校長より
「広報こおりやま8月号」
昨日、コンビニによると、「あれ、あさか開成よね」と言われ、振り返ると、そこには広報こおりやま8月号がありました。表紙には、昨年のうねめまつりの踊り流しで踊っている本校生徒が写っています。笑顔で踊っている、とても良くとれた写真です。意図せず、生徒が褒められたようで、とても嬉しかった瞬間でした。
本校のよさこい部は、現在、うねめまつりの踊り流しで4連覇中です。
部員は67名と本校の部活動の中では群を抜いての多さで、全員女子で構成されています。チーム名は「開成舞彩(かいせいまさい)」で、練習場所は正面玄関前のローターリーです。大会だけではなく、高齢者施設への慰問などのボランティア活動もさかんな部活動です。
夏休みに入り、5連覇に向けた練習も本格的になってきました。最近、真夏の日差しが復活し、暑さ、そして日焼けに苦しんでいるようです。しかし、持ち前の「笑顔」で頑張っています。
8月2日本番のうねめまつり踊り流しでは、「開成舞彩」の魅力を、思う存分発揮することを祈っています。
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炎激舞、快演
昨日7月28日(日)、白河のアウシュヴィッツ平和博物館の第17回平和の夏まつりで本校演劇部(炎激舞)が『SHIROCK』を上演しました。
私は、13時30分の部で鑑賞させていただきました。50席程あった座席はすべて埋まり、会場外で立ち見が出る程の盛況ぶりでした。
アウシュヴィッツ平和博物館は、ボーランドの国立博物館の協力を得てアウシュヴィッツ関係の資料を展示しているところです。本校の演劇部は、1年前に当博物館を訪れ、スタッフと交流を深め、この『SHIROCK』をつくりあげていったそうです。私自身、3回目の鑑賞でしたが、今回も大きな感動をいただきます。最後は涙、涙、涙でした。
NHKも取材にきており、その様子は、本日の「おはよう日本」の7時45分からの福島枠で放送されました。
毎回、「差別とは何か」「正義とは何か」について、考えさせられます。持論ですが、「差別はしてはいけないこと」ではなく、「差別はしてしまうもの」だと考えています。私たちは、普段の暮らしを進めるうえで、回避し得ない、むしろ必然的に遭遇してしまうものが、差別だと思っています。その上で、自分の中にある他者と向き合おうとしない「自分」を、どのように捉えていくかが問題だと思っています。単に自己否定をしても問題の解決にはつながりません。自分自身の生活の中の何かを少し変え、そこから、「自分」自身を少し変えることを繰り返すことにより、問題と向き合う力が付くと考えます。
演劇部は、8月17日(土)、郡山市中央公民館でおこなわれる県主催の「人権のつどい2019」においても、13時30分より『SHIROCK』を上演します。だた、こちらは事前申し込みが必要ですので、県のHP男女共生課の「人権のつどい2019」をご覧ください。
演劇部(炎激舞)のみなさん、ありがとうございました。
くまのパディントン
都市の中にありながらも、まったく他を寄せ付けない強い意志を持ち、静寂をまとう独特の空間である美術館、博物館や図書館などの建物を含めた敷地の雰囲気が、私はとても大好きです。
昨日、郡山市美術館で行われた郡山市美術館協議会に参加してきました。平成30年度の事業報告では、昨年度の企画展であったターナー展、今泉亀撤のコレクション展、ブリューゲル展が大盛況で、大規模改修で稼働できない期間が3ヶ月ほどあり、実質的な美術館稼働期間9ヶ月と短かった中、全体の展覧会観覧者数が10万人を超えたという報告がありました。美術館に来館する絶対的な人数が増えることがとても良いことだと思っています。
少し話はずれますが、以前、勤務していた学校の近くの本屋が突然なくなったことがありました。特別な専門書があったわけではないですが、街の本屋として非常に親しまれており、高校生向けの新書などを数多く取り扱ってもらっていました。その本屋がなくなったのです。雑誌ならば、コンビニで買えるでしょう。しかし、新書はコンビニでは買えません。この本屋がなくなっただけで、高校生にとっては、新書を手にする機会が一気に少なくなったのです。文化というものは、このような感じで徐々に衰退していくのではないかと考えさせられました。
現在、郡山市美術館では「くまのパディントン展」が開催されています。恥ずかしながら、私は、パディントンを映画の中の「変なぬいぐるみ」としか認識していませんでした。この展覧会を見なければ、その印象はずっと変わらなかったでしょう。この展覧会で、パディントンが、世界中で有名な児童文学であったこと、その名前はパディントン駅から命名されたこと、そして誕生にはマイケル・ボンド氏の悲しい過去があったことを知ることができました。
文化は、市民が享受し、市民が育てるものだと思っています。まずは、興味関心を持つことが、その地域の文化を維持発展させるきっかけになると思っています。今度は、生徒と美術論議をしたいと思います。
一日体験入学、無事終了
中学生一日体験入学が終了しました。500名を越える中学生の皆さま、200名近くの中学生の保護者の皆さま、暑い中、本校の一日体験入学に参加していただき、大変ありがとうございました。
全体会では、生徒、そして昨年の留学生で、昨日より本校に遊びに来ているフランス人のトムくんが、本校の国際関係の行事について丁寧に紹介をしてくれました。我々教員が話すよりも、何倍も説得力があったのではないかと感じております。また、中学生の皆さんは、生徒が話せる言語の多さにびっくりしたのではないでしょうか。すべての生徒が多言語を話せるわけではないですが、海外研修の多さや留学生の存在が、多言語を話せる環境を作り出しているのは確かであります。想像してください。外国人の留学生が普通に隣で授業を受けている風景を。あなたは、その留学生のために何をしようとしますか。他者に対するやさしさが溢れる学校、そんな高校が、あさか開成高校です。
最後になりましたが、改めて、本校一日体験入学の参加に対して感謝申し上げます。
AUS研修、元気に帰国
本日、11時40分、予定時間より20分速く、オーストラリア研修生23名が元気に学校に戻ってきました。
今回の研修した23名の生徒は、ホストカレッジにおいても、ホストファミリーとの間においても、積極的にコミュニケーションをし、行動したと聞いております。出発前に掲げていた目標である、勇気を持ってコミュニケーションを図るということは、ほぼ達成できたのではないかと考えています。
来週より振り返り研修が始まります。しっかりと今回の研修を振り返り、その経験を自分のものとし、そして今後は周りの人に発信できるようになるまで、内容を深めてください。
まず、ごくろうさまでした。しっかりと体をやすめてください。
昨年度の外国人留学生、次々と再来日
本日、昨年10月29日から11月2日までの1週間、本校で学んだフランス人のトレグレッサ・トムくんが、本校を訪れました。
トムくんは、昨年度、愛知県の高校で1年間の学んでいた留学生です。同じく愛知県の高校で学んでいたチョティヤコラクル・プリパットくん、通称プーさんとともに、「異地区間交流」という制度で、1週間、本校で学ぶ機会を持ちました。1週間という短い期間ではありましたが、2人は積極的に本校生徒と交流を行い、本校にとても馴染み、帰るときには「あさか開成高校に転校したい」とも言ってくれました。生徒との最後の別れは、涙、涙でした。
現在、トムくんは高校2年生です。アルバイトをして、長期休業などの夏休みに友人と海外旅行を楽しむことは、ヨーロッパの高校生では普通のことですが、日本に来る費用はとても高額です。今回の費用の捻出ために、トムくんは、フランスで、日本語を教える先生のアルバイトをしたそうです。今回の日本訪問は、昨年度、お世話になった愛知県の学校、そして、本校を訪問するために、一人で来たそうです。日本が大好きなトムくんは、高校卒業後は、日本の大学に来たいそうです。がんばれ、トムくん。
先週は、私は会うことができなかったのですが、昨年度1ヶ月の短期の留学生コルドバール・ジャンくんも、本校を訪れてくれました。
留学生のみなさんに、感謝です。
そして、留学生に良い想い出を作ってくれた、生徒たちに感謝です。
明日は一日体験入学
いよいよ明日は、本校の一日体験入学となりました。
昨日あたりから徐々に夏らしい気温となってきましたので、一日体験入学に参加される皆さんは、各自、熱中症対策の飲料水などを持参されることをお願いします。
8時30分より受付開始となり、9時より全体説明会となります。受付場所は、第一体育館入り口となっております。9時より全体説明会が行われますので、10分前には受付を済ませてください。
約1時間の全体説明の後、体験授業、本校生徒との座談会となります。体験授業と同時に、保護者・教員向けの全体会・個別相談が大会議室で開催されます。新入試制度の導入などのご質問等を受け付けますので、お寄りいただければ幸いです。
最後になりましたが、校内には参加者用の駐車場はありませんので、どうぞ公共交通機関等を利用ください。
図書委員、来室
本日の午前中、図書委員会の委員長の内藤愛優さんと書記の吉川利菜さんが、先日作成した栞を持ち、校長室を訪問してくれました。栞は一日体験で中学生に配布するものですが、私にも使って欲しいということで綺麗な栞を一ついただきました。大変、ありがとうございます。
二人によると、栞づくりは来年以降も継続していきたいということでした。今回の牛乳パックからの紙の再生は、試行錯誤はあったものの、思ったよりも簡単に、そして綺麗に仕上がることが分かったということでした。毎年、学校のテーマは変わるものの、リサイクルはSDGsにとって非常に重要な概念であることは間違いないので、栞づくりを継続し、テーマごとにアレンジを加えるという方法で、今後もやっていくという強い決意を聞きました。
図書委員会の頑張りに、感謝です。
AUS研修はホストファミリーとの最後の別れ、そして、ベラルーシ研修は出発
オーストラリア研修は、現地での最終日となります。もうホストファミリーとの涙、涙、涙の別れが終わり、ブリスベン空港に到着した時間でしょう。生徒たちは、いろいろな想い出をいっぱい胸にしまい、今日本に帰国しようとしています。一回り大きくなった生徒たちと会うのが楽しみです。
さて、本日7月24日(水)は、日本・ベラルーシ友好派遣団2019の出発でもあります。生徒たちは、8時20分、ふたば未来高校の生徒と合流すべく、学校を出発しました。ベラルーシとの交流は、震災の翌年の2012年より、ベラルーシと日本の青少年の交流発展と次世代の国際リーダーを育成するために福島県と宮城県の青少年が招待されてきました。今年から、この2県に加え、被災のあった北海道、大阪、広島、岡山、長崎の高校生の招待が加わり、新たなかたちでの再スタートとなりました。日程は、本日から8月4日までの12日間です。福島県からは、本校とふたば未来高校の2校の生徒20名参加します。他県からの生徒を合わせると約50名の生徒が参加する大きなプロジェクトとなっているようです。ベラルーシとの生徒との交流もさることながら、他県の生徒との交流も積極的に行ってきて欲しいと願っています。
頑張れ、あさか開成生。
AUS研修は終盤、韓国訪問は結団式
早いもので、オーストラリア研修は、本日がフェアウェルパーティー(さよならパーティー)となりました。明日のホストファミリーとのお別れ等は残してはいるものの、本研修の大きな部分は本日で終了です。残された1日、ホストファミリーとゆっくりと過ごして、最後の想い出をつくっていただきたいと思います。
さて、本日、学校では、駐仙台大韓民国総領事館 副総領事 柳 昌秀 様、駐仙台大韓民国総領事館 責任実務官 朴 廣珍 様、駐日本大韓民国大使館 政務課 研究員 禹 チェア 様、そして本県より、福島県生活環境部 国際課長 國分 健児 様、高校教育課 指導主事 伊藤 恵美子 様等の御出席のもと、駐日本国大韓民国大使館主催の東北地方高校生韓国招待事業福島県派遣団の結団式及びオリエンテーションが開催されました。
東北地方高校生韓国招待事業は、今年で第7回をむかえるもので、昨年まで、宮城県、岩手県、山形県の高校生120名余りが韓国に招待されてきた事業です。今年、初めて福島県の高校生が対象となり、まずは韓国語を学んでいる学校ということで、本校が選ばれたようです。
今回の結団式のあいさつでも述べましたが、本校では、欧米だけでなく、アジアとの友好関係が、今後の日本にとって、最重要な要素になると考え、第二外国語にハングルや中国語を用意しています。また、毎年受け入れている外国人留学生についても、欧米以外の地域から積極的に受けて入れています。昨年は、韓国より、チョソンフンくんを、1年間受け入れ、生徒たちは活発に交流を深め合っていました。このように、本校はアジアにも視点をおいた国際教育を展開している学校でもあります。
現在、韓国と日本は、政治の部分では難しい問題は抱えています。しかし、両国の未来を作り出していくのは子供たちです。私は、このような難しい時代だからこそ、この未来を担う子供たちの交流を閉ざしていけないと考えています。未来を託せる子供たちを育てるべく、より一層の交流を行うことが大切だと信じています。
生徒たちが、この韓国訪問で、たくさんの経験をし、そして、今後の韓国と日本の関係を真剣に考え、未来につなげることを期待します。
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