あさか開成 校長雑感

2019年7月の記事一覧

もうすぐ、凛優祭

この度、学校評議員の増子澄子様のお誘いで、ラジオを通して凜優祭の開催告知をすることができる運びとなりました。増子様、大変ありがとうございます。

増子様は、昨年度、本校に1年間留学していた韓国人留学生のチョソンフンくんのホストファミリーとして、本校の国際交流事業を学校外より助けていただいた方でもあります。今年4月、本校の学校評議員となった際に、本校の国際理解・交流事業を、少しでもお手伝いさせてくださいと言われました。それが、今回の凛優祭の開催告知となった訳です。

放送予定ですが、

 放送局は ココラジです。

 周波数は 79.1MHzですが、スマホをお持ちの方は、無料アプリで聞けます。

 放送予定ですが 増子様の持っている番組「みやびの小部屋」での放送です。

         8月 5日(月) 10時より10時20分まで

         8月12日(月) 10時より10時20分まで

         8月19日(月) 10時より10時20分まで

         8月26日(月) 10時より10時20分まで

 再放送もあります。

         8月 7日(水) 10時40分より11時まで

         8月14日(水) 10時40分より11時まで

         8月21日(水) 10時40分より11時まで

         8月28日(水) 10時40分より11時まで

生徒会役員の生徒たちが、8月25日の公開日までの情報、そして26日の予定ありますので、文化祭が終わった後の余韻をも紹介します。是非とも聞いてください。

学校評議員の増子様、大変ありがとうございました。

ヨロブン アンニョンハセヨ

韓国語を特訓し始めて3週間がたとうとしていますが、未だ進展が見られません。

忙しくて時間がないとか、加齢による記憶力の低下など、いろいろな理由を自分の中にみつけ、自分自身を納得させ、少し諦めモードに入ってきました。生徒だったら、時間は自分で作れとか、人間は脳の一部分しか使っていないとか、活を入れるところでしょう。

来週から韓国訪問です。団長あいさつが何度かあります。せめて最初くらいは韓国語でやりたいと思っていますが、今の状態では少し難しいかなと感じています。これから、猛勉強します。

本日の午前中は、韓国訪問の最終確認を生徒ともに行いました。

生徒たちのメインは、4日目の大一外国語高校生との交流活動です。大一外国語高校からは48名の生徒の参加で16グループに分かれるという話ですので、本校生1名に対して、大一外国語生3名というグループになりそうです。グループに分かれての交流時間は40分という短い時間ですが、話題がないと話が続きません。今回はしっかりと確認作業を行いました。

韓国訪問まで、本日を含め、残り日数は5日間です。私はもう少し韓国語を極め、生徒たちは、交流会に向けて、自己、学校、福島県の紹介のアイテムを一つでも多く持って行く準備を進めることが必要です。

がんばれ、あさか開成。

ベラルーシ研修、折り返し

本日、ベラルーシ研修は7日目になります。ちょうど、中日を過ぎ、折り返しに入ったところです。

この研修の目的は、日本とベラルーシ共和国両国の関係を深め、お互いの文化や国を理解し、教育・文化プログラムを通じ、次世代の国際リーダーの育成を目指すことです。

目的地であるベラルーシのミンスクは、1200㎞も離れている場所ですので、移動するにも大変です。今回も、成田空港から約11時間かけてアラブ首長国連邦のアブダビ空港へ、アブダビ空港で7時間の乗り換え時間を過ごし、更に約7時間かけてベラルーシのミンスク空港へという旅です。しかし、それで終わったわけではありません。そこからバスで約3時間かけ、やっと目的地であるズブリョノックに到着します。目的地に到着するまでに、1日半かかったことになります。しかし、これも研修の一部だと思っています。

ここまでの研修は、主に体を休める「健康リハビリプログラム」や、また、英語でコミュニケーションをとったり、スポーツやゲームしたりするような、現地の青少年と交流を深めるプログラムが組まれています。外国での交流は、3日間を越えるのが大変だと言われています。そろそろ、生徒たちは、大きな山場を越えたあたりかなと思っています。

以前、ベラルーシ研修に行った生徒より聞いたことですが、ズブリョノックの保養所では、必ずすることがあるそうです。それは、「朝の体操」と夜の「キャンプファイヤー」だそうです。「朝の体操」は、日本だと「ラジオ体操」的な決まった動作をやるものを想像しますが、そうではなく、ポップな音楽に合わせて自由に踊る体操だということでした。

そして、食事はジャガイモ料理がとても多いということでした。しかし、そのジャガイモ料理のレパートリーでとても多く、びっくりしたという話も聞きました。

明日7月31日の研修では、友好の夕べで日本人全員が浴衣を着て日本の文化を紹介するそうです。また、8月1日以降は、ミンスクの市内観光も入ってきます。

研修も、終盤に入りました。生徒が、今後、どのような交流を深めているのか、とても楽しみです。

梅雨明け

昨日、気象庁より関東甲信地方で梅雨明けしたと発表がありました。残っているのは、東北地方のみです。はやく梅雨明けが聞きたいですね。

関東甲信地方の梅雨明けは、例年よりも8日遅く、昨年よりも1ヶ月遅いと言うことでした。今年は本格的な梅雨となりました。東京では、昨日も弱いながら雨が降ったようですので、6月27日から33日連続で降水があったこととなり、1954年の記録を超え過去最長記録となっているようです。

「梅雨」とは、6月~7月中旬、中国の長江下流域から朝鮮半島、日本列島に見られる雨期のことです。中国では「梅雨(メイユー)」、韓国では「長霖(チャンマ)」と呼ばれています。梅雨には二つの語源があるようです。梅の実が熟す頃に降る雨という意味で「梅雨(ばいう)」と呼んだという説と、カビが生えやすい時期の雨という意味で「黴雨(ばいう)」と呼んだという説です。どちらも、梅雨の時期をうまく言い当てています。

本日も朝から快晴、そして、気温がぐんと高くなりそうです。体は、まだまだ暑さに慣れていません。こまめな水分補修を心がけてください。

「広報こおりやま8月号」

昨日、コンビニによると、「あれ、あさか開成よね」と言われ、振り返ると、そこには広報こおりやま8月号がありました。表紙には、昨年のうねめまつりの踊り流しで踊っている本校生徒が写っています。笑顔で踊っている、とても良くとれた写真です。意図せず、生徒が褒められたようで、とても嬉しかった瞬間でした。

本校のよさこい部は、現在、うねめまつりの踊り流しで4連覇中です。

部員は67名と本校の部活動の中では群を抜いての多さで、全員女子で構成されています。チーム名は「開成舞彩(かいせいまさい)」で、練習場所は正面玄関前のローターリーです。大会だけではなく、高齢者施設への慰問などのボランティア活動もさかんな部活動です。

夏休みに入り、5連覇に向けた練習も本格的になってきました。最近、真夏の日差しが復活し、暑さ、そして日焼けに苦しんでいるようです。しかし、持ち前の「笑顔」で頑張っています。

8月2日本番のうねめまつり踊り流しでは、「開成舞彩」の魅力を、思う存分発揮することを祈っています。

こおりやま広報へは、以下をクリックしてください。

こおりやま広報

 

炎激舞、快演

昨日7月28日(日)、白河のアウシュヴィッツ平和博物館の第17回平和の夏まつりで本校演劇部(炎激舞)が『SHIROCK』を上演しました。

私は、13時30分の部で鑑賞させていただきました。50席程あった座席はすべて埋まり、会場外で立ち見が出る程の盛況ぶりでした。

アウシュヴィッツ平和博物館は、ボーランドの国立博物館の協力を得てアウシュヴィッツ関係の資料を展示しているところです。本校の演劇部は、1年前に当博物館を訪れ、スタッフと交流を深め、この『SHIROCK』をつくりあげていったそうです。私自身、3回目の鑑賞でしたが、今回も大きな感動をいただきます。最後は涙、涙、涙でした。

NHKも取材にきており、その様子は、本日の「おはよう日本」の7時45分からの福島枠で放送されました。

毎回、「差別とは何か」「正義とは何か」について、考えさせられます。持論ですが、「差別はしてはいけないこと」ではなく、「差別はしてしまうもの」だと考えています。私たちは、普段の暮らしを進めるうえで、回避し得ない、むしろ必然的に遭遇してしまうものが、差別だと思っています。その上で、自分の中にある他者と向き合おうとしない「自分」を、どのように捉えていくかが問題だと思っています。単に自己否定をしても問題の解決にはつながりません。自分自身の生活の中の何かを少し変え、そこから、「自分」自身を少し変えることを繰り返すことにより、問題と向き合う力が付くと考えます。

演劇部は、8月17日(土)、郡山市中央公民館でおこなわれる県主催の「人権のつどい2019」においても、13時30分より『SHIROCK』を上演します。だた、こちらは事前申し込みが必要ですので、県のHP男女共生課の「人権のつどい2019」をご覧ください。

演劇部(炎激舞)のみなさん、ありがとうございました。

くまのパディントン

都市の中にありながらも、まったく他を寄せ付けない強い意志を持ち、静寂をまとう独特の空間である美術館、博物館や図書館などの建物を含めた敷地の雰囲気が、私はとても大好きです。

昨日、郡山市美術館で行われた郡山市美術館協議会に参加してきました。平成30年度の事業報告では、昨年度の企画展であったターナー展、今泉亀撤のコレクション展、ブリューゲル展が大盛況で、大規模改修で稼働できない期間が3ヶ月ほどあり、実質的な美術館稼働期間9ヶ月と短かった中、全体の展覧会観覧者数が10万人を超えたという報告がありました。美術館に来館する絶対的な人数が増えることがとても良いことだと思っています。

少し話はずれますが、以前、勤務していた学校の近くの本屋が突然なくなったことがありました。特別な専門書があったわけではないですが、街の本屋として非常に親しまれており、高校生向けの新書などを数多く取り扱ってもらっていました。その本屋がなくなったのです。雑誌ならば、コンビニで買えるでしょう。しかし、新書はコンビニでは買えません。この本屋がなくなっただけで、高校生にとっては、新書を手にする機会が一気に少なくなったのです。文化というものは、このような感じで徐々に衰退していくのではないかと考えさせられました。

現在、郡山市美術館では「くまのパディントン展」が開催されています。恥ずかしながら、私は、パディントンを映画の中の「変なぬいぐるみ」としか認識していませんでした。この展覧会を見なければ、その印象はずっと変わらなかったでしょう。この展覧会で、パディントンが、世界中で有名な児童文学であったこと、その名前はパディントン駅から命名されたこと、そして誕生にはマイケル・ボンド氏の悲しい過去があったことを知ることができました。

文化は、市民が享受し、市民が育てるものだと思っています。まずは、興味関心を持つことが、その地域の文化を維持発展させるきっかけになると思っています。今度は、生徒と美術論議をしたいと思います。

一日体験入学、無事終了

中学生一日体験入学が終了しました。500名を越える中学生の皆さま、200名近くの中学生の保護者の皆さま、暑い中、本校の一日体験入学に参加していただき、大変ありがとうございました。

全体会では、生徒、そして昨年の留学生で、昨日より本校に遊びに来ているフランス人のトムくんが、本校の国際関係の行事について丁寧に紹介をしてくれました。我々教員が話すよりも、何倍も説得力があったのではないかと感じております。また、中学生の皆さんは、生徒が話せる言語の多さにびっくりしたのではないでしょうか。すべての生徒が多言語を話せるわけではないですが、海外研修の多さや留学生の存在が、多言語を話せる環境を作り出しているのは確かであります。想像してください。外国人の留学生が普通に隣で授業を受けている風景を。あなたは、その留学生のために何をしようとしますか。他者に対するやさしさが溢れる学校、そんな高校が、あさか開成高校です。

最後になりましたが、改めて、本校一日体験入学の参加に対して感謝申し上げます。

AUS研修、元気に帰国

本日、11時40分、予定時間より20分速く、オーストラリア研修生23名が元気に学校に戻ってきました。

今回の研修した23名の生徒は、ホストカレッジにおいても、ホストファミリーとの間においても、積極的にコミュニケーションをし、行動したと聞いております。出発前に掲げていた目標である、勇気を持ってコミュニケーションを図るということは、ほぼ達成できたのではないかと考えています。

来週より振り返り研修が始まります。しっかりと今回の研修を振り返り、その経験を自分のものとし、そして今後は周りの人に発信できるようになるまで、内容を深めてください。

まず、ごくろうさまでした。しっかりと体をやすめてください。

昨年度の外国人留学生、次々と再来日

本日、昨年10月29日から11月2日までの1週間、本校で学んだフランス人のトレグレッサ・トムくんが、本校を訪れました。

トムくんは、昨年度、愛知県の高校で1年間の学んでいた留学生です。同じく愛知県の高校で学んでいたチョティヤコラクル・プリパットくん、通称プーさんとともに、「異地区間交流」という制度で、1週間、本校で学ぶ機会を持ちました。1週間という短い期間ではありましたが、2人は積極的に本校生徒と交流を行い、本校にとても馴染み、帰るときには「あさか開成高校に転校したい」とも言ってくれました。生徒との最後の別れは、涙、涙でした。

現在、トムくんは高校2年生です。アルバイトをして、長期休業などの夏休みに友人と海外旅行を楽しむことは、ヨーロッパの高校生では普通のことですが、日本に来る費用はとても高額です。今回の費用の捻出ために、トムくんは、フランスで、日本語を教える先生のアルバイトをしたそうです。今回の日本訪問は、昨年度、お世話になった愛知県の学校、そして、本校を訪問するために、一人で来たそうです。日本が大好きなトムくんは、高校卒業後は、日本の大学に来たいそうです。がんばれ、トムくん。

先週は、私は会うことができなかったのですが、昨年度1ヶ月の短期の留学生コルドバール・ジャンくんも、本校を訪れてくれました。

留学生のみなさんに、感謝です。

そして、留学生に良い想い出を作ってくれた、生徒たちに感謝です。

明日は一日体験入学

いよいよ明日は、本校の一日体験入学となりました。

昨日あたりから徐々に夏らしい気温となってきましたので、一日体験入学に参加される皆さんは、各自、熱中症対策の飲料水などを持参されることをお願いします。

8時30分より受付開始となり、9時より全体説明会となります。受付場所は、第一体育館入り口となっております。9時より全体説明会が行われますので、10分前には受付を済ませてください。

約1時間の全体説明の後、体験授業、本校生徒との座談会となります。体験授業と同時に、保護者・教員向けの全体会・個別相談が大会議室で開催されます。新入試制度の導入などのご質問等を受け付けますので、お寄りいただければ幸いです。

最後になりましたが、校内には参加者用の駐車場はありませんので、どうぞ公共交通機関等を利用ください。

図書委員、来室

本日の午前中、図書委員会の委員長の内藤愛優さんと書記の吉川利菜さんが、先日作成した栞を持ち、校長室を訪問してくれました。栞は一日体験で中学生に配布するものですが、私にも使って欲しいということで綺麗な栞を一ついただきました。大変、ありがとうございます。

二人によると、栞づくりは来年以降も継続していきたいということでした。今回の牛乳パックからの紙の再生は、試行錯誤はあったものの、思ったよりも簡単に、そして綺麗に仕上がることが分かったということでした。毎年、学校のテーマは変わるものの、リサイクルはSDGsにとって非常に重要な概念であることは間違いないので、栞づくりを継続し、テーマごとにアレンジを加えるという方法で、今後もやっていくという強い決意を聞きました。

図書委員会の頑張りに、感謝です。

AUS研修はホストファミリーとの最後の別れ、そして、ベラルーシ研修は出発

オーストラリア研修は、現地での最終日となります。もうホストファミリーとの涙、涙、涙の別れが終わり、ブリスベン空港に到着した時間でしょう。生徒たちは、いろいろな想い出をいっぱい胸にしまい、今日本に帰国しようとしています。一回り大きくなった生徒たちと会うのが楽しみです。

 

さて、本日7月24日(水)は、日本・ベラルーシ友好派遣団2019の出発でもあります。生徒たちは、8時20分、ふたば未来高校の生徒と合流すべく、学校を出発しました。ベラルーシとの交流は、震災の翌年の2012年より、ベラルーシと日本の青少年の交流発展と次世代の国際リーダーを育成するために福島県と宮城県の青少年が招待されてきました。今年から、この2県に加え、被災のあった北海道、大阪、広島、岡山、長崎の高校生の招待が加わり、新たなかたちでの再スタートとなりました。日程は、本日から8月4日までの12日間です。福島県からは、本校とふたば未来高校の2校の生徒20名参加します。他県からの生徒を合わせると約50名の生徒が参加する大きなプロジェクトとなっているようです。ベラルーシとの生徒との交流もさることながら、他県の生徒との交流も積極的に行ってきて欲しいと願っています。

頑張れ、あさか開成生。

AUS研修は終盤、韓国訪問は結団式

早いもので、オーストラリア研修は、本日がフェアウェルパーティー(さよならパーティー)となりました。明日のホストファミリーとのお別れ等は残してはいるものの、本研修の大きな部分は本日で終了です。残された1日、ホストファミリーとゆっくりと過ごして、最後の想い出をつくっていただきたいと思います。

 

さて、本日、学校では、駐仙台大韓民国総領事館 副総領事 柳 昌秀 様、駐仙台大韓民国総領事館 責任実務官 朴 廣珍 様、駐日本大韓民国大使館 政務課 研究員 禹 チェア 様、そして本県より、福島県生活環境部 国際課長 國分 健児 様、高校教育課 指導主事 伊藤 恵美子 様等の御出席のもと、駐日本国大韓民国大使館主催の東北地方高校生韓国招待事業福島県派遣団の結団式及びオリエンテーションが開催されました。

東北地方高校生韓国招待事業は、今年で第7回をむかえるもので、昨年まで、宮城県、岩手県、山形県の高校生120名余りが韓国に招待されてきた事業です。今年、初めて福島県の高校生が対象となり、まずは韓国語を学んでいる学校ということで、本校が選ばれたようです。

今回の結団式のあいさつでも述べましたが、本校では、欧米だけでなく、アジアとの友好関係が、今後の日本にとって、最重要な要素になると考え、第二外国語にハングルや中国語を用意しています。また、毎年受け入れている外国人留学生についても、欧米以外の地域から積極的に受けて入れています。昨年は、韓国より、チョソンフンくんを、1年間受け入れ、生徒たちは活発に交流を深め合っていました。このように、本校はアジアにも視点をおいた国際教育を展開している学校でもあります。

現在、韓国と日本は、政治の部分では難しい問題は抱えています。しかし、両国の未来を作り出していくのは子供たちです。私は、このような難しい時代だからこそ、この未来を担う子供たちの交流を閉ざしていけないと考えています。未来を託せる子供たちを育てるべく、より一層の交流を行うことが大切だと信じています。

生徒たちが、この韓国訪問で、たくさんの経験をし、そして、今後の韓国と日本の関係を真剣に考え、未来につなげることを期待します。

図書委員会の「NO プラスティック」ムーブメント

本日は、図書委員会による「NO プラスティック」ムーブメントをお伝えします。

昨年度、図書委員会は、学校共通テーマの「マイノリティとの共存」を受け、美術部とコラボして、レインボーカラーの栞を作成して、一日体験入学で本校に訪れた中学生、保護者に、その栞を配布し、LGBTに対する差別の解消を訴えました。レインボーグッツとは、LGBTに対する理解を示す象徴でもあります。

その図書委員会が、今年も動き出しました。

今年の学校共通テーマは、2020の東京オリンピックにもなぞらえて「レガシーづくり」となっています。そのレガシーづくりの前半が「NO プラスティック」です。そこで、今年の図書委員会の一日体験入学での活動は、昨年同様、栞の作成、配布と決め、その栞を使用済みの牛乳パックを再利用して作ることになったようです。図書委員会の「NO プラスティック」の基本的な考え方は、現在使用しているものを再点検し、不必要なものを買わないようにすることにより、プラスティック製品を少なくするということのようです。

本日、「紙すき」の技法を用いて、栞づくりが始まりました。

カナダから来ているライラ、そしてルイスにも手伝ってもらいました。ライラ、ルイスには、日本の伝統「紙すき」を体験する良い機会だったと思います。

図書委員会、頑張れ。

和菓子づくり

本日は、夏休み初日です。しかし、まだまだ夏の日差しはなく、相変わらずの曇天の空、また、全学年で課外(1、2年は希望者)をしており、普段どおりの時間が過ぎているようです。一言で言えば、いつもの水曜日という感じです。

さて、昨日より、本校では、公益財団法人ヨークベニマル文化教育事業財団主催のカナダのマニトバ学生招待交流事業で、マニトバ州の女子高生ライラを受け入れています。

昨日は、英語や体育の授業を受けた後、夏休み前の全校集会や大掃除を体験しました。

本日の午前中、4月より本校に来ているパラグアイからの留学生のルイスととともに、和菓子づくり、茶道体験をしました。本日、ライラに対して、おもてなしをしてくれたのは、日本文化部の生徒たちです。日本文化部の生徒たちに感謝です。

和菓子づくりには、私もトライしました。ライラも、ルイスも初めての体験だったと思いますが、大変上手にできたのではないかと感じています。私の和菓子は餃子みたいになってしまいました。

野球部、夢を後輩へ

101回目を数える夏の大会、本校の初戦は、1回戦で福島高等学校に勝利した福島東高等学校である。県北地区の有力校同士の対戦に勝利し、勢いに乗っているチームである。

2回に先制され、非常に苦しいスタートとなった。そのまま、流れを変えることができず、結果、0-9の7回コールドであった。2回戦からの出場のため、本校には堅さがあったかもしれない。

先制点が欲しいと願っていた。1回、2回とチャンスはあった。しかし、あと1本が出なかった。「あの時・・・」「・・・すれば」とは言うまい、全力で戦っている者に失礼である。人数が少ない中、全員野球で戦い抜いた結果である。スタンドからは、生徒会役員、吹奏楽部の生徒たち、そして卒業生、野球部保護者会の皆さんが全力で応援をしてくれた。

野球部諸君、ご苦労様。3年生にとっては不完全燃焼だったかもしれないが、グランドが狭く、フリーバッティングすらできない悪条件を乗り越えて、毎日、よく頑張ってきたことは賞賛したい。後輩への引き継ぎをしっかり行い、新人戦に向け、意欲を喚起して欲しい。

改めて、保護者の皆さまのまとまりのある応援に感謝をしたい。

野球順延

本日7月14日(日)は、雨のため、全国高等学校野球選手権福島大会の開成山球場で予定されていた試合が順延となりました。

結果、本校の明日の試合は、1日延びて、現在のところ16日となりました。

明日15日は、予定されていた本校の試合はありませんので、よろしくお願いします。

 

よさこい部の活躍

本日7月14日(日)、よさこい部が、郡山駅西口広場、郡山市なかまち夢通りにて行われた「踊っぺ!!YOSAKOI オットどっこい郡山2019」に参加しました。2、3年生のみでしたが、雨の中、かなり複雑な、そして和傘や扇子を使用した舞を披露しました。毎年、4月より、生徒たち自らが振り付けを考え、独創的な演舞を作り出していますが、今年も統率のとれた、そして熱い演舞を演じることができたと思っています。観客からも、大きな声援を受けていました。

今後、よさこい部は、8月2日(金)の「うねめまつり」での「うねめ流し」がひかえています。5年連続の金賞なるかが楽しみです。

よさこい部の生徒たちの活躍に、感謝です。

 

同窓会総会、開催

本日7月13日(土)、本校の大会議室において、令和になって初めての同窓会総会が開催されました。

昨年度は、2年に1度の役員改選の年度ということで、会長以下役員の大きな変更がありましたが、今年は通常どおりの議題で終わりました。

今後も、仲井会長の同窓会活動を、学校としても積極的にサポートしていきたいと考えています。

以下、現在の同窓会役員の皆さまを紹介します。

会 長 仲井 菜保美(1期生)

副会長 古宮 常雄(5期生)

副会長 渡邉 直樹(7期生)

幹事長 國分 真智子(1期生)

書 記 松井 由美(1期生)

書 記 武田 昌丈(18期生)

会 計 田中 綾香(9期生)

会 計 阿部 謙信(10期生)

監 査 松井 由美

監 査 伊東 尚敏(14期生)

広 報 上田 昌明(2期生)

広 報 阿部 謙信

オーストラリア研修、出発

本日、12時30分、23名の生徒が、橋本先生、渡部先生の引率のもと、オーストラリア研修に出発しました。今回のオーストラリア海外研修は、7月12日より7月25日の日程で行われます。

現在、貸し切りバスで成田空港に移動している最中です。17時には成田空港に到着する予定です。その後、出国手続き、搭乗手続きを済ませ、19時55分の夜の便でブリスベンに移動します。今夜は、機内泊となります。

明日の朝5時55分、ブリスベンに到着度、ホストカレッジに移動し、そこでホストファミリーと対面、そしてホームステイが始まります。この土、日曜日は、ホストファミリーと一緒に過ごしますことになります。ここが、第1の難関かもしれません。コミュニケーションは、「大胆に」、そして「心から」です。ホストファミリーの方々は、日本人の子供たちといろいろなお話をしたいと思い手を挙げたわけですから、何も恐れることなく、コミュニケーションを始めて欲しいものです。

生徒には、この2週間、いろいろなことにチャレンジしてきて欲しいと願っています。そして、7月25日に、一回り大きくなっていることを期待します。

韓国語の猛特訓

現在、韓国語の猛特訓中です。と言っても、まだ始まったばかりの2日目です。

なぜ、韓国語を勉強しているのかと言うと、8月5日(月)より9日(金)までの4泊5日で、生徒を引率して韓国に行くことになったからです。この韓国研修は、駐日本国大韓民国大使館主催の第7回東北地方高校生韓国訪問事業に本校が選ばれ、招待されたものです。東北地方高校生韓国訪問事業は、日本と韓国両国の交流を深め、友好関係を強化し、韓国に対する関心及び理解を高めることを大きな目的として実施されるものです。現在、日本と韓国の関係が難しい状態にある中、若者たちの交流はとても意義のあるものだと考えています。

本校では第二外国語を学べる機会を持っています。現在、第二外国語の授業は、ハングル、スペイン語、中国語の3つの講座を開講しています。ハングルの授業はとても人気があり、今年度も80名を超える生徒が受講しており、受講できない生徒もでております。

そのため、私の韓国語の先生は生徒たちです。今回の研修に行く3年生吉田遙奈さん、2年生の安齋朋夏さん、そして1年生の大戸彩愛さんです。とても、優しく教えていただいています。生徒たちに感謝です。

非常に覚えが悪い私は、まだ「アンニョンハセヨ(こんにちは)」「チョウm ペッケスmニダ(はじめまして)」の2語ぐらいしか話せません。なんとか、8月5日までには、自己紹介ぐらいはできるようにしたいと思います。

オーストラリア研修

事前準備もほぼ終わり、7月12日(金)の現地出発に先立ち、昨日7月10日、オーストラリア研修の出発式が行われました。

今回のオーストラリア研修は、7月12日から25日までの13泊14日の日程で行われます。現地では、生徒たちはホームステイを行い、ホストカレッジであるSheldon Collegeでの授業を受けることになります。 つまり、2週間の間、異文化漬けとなるのです。

生徒たちは、この研修に向け、4月より週2回、現地でのプレゼンテーションの作成、練習を、放課後遅くまで一生懸命頑張ってきました。現地では、「地震と復興」「エネルギー問題」「日本文化」「あさか開成高等学校について」等、多面的にわたって福島県の現状を英語で伝えてきます。

中学校までの与えられた題材を「覚える」発表とは違い、自分自身が考えていること、調べたことを「まとめる」ということで、少し戸惑ってしまった生徒も多かったかもしれません。しかし、これからの社会に役立つ能力とは、主体的に考え、判断し、表現する能力です。オーストラリア研修の大きな狙いは、単に語学力を向上するだけでなく、これらの能力を身につけることだと考えています。

今回の出発式では、生徒一人一人より、今回の研修に向けての抱負を聞くことができました。それぞれの抱負が叶うことを強く願うとともに、この研修が生徒一人一人にとって、これからの人生の糧となることを期待します。

 

選手壮行会

7月8日に選手壮行会が開催され、これから大会へ参加する選手たちに激励をおくりました。

そして、本日、野球部が、第101回全国高等学校野球選手権福島大会の開会式に行きました。本番は7月15日(月)11:30です。3年生の皆さんは、この日のために、苦しい練習を積み重ねてきたと思います。この大会では、自分自身を信じ、そして仲間を信じて、いま現在自分が持っている力を十二分に発揮して欲しいと願っています。私の心は、今、「頑張れ」の気持ちが溢れております。You can do it.

そして、12日より、バドミントン部が、会津総合体育館で開催される県総合体育大会に出場します。そして同じく、13日からは、ソフトテニス部が郡山市庭球場で、卓球部が須賀川市アリーナで開催される県総体に出場します。部としては、3年生が引退し、まだまだチームづくりが始まったばかり時期です。勝敗を気にせず、今の力を出し切って、欲しいと願っています。また、この夏には、サッカー部は、第98回全国高等学校サッカー選手権大会福島県大会を迎えます。

選手壮行会では、大会が終わってしまった剣道部、バレー部の皆さんに、県大会での活躍に感謝を申し上げました。2つの部とも、心に残る、「しびれる」戦いをしてくれました。特に、この2つの部は、インターハイ後も3年生が残った部活動でした。3年生の思い、そして、それを受け止める1、2年生の思いが前面に出た試合となりました。ありがとう。

そして、7月12日に地区大会のある音楽部、8月2日にうねめ祭りを迎えるよさこい部、8月18日にフラ甲子園を迎えるフラ同好会の皆さんも、今までの練習の成果を十二分に発揮し、頑張ってきてください。

7月の花、第2弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の中川莉緒さんの作品、青いガーベラが正面玄関を飾っています。

青いガーベラを見たのは初めてです。ガーベラはとても好きな花の一つですが、その明るく元気な花顔に特徴があると思っています。個人的には、オレンジや黄色の暖色系の色が似合う花だと感じています。青のガーベラは、かわいらしさと言うよりはクールな趣があり、とても不思議な感じがします。初めてこの作品を観たときには、何の花だろうとしっかりと見つめてしまいました。中川さんは、この青いガーベラをしっかり自分の空間の中にまとめました。ガーベラを囲うように配置されたゴットとシペラスが良い味を出しています。星雲のように黄白色の細かい斑点を持つ幅広の葉のゴットは、いつ見ても素敵です。この青いガーベラをしっかりと引き立たせています。また、細長い葉のシベラスは作品に広がりをあたえるようです。そして、この花も初めて見る花ですが、オウムのくちばしが連なったような赤い花のヘレコニアがちょうど良いアクセントになっています。

異国情緒溢れるといった不思議な感じの空間ができあがりした。非常に良くまとまっていると思います。

7月も、生徒に感謝です。

演劇部、春季発表会終了

7月3日より5日まで、郡山市立中央公民館を会場として、第65回福島県県中高校演劇連盟春季発表大会が開催されました。

本校は初日の7月3日が発表日でした。今回の本校の上演作品は「FuluSiC」でした。残念ながら、当日は、県中教育事務所の所長、課長、指導主事の方々、そして、高校教育課の管理主事が訪問する日と重なってしまったため、観ることは叶いませんでした。

実は、発表会当日に観に来ることができな保護者向けの身内公演会に交ぜていただくことができましたので、遅くなりましたが、少し感想を書かせていただきます。

本校演劇部は、昨年度の第72回福島県高校演劇コンクールで最優秀賞に輝き、秋田県で開催された東北大会へ出場してきました。この時の上演作品の「SHIROCK」の完成度が高かったため、次回の作品に悩んだのでいるのではないかと、勝手に心配しておりました。

内容を書くことはできませんが、今回の作品の舞台となっているところは、音楽の国「フルスコア」です。今回の作品の題「FuluSiC」は、この当たりからきているのかと思っています。音楽の国で起きるドラマです。笑いあり、涙あり、そして、突然の飛び入り(私ですが・・・)あって、大いに盛り上がった作品となりました。高校生らしい、そして、本校らしい作品だと思っています。非常に質の高い作品でしたので胸をなで下ろすとともに、生徒たちの高い意識に感心をさせられました。再度上演する機会があったら、今後はきちんとした舞台の上での演技を観たいと思っていますので、お誘いください。

最後になりましたが、お知らせがあります。本校演劇部が、7月28日に、アウシュヴィッツ平和博物館の「夏の平和まつり」で「SHIROCK」を上演することが決定しました。場所は、白河市の原発災害情報センターホール(アウシュヴィッツ平和博物館隣)です。昨年の県の1位の作品である「SHIROCK」を見逃した方、また観たい方、是非とも観ていただけば幸いです。

野球部、激励会

昨日7月7日、毎年恒例の保護者会主催の「あさか開成高等学校野球部必勝激励会」が開催されました。

私より、最後の大会となる3年生は自分たちの思いをプレーでしっかりと後輩に伝えて欲しいとあいさつを述べた後、齋藤享平監督、佐川公一部長より、特別な雰囲気を持った夏の大会での全面に押し出す覇気、元気の必要性や日頃の保護者からの支援への感謝の気持ちが述べられました。

その後、遠藤輝人主将より、今まで以上に闘志を前に出して戦うことや今までの周りからの支援への感謝とその恩返しのための必勝への誓いが、力強く述べられました。

本校の初戦は、予定どおり試合が進めば、7月15日(月)11時30分より、ヨーク開成山スタジアムで、福島高等学校と福島東高等学校の勝者と対戦することになっています。

女子バレー部、思いを後輩へ

本日、本校の第一体育館では、福島県総合体育大会の女子バレーボール競技の県大会が開催されました。

本校の女子バレー部は、6月のインターハイ県大会で第3位となりました。しかし、東北大会をかけた代表決定戦で聖光学院高校に敗れ、悔し涙を流しました。インターハイ後、各部の3年生が引退する中、バレー部の3年生は借りを返すべく練習を続ける決断をしました。奇しくも、今大会で順当に勝ち上がれば聖光学院高校を戦うことができる組み合わせとなりました。

本校、聖光学院高校とも順当に勝ち上がり、ベスト4をかけた本日の最終試合。結果は、フルセットまで持ち込んだものの、最後は力尽き、前回同様、セット数1-2での敗退という結果に終わりました。

3年生の目には涙。いろいろな言葉をかけたとは思いますが、伝えたい言葉は「ありがとう」の一言でした。世の中には、すぐに結果につながらないことは多々あります。しかし、結果が出なかったからと言って、成果がなかったのかというとそんなことはないのです。3年生にできることは、結果を残すことだけではありません。後輩に思いをつなぐことも大切なことです。バレー部の3年生は、先輩から思いを引き継ぎ、そして、しっかりと後輩に思いを受け渡したのではないかと思います。だから、部活動は面白いのです。

頑張れ、バレー部。

そして、頑張れ、すべての部活動。

七夕パーティー

本日1校時目、日本語の授業で、留学生のルイスくんを交えて、七夕パーティーが開かれました。

授業ですので、七夕についてきちんと学習をしました。七夕は、中国の「乞巧奠」(きっこうでん)という行事が始まりだということでした。「乞」は願う、「巧」は巧みになる、「奠」は祭るという意味で、織姫にあやかり裁縫が上手くなるように、それが発展して様々な習いごとの上達を願ったようです。また、笹竹に短冊をつるすようになったのは、江戸時代からのようです。手習いごとをする人や、寺子屋で学ぶ子が増えたことから、星に上達を願うようになったということです。短冊にも意味があったようです。中国の陰陽五行説にちなんだ「青、赤、黄、白、黒」の五色の短冊で、それぞれの色は「青=木・赤=火・黄=土・白=金・黒=水」を表しています。そして、それぞれの色の短冊は、青は周囲への感謝を、赤は親への感謝を、黄は人を信じることを、白は何かをやり通すことを、黒は学力向上のために用いられたようです。

ルイスくんには少し難しい内容だったかもしれませんが、その後お茶を飲みながら歓談し、そして最後に短冊に願いを書いて、本日の授業は終了しました。

最後になりますが、パラグアイ出身のルイスくんが日頃本国で飲んでいた飲料水は、マテ茶だそうです。

3年生昇降口に選挙ポスター登場

第25回参議院議員通常選挙が本日公示され、21日(日)の投開票に向けた選挙戦が始まりました。3年生の生徒用昇降口、職員室前には、県の選挙管理委員会の投票を呼びかけるポスターが掲示されました。

現3年生では、7月22日までに18歳を迎える生徒が50名程度はいるだろうと考えます。是非とも、国政選挙であるこの参議院選挙に自分の意見を反映して欲しいと思っています。

現3年生は、昨年の12月に、主権者教育の一環として、社会科の授業及び昼休み・放課後を利用して、県から配付された「私たちが拓く日本の未来」をもとに選挙の仕組み等を教わり、その後、各候補者の政見に関する資料や選挙公報を参考に、それぞれの政策の違いなどを考えながら模擬選挙(未来の県知事選)を行いました。

主権者教育は、単に選挙の仕組みを知るためのものではありません。主権者教育とは、様々な利害が複雑に絡み合う現代の社会の中で、直面する課題について考え、それを多方面から考察し、できるだけ多くの合意を形成すべく多くの議論を重ね、今とこれからの社会をつくるため行動できる態度を養う教育だと考えています。

どのような社会を形成したいのかを真剣に考え、選挙に参加し、自分の意見を反映させて欲しいと願っています。

タコを食す

昨日、突然、食卓にタコが出てきました。半夏生(はんげしょう)だからということでした。

夏至(6月22日)から数えて11日目の7月2日頃から7月7日の七夕までの時期を半夏生(はんげしょう)と呼んでいます。半夏生の由来は、「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草、別名「半夏」が咲く頃だからだそうです。

半夏生は、農作物にとっては大事な節目で、かつては田植えは半夏生までに済ませるものとされ、それを過ぎてしまうと、秋の収穫量が極端に減ると言われてきました。無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事が行われました。また、関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習があるようです。

また、半夏生の5日間は、働くことを禁じ、酒肉、その日に採って野菜も食べないという物忌も多かったようです。田植えで疲れた体を休めるための、昔の人の知恵だったと考えられます。

今の季節、曇天の空のもと、心も曇りがちです。疲れを感じている人、しっかりとした休養をとり、明日への活力を取り戻してください。

公開文化祭「凜優祭」

今年は、3年に1度の公開文化祭「凜優祭」の年です。

例年、10月に行っていた公開文化祭ですが、今年は8月の開催と早まりました。今年の公開文化祭の開催日は8月25日(日)です。ご来場をお待ちしております。

今年は、例年以上にスポーツ大会が盛り上がりました。スポーツ大会をみて、こんなにワクワク、ドキドキしたのも久しぶりです。生徒の中には、「燃え尽き症候群」に陥り、夏休みに向けて、目標を見失っている生徒もいるかもしれません。しかし、授業中、居眠りをしている暇はありません。夏休みは、凜優祭の準備です。クラス全体で、しっかりとした企画の構想、そして準備をして、お客様をお迎えしようじゃありませんか。

今年の「凜優祭」のテーマは、『Shining Youth』です。「輝く青春」と訳しているようです。生徒たちを見ていると、何をやってもキラキラと輝いていて、とても素敵だなと、いつも思っています。若さからくる輝きは、なにものにもかえることはできません。本当に、青春を謳歌しているのだなと思います。

しかし、若さだけが青春だとは思っていません。

ここに、青春を謳った素晴らしい詩がありますので、紹介したいと思います。サミュエル・ウルマンの詩(岡田義夫の訳)です。

「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」と冒頭から始まります。特に、「事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味」という部分が、とても大好きです。

青春を輝かせるためには、自分が何者であるかをしっかりと考えなければならないかもしれません。自分らしく生きることこそ、輝くことにつながるからです。自分らしさを探し求め、ものごとに関して好奇心を持ち、果敢にチャレンジを繰り返します。何度も失敗し、立ち止まり、自分を見失ってしまいそうになりながらも、自分自身を信じ、立ち上がり、前へ進みます。そんな自分自身をいつも好きでいれば、「輝く青春」はいつもその人もものかもしれません。

7月の花

活発な梅雨前線の影響で、九州南部で大きな被害が出ています。被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

さて、授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の田中汐穏さんの作品が正面玄関を飾っています。

オレンジ色が鮮やかでポンポンのような紅花と凛とした青紫の星形の桔梗の組み合わせがとても面白い作品となっています。やはり、紅花のオレンジ色はドキッとするほど輝いており、大きな存在感をあらわしています。何気なく空間を埋めているギボシの葉も、安定感のある存在として、絵の中にしっかりと収まっています。

紅花は、地中海沿岸またはエジプトが原産といわれているキク科の植物です。地中海沿岸、エジプトからシルクロードをへて中国に伝わり、そして、推古天皇の時代の頃に我が国にもたらされたと言われているようです。紅(べに)を「くれない」と言うのも、中国(呉(くれ))から渡ってきた染料(藍)という意味の「呉藍(くれあい)」からきているようです。

7月も生徒に感謝です。