校長より
短期留学生④
本日10月28日(月)より、1週間、新たな外国人留学生3名を加えることになります。
今回の外国人留学生は、異地区間交流で本校に来た生徒です。異地区間交流とは、今年度1年間、他の高校に配属になっている留学生が、1週間、別の高校に行き、いままでとは違う生徒との交流をとおして、日本文化を深く学ぶというものです。
3名の家2名は、愛知県の知多地区に配属の留学生ラニーさん(香港)、チャヤさん(タイ)で、もう一人は会津学鳳高校に配属になっている留学生ウイルくん(オーストラリア)です。
この3名は、2年生に所属します。
2年生の皆さん、1週間宜しくお願いします。
また、今回の3名、そして、10月7日から本校に来ている留学生5名ともに、11月1日までの受け入れとなっています。1年生、2年生のみなさん、まだまだ時間がありますので、もう少し交流したいという人は、積極的にコミュニケーションをとってください。
(左より ラニーさん チャヤさん ウイルくん)
PTA会報『グローバル』発行
PTA会報『グローバル』が、本日10月25日(金)、発行されました。
今回も、PTA調査広報委員会のみなさまの思いがこもった力作になったと思っております。調査広報委員会のみなさま、大変ごくろうさまでした。そして、ありがとうございました。
今回の『グローバル』の第1面は3年に一度の公開文化祭「凛優祭」の特集となっており、また、あの熱い思いがこみ上げてきました。特に、中央にある「ひとりぼっち秀吉」さんとの全体写真をみて、今年の「凛優祭」は、この瞬間から学校全体が「ONE TEAM」として動き始めたことを鮮明に思い出しました。生徒だけでなく、保護者も一体となって作り上げ、楽しんだ文化祭だったと思っております。
そして、生徒たちは、今年の夏、さまざまな研修を行いました。従来のオーストラリア研修に加えて、韓国研修、ベラルーシ研修と、50名を越える生徒が海外へ飛び立ち、多くの「違い」を体験してきました。今回の『グローバル』でも、オーストラリア研修に行った1年生の大内綾乃さんの体験談が掲載されています。「現地の生徒と一緒に、ドラマやデザイン、ダンスの授業を受けました。多くの生徒は積極的に自分の意見を述べていました。ただ教わるのではなくて、学びあう姿が印象的でした」「オーストラリアは多文化社会だと言われますが、私も生活の中で実感しました。他のホストファミリーには、イギリス系、中国系、インド系など様々な家庭があり、食べ物も本格的なインド料理や中華料理、タイ料理を扱う店がたくさんありました」などと感想が書かれています。
月日が流れるのは早いものです。もう季節は秋、文化祭からは2ヶ月も経過しました。現在、生徒たちは、それぞれの研修のまとめをしております。そのまとめの発表会が11月8日(金)に行われます。
11月1日より「ふくしま教育週間」となっており、7日までは授業も公開しております。普段見ることのできない子どもさんたちの授業風景を参観するチャンスです。発表会とあわせ、多数の保護者のみなさまのご来校をお待ちしております。
台風19号⑤
本日は朝から、非常に肌寒い雨となっています。今後、雨脚が強くなるようです。
JR東日本仙台支社より東北本線の時刻表と磐越東線の代行バスの連絡があります。
①東北本線の時刻表
東北本線では、新白河~矢吹駅間、安積永盛~郡山駅間、郡山~本宮駅間、松川~福島駅間においては運転本数を減らして折り返し運転を行っているようです。昨日からの時刻表は次のとおりです。
②磐越東線の代行バス
磐越東線の代行バス(郡山~小野新町間)では、本日より代行バス輸送を実施しているようです。磐越東線代行バス時刻表および乗り場は次のとおりです。
読書の秋
図書委員の豊岡みなみさんと吉川利菜さんが、図書館だよりを校長室まで持ってきてくれました。
10月27日(日)から11月9日(土)まで読書週間ということで、今回の図書館だよりは、1年生から3年生の図書委員が推薦する本を特集したそうです。
豊岡さんが選んだ本は伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」、吉川さんの選んだ本は木皿泉さんの「さざなみの夜」です。
伊坂さんの作品は沢山読みました。私のお勧めは「砂漠」です。伊坂さんのミステリーも大好きなのですが、この本は魅力的だと思います。「世の国のクーパー」はまだ読んでいないので、読ませていただきます。
そして、木皿さんの作品は読んだことがないと思っていました。調べてみると、「木皿泉」は、脚本家である和泉務さんと妻鹿年季子さんの共同ペンネームであることがわかりました。そして、私の好きだったテレビドラマの「やっぱり猫が好き」の脚本家であることもわかりました。
木皿さんの「さざなみの夜」は2019本屋大賞にもノミネートされたようです。2019本屋大賞ノミネート作品では、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」、小野寺史宜さんの「人」、三浦しをんさんの「愛なき世界」の3冊は読破しました。「さざなみの夜」も読ませていただきます。
秋の夜長、本と友達になることも面白いかもしれません。図書委員が推薦してくれた本でも、図書室で気になった本でも、何でも良いので、本を手に取ってみましょう。
豊岡さん、吉川さん、そして図書委員の皆さん、ありがとうございます。
霜降
立冬の前の霜降のこの時期、秋の締めくくりとなってきました。郡山は、まだ霜が降りるほどではないですが、朝晩の冷え込みは日に日に厳しさが増しているように感じています。
本校の本校舎裏の駐車場には、イチョウの木があります。現在、そのイチョウが色づき始めています。また、そのイチョウの木から大量の「銀杏(ぎんなん)」が落ち始めました。目と鼻で秋の深まりを感じています。
イチョウの美しい黄葉がひらひらと舞い落ち、地面を黄金のじゅうたんに変える光景は、日本の秋の風物詩でもあります。しかし、イチョウは、日本原産の樹木ではありません。原産は中国で、室町頃に伝来したのではないかと言われています。
イチョウは、「銀杏」と書いたり、「公孫樹」と書いたりもします。「銀杏」の由来は、実の形があんずに似ており、そして殻が白銀だからだと言われています。また、「公孫樹」の由来は、父の代に種を撒いても、孫の代にしか実を食べることができないからだと言われています。また、ダーウィンは、イチョウを「生きた化石」と呼んでいました。地球上で植物が繁茂したのは1億年前以上のジュラ紀です。そのころの植物で残っているものはイチョウだけだそうです。すごいですね。
昨日より、ゴミを拾いながら、ゆっくりと校舎をまわることを再開しました。
10月の花 第4弾
授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の梨本涼夏さんの作品が正面玄関を飾っています。
真っ赤なアンスリウムとピンクのガーベラの組み合わせが、とても印象的な作品です。アンスリウムとガーベラを引き出しているのが緑色の葉っぱハランです。左側を丸めたのも、大きなアクセントになっています。そして、この作品を個性的にしているのが、やはり、脱色柳でしょう。人工的な「香り」のするアンスリウムに、渦巻く白の枝の非自然性がとてもマッチしています。
ちなみに、アンスリウムの赤く着色している部分は、実は花ではないようです。赤い部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)と言って、花びらが変形したものだそうです。本当の花は、棒状の部分にあるそうで、小さくて見えないそうです。
そして、ハランですが、よく弁当などで料理と料理の間に入れる薄いプラスティックの仕切りのバランの語源でもあります。もともとは、ハランの葉を用いて仕切りとしていたようです。
今月も生徒に感謝です。
台風19号④
本日は朝から快晴です。少し肌寒ですが、非常に気持ちの良い朝です。
本日も朝の第1報は、通学手段の確保についてです。
昨日、JR東日本より、10月23日以降の現在運休しているJR各路線の運転計画が発表されました。詳細は、以下のとおりです。
21日には、県教育委員会より県立高校生の通学用スクールバスの運動についても発表されていますので、そちらもご覧ください。
ONE TEAM
ラグビーワールドカップでの日本チームの快進撃により、スローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」はとても有名な言葉になりました。
しかし、そのスローガンは日本だけのものではありません。昨日、日本と対戦し、勝利した南アフリカ代表チーム、愛称スプリングボクスは、1995年の自国開催のワールドカップで、「ワンチーム、ワンカントリー」をスローガンに闘い、そして、世界一となりました。南アフリカにおいて、ラグビーというスポーツは、白人のスポーツであり、アパルトヘイトの象徴でもありました。アパルトヘイトとは、南アフリカで1948年から91年まで続いた白人と有色人種とを区別する人種隔離政策のことです。
94年、黒人初の大統領に就任したネルソン・マンデラは、反アパルトヘイトを訴えて闘い、政治犯として27年間の長きにわたり獄中生活を余儀なくされた人でもあります。しかし、大統領就任後、白人に報復をしませんでした。それどころか、95年の自国開催のラグビーワールドカップをむかえるにあたり、スプリングボクスを全力で応援したのです。人種問題で争うことを終え、お互いがお互いを認め合う国を本気でつくろうとしていたのです。
当時のスプリングボクスには、黒人選手はチェスターたった一人しかいませんでした。マンデラ大統領は、決勝戦の試合前に更衣室を訪れ、選手たちに「さあ祖国のために戦おう」と呼びかけたそうです。そして、チェルシーに「栄光は君にかかっている」と激励したそうです。ニュージーランドのオールブラックスとの決勝戦は死闘となりました。試合は史上初の延長戦となり、スプリングボクスは15-12の接戦を制し、初出場初優勝の快挙を成し遂げました。当時のスプリングボクスのキャプテンのピナールは、「4000万人の国民が後押ししてくれた」と、全国民での勝利を強調しました。スプリングボクスのジャージーを着て決勝に現れたマンデラ大統領がピナールに優勝カップを手渡したシーンは「ワンチーム、ワンカントリー」を体現した瞬間でもありました。
この勝利によってすべての問題が解決するほど、人種問題は簡単な問題ではありません。現在のアメリカ合衆国ですら、人種問題を巡り、国が二分されていることをみればわかるでしょう。しかし、「ワンチーム、ワンカントリー」を唱えて挑んだ闘いは、スポーツが持つ大きな可能性を感じるものでもありました。
台風19号③
本日21日(月)も、非常に肌寒い朝となりました。最低気温は、10度を下回ったようです。
交通状況の回復について、情報をお伝えします。
①東北本線について
JR仙台支社より、バスの代行運転の連絡があります。詳しくは、以下のとおりです。
②磐越東線について
田村市教育委員会より、学生向けに田村市・郡山駅間の往復バスを運行の連絡があります。
③水郡線について
浅川町より、代替バスの運行の連絡があります。
1年生国際理解講座
昨日、1年生の総合的な探究の時間で、国際理解講座が開催されました。
今回は、「共存とは~国際協力に取り組む人々のお話」という演題で、国際協力にかかわっている方をお呼びして、お話を聴くものでした。より近くで、現地の人々との関わりや国際協力の具体的な活動の話を聞いてもらうために、クラス毎の講演となっています。
各クラスの講師と講演の内容は次のとおりです。
1組 宍戸仙助氏(NPOスーエスアールスクエア) ラオスでの活動
2組 伊東瑞歩氏(郡山市国際政策課) ブータンでの活動
3組 長谷川辰雄氏(JICA) パラグアイでの活動
4組 篠原優氏(JICA) ガーナでの活動
5組 菅野千里氏(JICA) フィリピンでの活動
私は1組の宍戸氏の講演をお聞きしました。
宍戸氏は、東南アジアの山岳少数民族の子どもたちのために活動をしている方です。この山岳少数民族はとても貧しく、学用品を買えない子ども、学校へ行けない子どもたちが沢山います.学校自体がないところも沢山あります。そんな子どもたちへ、学用品を贈ったり、学校を建設するための活動をしているそうです。
その貧しい子どもたちが、逆に日本の子どもたちのために支援をしてくれた話には涙ができました。そうです。あの東日本大震災です。東日本大震災を知った山岳少数民族の子どもたちは、いままで助けてもらったお礼にと、お小遣いの全額、お金のない子どもは親を説得して米や鶏を持ち寄ってくれたそうです。集まったお金は49万ドン。日本円ではいくらだと思いますか。たった1900円だそうです。しかし、宍戸氏はいいました。「額ではない。このお金には、優しさに満ちあふれた思いがつまっている」、そして続けて、「このお金を両替することはできない。この思いを伝え続けることが、私の使命だと思っています」と。
宍戸氏は、もう一つ、1年生に思いを伝えました。
オーストラリア人のニック・ブイチチさんの動画をとおして、挑戦することの意味について考えさせてくれました。YouTubeでも見られますので、是非とも見てください。
〒963-8018
福島県郡山市桃見台15-1
TEL:024-932-1714
FAX:024-932-4147
mail:
asakakaisei-h■fcs.ed.jp
お手数ですが■を@に変えてください
★SCHOOL INFORMATION.pdf(English)
携帯端末からはこちらを
読み取ってご利用ください