては、文化部や文化的な活動をする個人の発表や展示をとおして、その活動の活性化を図るとともに、豊かな心を育み、健全な人間形成をすると謳っている。運動部は、地区大会、県大会と試合数も多く、近くの体育館やスタジアムで行われたりすることもあり、その活動を目にする機会は多い。しかし、文化部の活動は、一部の活動を除いて、生徒が目にすることは少ない。日本文化部、オイガ部、美術部などの作品が展示される機会を持つことは、とても良いことではないかと感じている。休憩の間に、多くの生徒・先生が展示コーナーを運んでいるのを見て安心をした。発表では、音楽部、フラ・タヒチアンダンス同好会、よさこい部の発表は、さすがだと思った。全校生徒が見入ってしまう瞬間をつくり出すことができるのである。また、個人の発表では、生徒のいろいろなタレントを見させていただいた。このような機会により生徒のより深く理解できるではないかと感じている。

連休中の生徒の活躍

3連休の間、各地で生徒が活躍しました。

まず、剣道部です。剣道部は、22日(土)から23日(日)まで、西部体育館で、高等学校新人体育大会県南地区大会に臨みました。今年度のインターハイ県大会では、女子団体はベスト8まで勝ち上がっており、精神的な支柱である3年生が抜けた後、1、2年生がどのような試合をするかが楽しみでした。結果からいうと、女子団体は3位と奮闘しました。準決勝は優勝した白河高校との対戦でした。この試合から学んだものは大きいと思います。何ができて、何ができなかったのかをしっかりと考え、県大会へつなげて欲しいと思っています。そして、1年生で臨んだ男子も、負けはしたものの、大きな一歩を踏み出したのでないかと考えています。

そして、女子バレーボール部です。バレーボール部は、22日(土)から23日(日)まで、三春体育館を中心に、県南総合バレーボール選手権に臨みました。この大会は、来年の1月に行われる新人戦のシードを決める大切な大会です。今年度バレーボール部は、夏休みに県外で大規模な合宿を行ってチーム力の強化を図ってきました。剣道部と同じく、今まで軸となってきた3年生が抜け、自らが中心となり、どのような試合運びをするかが試される大会となりました。結果は準優勝と見事な成績を残しました。選手にとっては大きな自信になったのではないかと考えます。しかし、ここからが勝負です。高いレベルでの課題解決に向けて頑張ってほしいものです。

最後に、22日(土)、二本松のJICA二本松で行われた「ふくしまグローバルセミナー2018」に3年生を中心に14名の生徒が参加してきました。この催しは毎年開催されているもので、本校の国際理解・交流のリーダーを育成するために活用している外部団体主催のプログラムの1つです。SDGsによる学校共通目標による研究が始まって3年目、今年は、自分たちの研究をまとめ、福島環境フォーラム等の外部団体の催しで発表する生徒もおり、国際理解に対する生徒の研究・発信力も順調に伸びてきていると感じています。参加した生徒からは、ラオスでの学校づくりから見えてきた貧困の話、障がい者を支援するためにマレーシアに行った人が真の支援の在り方に気付いた話などの報告がありました。今年も生徒たちに大きな問題意識ができた1日となりました。また、23日(日)には、外国人留学生のソンくんも参加してきました。

次期生徒会役員、決まる

21日(金)、7校時目、第1体育館において、生徒会役員立候補者による立会演説会、そして各教室に戻り、各クラスの選挙管理委員の立ち会いの下、投票が行われました。その後、選挙管理委員による開票作業が行われました。

今回選出される生徒会役員は、平成30年度後期から平成(?)31年前期までの任期となります。次年度は、3年に1度の公開文化祭「凛優祭」の年となりますので、充実した1年になることは間違いありません。計画的かつ継続的な活動することを期待したいと思います。

今回選出された生徒会役員の生徒たちは次のとおりです。

 会 長 安齋 麗(うらら)

 副会長 佐藤 和世

  〃  遠藤 颯人

 書 記 池田 綾乃

  〃  安藤 蓮

 会 計 阿部 茉弥

  〃  吉田 光輝

会長の安齋さんからは、「生徒会行事をとおして誇りが持てる学校にしたい。また、夢が持てる、また夢が実現できる学校にしたい。今までの生徒会の強みを活かすととともに、改善すべきところは強い意志を持ち改善する。」と抱負が述べられました。

頑張れ、あさか開成高等学校生徒会。