あさか開成 校長雑感

2019年12月の記事一覧

良いお年を

令和元年も、もうすぐ終わろうとしています。天気予報では「年末寒波」の予想がでておりますので、しっかりと寒さ対策をして年を越そうと考えています。3年生の皆さんも、しっかりと体調管理に気をつけながら、最後まであきらめずに頑張ってください。

昨日まで3日間、郡山総合体育館で行われた第49回福島県高等学校ソフトテニスインドア選手権大会に行っておりました。室内は非常に寒かったですが、その寒さに負けない熱戦が繰り広げられました。本校の女子ソフトテニス部も参加していましたが、結果は、準優勝した磐城第一高等学校に準々決勝1-2で敗退し、ベスト8という結果で終わりました。県中地区の女子団体の部では、田村高校が優勝、安積黎明高校が第3位で、県中地区の高校が大活躍した大会となりました。田村高校、おめでとうございます。1月、郡山総合体育館で開催される東北大会、頑張ってください。

さて、令和元年を振り返りと、今年も、生徒がさまざまな分野で活躍した年だったと感じています。今年は、特に大きな行事である公開文化祭『凛優祭』が開催されました。『凛優祭』では、クラスの企画力の高さ、そして、普段見られない個々の才能をみることができました。また、途中で挫折しましたが、新聞紙を利用したエコバックの開発は面白いチャレンジでした。そして、夏休み中、オーストラリア研修、ベラルーシ研修、韓国研修等、50名を超える生徒が海外研修に参加しました。特に、日韓関係が緊迫している中での韓国訪問は、大きな意義があったと感じています。どうしても、文化、民族の違い等により、国家同士の対立が生じる場合があります。本来、国同士の対立は外交により解決されるべきではありますが、市民同士の相互理解があれば、より外交が円滑に行われることもあります。その意味でも、平和に寄与できる活発な交流ができたのではないかと考えております。そして、それらの研修における自己の体験をまとめ、深めた国際理解・国際交流発表会では、個々の生徒の優れた探究力、発信力をみることができました。また、部活動、ボランティア活動でも大いに活躍しました。県インターハイでのバレーボール部の3位、フラガールズ甲子園での全国1位、演劇部の2年連続の東北大会出場等、数多くのすぐれた成績を残してくれました。本当に生徒から、活力をいただいた1年ではなかったと感じております。

来年は十二支でも最初の「子」年です。また、オリンピックイヤーでもあります。何か新しいものが始まることを感じさせる、また、「国際」という文字がより重さを増す、ターニングポイントの年となるではないでしょうか。そして、本校の存在もますます増してくるのではないかと感じています。

最後に、恒例の干支「子」年にちなんだ、メッセージを送ります。

「鼠(ねずみ)が塩を引く」というように、小さなことも積み重ねていけば、大きなことにつながります。コツコツと努力することは大切です。また、「鼠も虎の如し」というように、小さなネズミも、勢いに乗って攻め込むときは大きな力を発揮するものです。勢いに乗れるだけのものを、自分自身に身に付けなければなりません。それは、日々の小さな積み重ねでしかありません。そして、「急ぐ鼠は雨にあう」というように、ものごとを急いだり、軽はずみにしてはいけません。ゆっくりで良いので、しっかりと自分の身になるような努力をしてください。

来年が、生徒の皆さん全員、飛躍できる年となりますように。

大切な「何か」

本日12月27日(金)、桃見台公民館の中村隆志館長が、11月初めの桃見台地区の文化祭、そして、先日12月21日(土)に行われたクリスマス料理教室のボランティアの御礼に、わざわざ校長室に訪れてくれました。こちらこそ、たくさんの生徒がお世話になり、ありがとうございます。

桃見台公民館には、年間をとおして、多くの生徒がボランティアに通っています。そして、公民館の職員の皆様方、また地域の方々に、学校の座学だけでは学べない「何か」を学ぶ機会をいただいています。

本校は国際科学科の学校ですが、多くの人が英語を学ぶ学校だと思っているようですがそうではありません。自分とは違う言語圏の人間との直接対話の手段として英語を学習することは大切なことではありますが、英語が話せるから異文化を理解できるということではありません。国際を科学するとは、自分と他者の違いを知り、他者を受容し、関係性を築くことであり、そのため鍵を握っているのがコミュニケーション能力だと思っています。そのため、本校では、コミュニケーション能力を伸長させる機会を数多くつくる努力をしております。海外研修でのホームステイも一例ですが、ボランティア活動を奨励していることも、その延長線上にあります。

コミュニケーション能力とは論理的に物事を考えて伝える力ですが、私はそれだけではないと思っています。相手の話を聞く力、感じ取る力、寄り添う態度もコミュニケーション能力だと考えています。だから、私は、ディベートだけで、コミュニケーション能力が身に付くとは考えていません。あらゆる場面での交流、ふれあいをとおしてこそ、コミュニケーション能力が身に付くと思っています。

生徒たちは、ボランティア活動をとおして、学校では学べない多くの大切な「何か」を学んでいるのです。

中村館長、いつも生徒の成長を見守っていただき、ありがとうございます。

ラジオ

8月に引き続き、学校評議員の増子澄子様のお誘いで、ラジオをとおして学校をアピールする運びとなりました。8月の前回は、公開文化祭『凛優祭』の告知でした。生徒からも多くの反響がありました。増子様、大変ありがとうございます。

前回も紹介しましたが、増子さんは、今年度より学校評議員となられた方で、昨年度は本校に1年間留学していた韓国人留学生のチョソンフンくんのホストファミリーとして、本校の国際交流事業を校外より手助けしていただいた方でもあります。本校の学校評議員を引き受けていただいた際に、本校の国際理解・交流事業を少しでもお手伝いさせてくださいと言われました。ということで、2度目となるラジオによる学校ピーアールの機会となった訳です。

12月20日(金)に収録が行われたようですが、今回の出演も生徒会役員の皆さまにお任せしました。出演者は、3年前生徒会長安齋麗(うらら)さん、前生徒会副会長佐藤和世さん、2年現生徒会長遠藤颯人さん、1年生徒会副会長人見綾音さんです。ある先生も出演しますが、聴いてからの楽しみとしましょう。

放送局はココラジです。周波数は79.1MHzですが、スマホをお持ちの方は無料アプリでも聞けます。

放送予定ですが2月になっています。近くなったら、また、詳細を連絡したいと思います。放送枠は、増子様の持っている番組「みやびの小部屋」での放送です。楽しみに待っていてください。

ハッピーホリデー

みなさん、「ハッピーホリデー」。

グーグルの検索サイトに「ハッピーホリデー」とありました。「ハッピーホリデー」は、クリスマスがキリスト教における宗教的行事であることを背景に他の宗教を持つ人々を顧慮し、「メリークリスマス」の代替として用いられているようです。宗教色の薄い日本としては、「ハッピーホリデー」、「メリークリスマス」、どちらも変わらないように思われますが、マイノリティを大切にする本校としては、今年より「ハッピーホリデー」を用いるように努力したいと思います。

さて、昨日より第49回福島県高等学校ソフトテニスインドア選手権大会のため、郡山市総合体育館に行っています。凄く寒いです。

昨日は男子個人戦が行われました。本来であれば、男子の個人戦・団体戦は須賀川アリーナでの開催予定でしたが、10月の台風19号の被害によりアリーナが使用不可能となり、急遽、本宮市総合体育館での開催となりました。しかし、本宮市総合体育館ではコートが2面しか取れないため、試合進行を考え、男子は大会を3日間とし、初日の個人戦を郡山市総合体育館で実施することになったという訳です。会場変更を余儀なくされる男子選手の皆さんには、おおきなご迷惑をおかけしております。

本日25日(水)は女子個人戦、そして明日26日(木)は女子団体戦が、郡山市総合体育館で開催されます。女子の個人、団体とも、本校は出場しておりますので、応援よろしくお願いします。

 

グリーティングカード

10月に1ヶ月間の短期留学生として本校に留学していたウルグアイからの留学生カズキくんより、クリスマスカードが届きました。

日本でも、年賀状や暑中見舞いなど、季節の変わり目や大きな行事の時に手紙をやり取りする文化があります。同じように、クリスマスや新年などの行事に合わせて、親しい友人とカードのやり取りをする文化が欧米にもあります。このカードのことをグリーティングカードと呼びます。クリスマスカードが代表です。

私も、今年は、オーストラリアにクリスマスカードを出しました。国際郵便ですので高いかと思いきや、なんと110円でした。グリーティングカードは格安で送れることを初めて知りました。

みなさんも、知り合った留学生に、グリーティングカードを送りましょう。新年なら、まだ間に合うかもしれません。