校長より
こおりやまスイーツ街道③
日本文化部の生徒より、日曜日は、大いに賑わったという話を聞きました。お忙しい中、本校の日本文化部のブースにお出でいただいた方々に御礼申し上げます。
なぜ、国際科学科の本校で、和菓子づくりですかと聞かれるかもしれません。
本校では国際関係の学校です。英語だけでなく第二外国語を学べる機会を持っています。この夏、生徒とともに韓国を訪問した際には、生徒たちが韓国語をすらすらと話していることにとても感動しました。異文化を理解する際に、とても有効な手段がコミュニケーションをとることです。現地の言葉を話すことができれば、理解度もずっと大きくなります。しかし、言葉は手段であることを忘れてはいけません。英語や現地の言葉が話せればベターですが、マストではないのです。自分の文化を大切にし、相手の文化を尊重する態度が大切なのです。
私は、言葉を探究することと、食を探究することは、非常に似ていると感じています。
言葉や食は、文化の一部を成しており、ともに文化の大きな要素となるものです。そのため、ある民族の食や言葉を本当に理解するためには、バックグランドにある文化そのものを理解しなければ、本当の意味で分かったことにはならないのです。自分や相手の言葉や食の奥にあるもの、その民族が持つ文化を大切にしようとする心が必要だと思っています。
例えば、「夏」という言葉を考えてください。日本人にとっては、非常に蒸し暑く、暮らしづらい季節という印象はないでしょうか。(生徒たちは、「夏休み=楽しみ」という考え方をするかもしれませんが。)しかし、外国人、特にヨーロッパの人々は、夏という季節は、寒くなく、日が長くて、快適であると思っている人も多いようです。確かに、日本では「行く春や」といい、春が終わるのを嘆きます。しかし、ヨーロッパでは、夏が過ぎていくことを嘆きます。ボードレールは「さらば、私たちの短過ぎる夏の鮮烈な光よ」と詠んでいます。ですので、言葉の意味だけを理解し、日本のイメージで話をすると、とんでもない間違いをしてしまうことがあるのです。
食も同じようなことが言えます。以前にも紹介しましたが、例えば、日本には、こどもの日、端午の節句に柏餅を食べるという習慣があります。柏餅を端午の節句に食べる由来は、柏餅の特徴である柏の葉にあります。柏はブナ科の落葉樹です。落葉樹は、普通、秋に全部の葉を落とし、寒さに自分自身の身を守ります。ところが、柏は落葉樹にもかかわらず、冬が訪れても葉が落ちず、春に新芽が出るまで古い葉が残っている特性があるのです。昔の人は、秋に葉が枯れても落ちない柏の姿に、「葉守の神」が宿ると信じていました。葉が落ちない柏の葉に、「子どもが生まれるまで親は死なない」という思いがかけられ、縁起物として柏の木を崇めるようになったということです。以上が、端午の節句に柏餅が食される理由です。
多くの民族の食には、タブーが多くあります。食を通してお客をもてなすには、多くのタブーを知ることも大切かもしれません。そうしないと、相手に大変失礼なことをしまいかねません。
言葉も食も、非常に奥が深いものなのです。
短期留学生②
本日より、昨日より登校している秋季短期外国人留学生が、1学年の各教室へ入ることになります。
1学年の各クラスでは、すでに先週より、受け入れ態勢が万全に整っているようです。
昨日、1学年の職員室へ向かう途中見つけたのが、「ウェルカムボード」ならぬ、「ウェルカムポスター」でした。1年生の担任の先生方に聞くと、先週の放課後、遅くまで、各クラスで一生懸命作成したものだそうです。涙が出るほど、嬉しくなってきました。
この1ヶ月、各クラスで、どのような想い出を残すことができるかが、とても楽しみです。わくわく。
週末の大会
バドミントン部が2日(水)から4日(金)まで、郡山総合体育館で、高等学校新人体育大会県中地区予選会に臨みました。そして、女子バレーボール部は5日(土)、6日(日)と、帝京安積高校で行われた県南総合バレーボール選手権大会に臨みました。
ともに、今までチームを引っ張ってきた3年生が抜けた後の本格的な大会で、1、2年生がどのような試合をするかが楽しみな大会でもありました。
スポーツは、すぐに結果が出るほど優しくはないものなく、力が付いてきても必ず結果となってあらわれるものでもありません。この大会をつうじて、自信になる手応えをしっかりと感じて欲しい、そうです、爪痕みたいな何かが心に刻まれるものを残して欲しいと、願っていました。
結果からいうと、バドミントン部は男女とも県大会出場権を得ることができました。男女とも敗者復活からの出場権獲得でした。流れが悪くても、挽回できる精神力が付いたことは、大きな成長だと感じています。特に、男子バドミントン部のみなさん、おめでとう。よく頑張りました。
また、女子バレーボール部は2位と大いに奮闘しました。女子バレーボール部は、今年のインターハイ県大会では3位でしたが、東北大会をかけた試合で聖光学院高校に惜敗し、涙をのんだ経験があります。この大会には、3年生の先輩2名も、手伝いに来て、ギャラリーより大きな声援を送っていました。心に残る思いがあったのでしょう。その思いに、後輩たちが答えたかたちとなりました。しかし、まだまだ我々はチャレンジャーです。戦い続ける強い意志を持ち、一歩でも前へ、そして、1㎝でも上へ、を心がけ、謙虚に戦い続けたいものです。
それぞれの部が、この大会から学んだものは大きいと思います。今後の大会へ向けて、個々の課題の克服に取り組み、先輩方以上の部へと成長させていただきたいと願っています。
短期留学生、到着
令和元年度の短期外国人留学生の受け入れが始まりました。
受け入れ期間は、10月7日(月)から11月1日(金)の約1ヶ月間です。5名は、本日はオリエンテーションで別室での授業となりますが、明日からは1学年の各教室で1年生と席を並べて勉強することになります。なお、10月末には、異地区間交流で3名の生徒も本校に配置となり、1年間のルイスくんと合わせ合計9名の外国人留学生が本校で学ぶことになります。
受け入れにあたり、ホストファミリーを快く引き受けてくださった保護者等のみなさまに感謝申し上げます。
今年度の短期留学生は次のとおりです。
ミューニクさん(タイ)
ハーナーさん(タイ)
マーティナさん(ポーランド)
カズキくん(ウルグアイ)
ジェゾンくん(フランス)
ちなみに、フランスから来たジェゾンくんは、昨年本校に来たジャンくんの同級生だそうです。
1年生の皆さん、外国人の留学生は初めての経験かもしれませんが、もしも自分が知らない土地に来たらと想像しましょう。とても不安ですよね。相手を安心させるためには、自分自身の心をオープンにして、積極的にコミュニケーションをとるようが大切です。1ヶ月という、長いようで、短い期間ですので、何もしないと、すぐに過ぎてしまいますので、気をつけてください。
次の写真は、本校の制服に着替えた短期留学生です。
左より カズキくん、ジェイソンくん、ハーナーさん、ミューニックさん、マルティーナさん です。
こおりやまスイーツ街道②
昨日10月6日(日)、うすい百貨店の前の「なかまち夢通り」で、『こおりやまスイーツ街道』が開催されました。
快晴とはいきませんでしたが、何とか天気も荒れることなく開催できたことに、まず、ほっとしました。「なかまち夢通り」を、本校生徒を探しながら歩いていると、なんと、うすい百貨店前の特等席、今回の和菓子づくりに協力していただいている平田屋さんのとなりに、本校ブースがあり、びっくりしました。声をかけるのがためらう位の賑わい振りでした。生徒に促され席へ、開発商品である『2020五色餡』、そして抹茶をいただきました。大変美味しかったです。ありがとうございました。
改めて、今回の商品開発、そして、出展に多大な協力をいただいた平田屋さんに感謝を申し上げます。
知事への受賞報告③
県の教育委員会より、内堀知事、鈴木教育長への受賞報告の様子が届きました。
降矢さん、小椋さん、ご苦労様でした。
(内堀知事への受賞報告の様子)
(鈴木教育長への受賞報告の様子)
知事への受賞報告②
県の広報課より、今回のフラ・タヒチアンダンス同好会の降矢さんと小椋さんの知事への表敬訪問の様子が、5日(土)の「ウィークリー県政トピック」で放送されることのお知らせがありました。
放映を次のとおりです。
○ 放映日時 10月5日(土) 17:55~18:00
○ 放 送 局 KFB福島「ウィークリー県政トピック」
○ 内 容 10月2日(水)の知事表敬訪問の様子
お時間がある方は、ご覧ください。
こおりやまスイーツ街道
10月6日(日)、11時より17時まで、うすい百貨店の前の「なかまち夢通り」で、『こおりやまスイーツ街道』が開催されます。郡山市内の菓子店やカフェが大集合するわけですが、なんと、本校の日本文化部も市内ある和菓子店である「平田屋」さんの協力を得て、出展することとなりました。今回、みなさまに提供するお菓子は、2020オリンピックをイメージした和菓子です。餡を、季節の野菜で色づけして、オリンピックカラーを意識したものとしました。
今年度、日本文化部の生徒たちは、華道、茶道だけでなく、日本の伝統文化と福島県の美味しい食材をコラボさせた和菓子を自分たちでつくり、福島の未来を考えていこうとしています。お菓子づくりは、「平田屋」さんの協力を得て、商品開発を進めています。第1弾は、清らかな「水」をイメージした「みずまんじゅう」をつくりました。総合的な学習の時間で、環境問題をテーマにしており、一番身近な「水」について探究したいと思ったそうです。商品の開発をしながら、郡山市の水源である猪苗代湖の清掃活動等も行ったそうです。その作品は、今年8月に開催された公開文化祭「凛優祭」で、来校していただいたお客様に振る舞いました。そして、第2弾が、今回の2020オリンピック・パラリンピックを意識した餡を蒸しパンで包むという和菓子です。今回の『こおりやまスイーツ街道』では、この和菓子を、市場調査を兼ね試食していただくということですので、お時間がある方は、是非ともお立ち寄りいただきたいと思っております。抹茶のサービスもありますので、気兼ねなくお立ち寄りください。
10月の花 第2弾
ルイスくんの作品とともに、授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の原愛澄さんの作品が正面玄関を飾っています。
花材は、先日紹介したルイスくんと一緒のものですが、雰囲気が大きく変わっています。
とても、個性的で、おしゃれな作品となっています。
青紫色のリンドウががっちりと中央を飾り、存在を主張しています。それに引き換え、ケイトウは控えめに、リンドウを引き立てる役割を果たしています。何よりも、フェニックスの使い方がうまいですね。フェニックスが左に伸び、この作品におおきな躍動感を付け加えています。
同じ花材でも、こんなに雰囲気が変わるのですね。やはり、生け花は奥が深いですね。
10月も、生徒に感謝です。
朝の登校指導
昨日10月2日と本日3日、生徒指導部とPTA健全育成委員会で、衣替えに合わせて、朝の登校指導を行っていました。多数の保護者の皆さまには、あいさつ運動を兼ねた登校指導を行っていただき、感謝しております。
本校は、駅から1.5㎞程、閑静な住宅地に囲まれた場所に立地しています。住宅地ですので、道幅は狭く、一方通行が多い場所でもあります。近年、本校周辺の道路は、特に朝晩、裏道とする市民が多いために交通量が非常に多くなると危うさを抱えています。毎年、学校周辺だけで10件程度の自転車事故が起きており、特に何度も事故が起きている交通危険箇所がいくつか存在します。この朝の登校指導には、保護者の皆さまにも、実際に危険箇所を見ていただき、認知していただくという意味合いもあります。
学校では、自転車事故は命に関わる大きな問題として捉えています。交通安全教室を開催し、また、集会のたび、また事故が起きるたびに、生徒には自転車の乗り方について注意喚起を行っています。
しかし、我々の声が、全員の生徒の心にはまだまだ届いていないというのが現状です。今年度前期は例年に比べて、自転車事故が少なかったように感じておりますが、一つの事故が命にかかわることになる可能性はあります。
この機会に、家庭においても、自動車を運転する保護者の目から見た高校生の自転車運転の危うさについてお話をしていただきたいと思っています。
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