あさか開成 校長雑感

校長より

成長について

昨日に引き続き、成長について考えていきたいと思います。

成長には、身体的なもの、精神的なもの等があると思っています。教育相談研修会で出てきた「成長」とは、人生の最後の一瞬までと言っていますので、身体的なものではなく、精神的な成長を言っているのだと考えます。

精神的に成長することができたと感じるときはどんなときでしょうか。普通は、困難を乗り越えて挑戦していたことに成功したとき、継続的な努力をしてある条件を乗り越えていったときなどを考えるのではないでしょうか。では、その成長によって、何が大きくなっていったのでしょうか。経験、自信といったものでしょう。

何かを考えるときに、私はものごとの捉え方である「視点」や「枠」を非常に大切にしています。成長を考える一つの例ですが、テストでは、知識を集積し、点数がとれるかどうかが問われます。80点を目指していた者が、それを超えることができれば、大きな達成感や満足感を味わうことができます。しかし、それは、知識や技能をテストという指標で測る高校や大学までの時代にしか通用しないかもしれません。就職してからも、ある一定の知識や技能が必要かもしれませんが、そこにはもうテストという指標がない場合の方が多いのです。そこで必要なことは、ものごとを考える「視点」や「枠」を変えていくことだと思っています。自分自身が求めている経験、自信、理解、喜びとは何だろうと、自分自身が持っている「視点」や「枠」自体を変える必要があるのです。

私が考える真の意味での「喜び」は、自分のために何かをすることではありません。他者のために、自分の知識や技能を活用することです。そして、自分、他者を含めた社会が変われば、自分自身に多くの幸せが返ってくると思っています。

最後に、生徒集会時に、良く、「失敗を恐れず、挑戦してください」と話しています。「失敗」も経験の中の一つです。失敗することは、決して何かを失うことではありません。反対に、うまくいかないという知識や技能をいっぱい蓄積していくことだろうと思っています。とっても豊かな経験値が増えているのです。私は、成功の対義語は失敗ではないと思っています。成功の対義語は、何もしないこと「無行」ではないかと思っています。

午後は研修会

中間考査の間は、生徒は遅くても13時にその日の考査を終えることになります。

しかし先生方は、その日の考査の採点、明日の日の考査の確認、印刷と、普段よりも忙しく動いています。また、普段できない教員向けの研修会も、考査中の午後に開催されることになります。初日10日には教育相談研修会が開催されました。そして、本日11日には小論文対策研修会が開催されます。

教育相談研修会の話の中で、「人生、最後の一瞬まで成長」という言葉がとても気に入りました。「成長」という言葉は、私が好きな言葉の一つです。元々の意味は、「人間や動植物が育って大きくなること」を指している言葉でしょうが、成長を自分なりにきちんと定義している人は少ないのではないかと考えています。

良く生徒とは、くだらないことを話します。

今年3月の卒業生と「千と千尋の神隠し」について議論をしたことがありました。成長についてです。生徒は千尋とハクとの恋愛物語だと解釈したのに対して、私は千尋の思春期における成長物語だと主張したのです。

映画を見ながら、「なぜ名前だろう」という問いが、何度も私を悩ましました。その答えが出たのが、カオナシの登場です。名前は、自分が自身自身であると証明できる重要なもので、アイデンティティそのものと言えるものです。カオナシは、顔がないばかりでなく、声を出すこともできず、最初の方では体自体も透けていました。他人を食べることにより、やっと声やキャラクターを持つことができました。しかし、それは決して自分自身ではありません。自分が自分であるためには、他人のまねをするし、そして万人が好むお金等を常に気にして、それを使って他者とつながろうとしています。非常に悲しい存在です。登場時の千尋自身なのかもしれません。

この物語は、千尋が「自分自身とは何者か」と問いへの答えを探すための旅だと考えています。両親が醜い豚に見えたことも、思春期に入った精神状態を表していると考えます。自分自身に価値を求めることができず、常に不安におびえ、そして、社会に対しても拒否反応をしている状態でしょう。その後、働くことや他人との触れ合いにより、自分自身が他者にとって必要な存在であることを感じて始めていく千尋。最後は、ハクを救うための旅を終え、自分自身が誰にも代えがたい存在であることを自覚し、思春期を脱していきます。

こんなことを思い出しました。

前期中間考査、始まる

本日6月10日より6月13日まで前期中間考査が行われます。

先週は、多くの生徒が学校施錠時間ぎりぎりの19時まで、各教室・特別教室で試験勉強を行っていました。ほとんどのクラスで、仲間同士教え合いながら勉強を進める姿が見受けられました。時には、講義スタイルで、教わっている先生の口調をまねしながら、普段の授業と同じように黒板を使い、友人に教えている姿をみて、思わず聞き入ってしまうこともありました。

集中力がなく、勉強がはかどらない生徒にとって、学校は勉強をする最適の場所です。テレビ、ベッド、冷蔵庫等、誘惑するものが少ないからです。私も、高校時代は、自宅よりは、学校で勉強をしていたことを覚えています。学校で勉強をしているほとんどの時間は、数学を解いていました。友人と競い合いように解き合っていたことを今でも覚えています。解法できなければ、納得するまで友人と話し込みました。私たちの時代は、職員室へ行って、先生方に質問することは、ほとんどありませんでした。友人がいれば、どの教科でも、ほとんどの問題の答えを導き出すことができていましたからです。

学習は、一人ひとりの個人戦だと思いがちだが、私は集団戦だと思っています。特に、各考査でもそうだが、受験などの長期間の戦いにおいては、くじけそうになる自分を励ましてくれる友はとても大きな存在です。私は、常に友を意識しながら、問題を解いていたように感じています。集中力のない私にとって、考査や受験を乗り越えられたのは、私に付き合ってくれた多くの友のおかげだと思っています。

県南地区高等学校音楽祭、開催

本日は、須賀川市文化センターで、令和元年度県南高等学校音楽祭が開催されました。

この音楽祭は、県南地区高等学校の音楽学習の発表の場として、半世紀以上の歴史を持つものです。そして、声楽、器楽、そして日本音楽など、部門の違う者同士が一堂に会して、親睦を深め合い、同時に、お互いの良さを感じ取りながら、それをそれぞれの高校に持ち帰り、今後の活動の向上につなげていく場だと思っています。

県南支部長としてあいさつをした際にも、そのことを重視し、自分たちとの共通点、相違点を感じ取り、それを自校に持ち帰ってよく話をしてくださいとお願いしました。

吹奏楽、器楽、合唱など、また、編成の大小など、いろいろな違いがありましたが、心にしみわたる、良い音楽を聴き、良い表現活動を見たと感じております。

各学校の音楽部関係の生徒の皆さん、大変ありがとうございました。

2つの進路のお話

昨日6、7校時、1学年では進路講演会、3学年では進路説明会が開催されました。

この2つの進路に関する話は、進路という同じ範疇の話ではありましたが、対照的な話でした。1年生の進路講演会は、今後の高校生活をどのように過ごすのかを、文理選択など進路というものさしで話された内容でした。言わば、高校の入り口部分のお話でした。3年生の進路説明会は、高校卒業後の進路に向け、今後の手続きなどについて保護者とともに説明を受けたものでした。提出書類の作成など、非常に実務的な部分を含むもので、ある種の緊張感を持つ内容のものでした。こちらは、高校での出口部分のお話と言えるでしょう。

3年生の生徒の顔を見ながら、そう言えば、2年前、この子たちも、あどけない顔で、文理選択、科目選択について悩んでいたことを思い出しました。時の流れというのは、とても速いものだと感じてしまう瞬間でした。

これから、3年生は自己の進路実現に向けた戦いへと突入していきます。最初の山場は、夏休みだと思っています。「夏を制する者は、受験を制す」です。しっかりと、地道に、そして最大限の学習をしていただきたいと思っています。

そして、1年生の皆さん、自分自身との対話のときがやってきました。『進路の手引き』にも書きましたが、進路を決めるとは、自己と対話し、自己を知ることだと思っています。自分がどのような人生を送りたいのかを真剣に考えてください。

6月の花

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の梨本涼夏さんの作品が正面玄関を飾っています。

今回の作品は、リアトリスの一種生けです。「正風体一種生」と紹介がありましたので、ネットで調べると、生け花の伝統的な型であることがわかりました。生け花については素人の私ですので、勝手に「佇まい」かなと想像しました。「佇まい」とは、立っている様子のこと、また、そのものからかもし出されている雰囲気を言います。しかし、私には「佇まい」は、ちょっと「様子」や「雰囲気」とは違った印象を持っています。そこにちょうど良くおさまっている感覚が、私の感じる「佇まい」です。勝手に、「正風体」とはそんなものなのかなと思っています。違っていたら、大変失礼いたします。今回の、梨本さんの作品も、そこにしっくりとおさまっている感じがします。感動です。

リアトリスは、夏の花として代表的なものです。日本には大正時代に伝わったようで、花がアザミに、そして葉がユリに似ていることからユリアザミの和名があるようです。花をみながら、季節を感じています。

 

 

初めての考査

前期中間考査まで1週間を切りました。令和になって、初めての考査となります。また、1年生にとっては、高校での初めての考査となります。

前期中間考査は、6月10日(月)から13日(木)まで実施されます。1年生のみなさん、中学校と違い、高校の考査は長期間のたたかいとなります。本校の考査は、どの考査も、4日間の日程で、遅くても4校時までで終了となります。計画的な学習をし、現在自分が持っている実力を十分に発揮していただきたいと感じています。

何事においても「はじまり」は大切なものです。最初の考査でうまくいけば、それが自信となり、その後の勉強もうまく進む可能性があります。1年生にとっては、3年間を左右する大事な考査かもしれませんので、しっかりと勉強をして欲しいと願っています。

また、3年生にとっては、3年間の評定が出る最初の考査です。評定は、今後の進路にとって、とても大事なものとなります。悔いの残さないように、1科目1科目、全力を込めて、最大の勉強をしてください。

最後になりますが、理数科目について、ひとつのアドバイスをおくりたいと思います。数学などで、授業中、先生の説明を聞いているときは「わかる」ものの、自宅に帰って復習をしようと思うと解けなくなることはありませんか。私は、高校時代、その経験をたくさんしました。この場合の「わかる」は、分かった感じがする位のものでしょう。理数科目は問題演習(実際に多くの問題を解くこと)が大切です。一定時間の演習量をこなすことによって、「わかる」が「解ける」とつながり、本当の意味での分かるになっていきます。時間がかかりますので、毎日、時間を決めて演習をすることを勧めます。また、理数科目を、自分一人でやりきるには、ちょっと大変かもしれません。教室を利用することをお勧めします。多くの卒業した先輩方は、考査前は、放課後、教室で勉強をしていました。友達に質問したり、友達も分からない場合は、うまく先生方を活用していたようです。

All's Well That Begins Well.

朝の10分を大切に

昨年も同じことを書いた記憶があります。時間の話です。時間をコントロールすることは、とても大切なことです。特に、朝の時間をコントルールすることはとても大切なことですが、なかなかコントールすることは難しいと思っています。しかし、難しいからと言って、できなくても良い、やらなくて良いという訳ではなく、強い意志を持って、管理することがとても大切なことだと思っています。

今週初めは、県下一斉の登校指導が各学校で行われていることだと思います。本校でも、本日と明日、生徒指導部の先生方だけでなく、PTAの協力も得て登校指導を実施します。毎年、朝早くから、ご協力いただいているPTAの方々にはとても感謝しております。

昨年は、5月に入って、自転車被害事故が6件起きました。ほとんどの事故が、登校中に、側道から出てきた自動車と接触したもので、事故としては軽微なものでした。その接触事故の原因は、もしかしたら、遅刻しないように急いでいて、車の動きが目に入らなかったからかもしれません。事故は命にかかわる問題です。今回は、軽微であったとしても、次もそうだとは限りません。余裕を持った登校をすること、そのために、10分程度の時間をコントロールすることが大切だと思っています。10分の余裕が、十分な余裕につながっていくのです。

今年は、朝の時間をより一層強い意志で管理させるために、いろいろな取り組みをしております。まず、今年度は、朝の時間の意識させるために、登校時間を少し早めました。そして、年度当初の生徒指導部による登校指導、それと並行して、4月から5月にかけて、生徒会役員が朝のあいさつ運動を実施してくれました。5月中旬からは通学危険箇所の交通指導が実施し、そして、今週のPTA・生徒指導部合同登校指導となっております。この取り組みの効果かどうかは判断しかねますが、着実に自転車事故は減っています。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。しかし、過ぎた時間は決して返ってくることは決してありません。時間をどのように使うのかを考えることは、自己を磨くことだと考えています。生徒の皆さん、少し時間について考えてみましょう。

ソフトテニス女子、快進撃

本日6月1日、平庭球場で、ソフトテニス競技男女団体戦が始まりました。

男子は、只見高校と対戦し、3-0で勝利、1回戦は突破しました。

2回戦は、男子は、第2シードの学校法人石川高校との対戦、0-3での完敗でした。しかし、多くのものを学ぶ機会となりました。女子は、2回戦からの登場です。相馬高校との試合は、2時間以上に及ぶ大接戦となりましたが、2-1と勝利しました。勢いに乗った女子は、3回戦須賀川桐陽戦も、2-1で勝利し、明日は、白河旭高校とベスト4をかけた試合となります。

作っていくもの

国際部からの紹介がありましたが、昨日、国際理解講座が開催されました。

今年の国際部の学校共通テーマは「共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~」です。昨日の国際理解講演会での校長あいさつでは、この学校共通テーマについてお話をしました。

学校共通テーマが明確に生徒に示されたのは実は最近のことです。以前は、貧困や差別などの国際的課題の理解促進に努めていたものの、「共通テーマ」という存在はありませんでした。2016年よりSDGsに基づく探究活動が始まり、2017年より探究のための学校共通テーマを決めるようになりました。2017年は「水との共存」、2018年は「多様性との共存」でした。「水との共存」では、「水」を自然の象徴として捉え、自然環境の保全について学校全体で考えました。そのときから猪苗代湖清掃が始まり、今年の4月は40名を超える生徒が参加するようになりました。2018年には、一つの挑戦ではありましたがLGBTに関する講演会を実施しました。すぐに生徒が反応し、レインボーグッズの作成・配布へつなげてくれました。

何度も述べてはいますが、知識を得るだけでは、その知識は死んだものとなってしまいます。得た知識を、いかに社会に還元するかが大事です。そのために、課題を持った者同士が意見を交わし、考えを深め、そして行動する必要があるのです。あさか開成高校が、今後「作っていくもの」とは、そのような考えを持った人材であります。

合理的なもの、効率的なもののすべてがいけないとは思っていません。しかし、人間の生活を便利にするために作られたプラスティックが、いま、いろいろな動物を苦しめています。そして、人間の健康そのものへ直接的な影響を与え始めています。講演内でも、「プラスティックが便利なのは丈夫だからです。そして、プラスティックが恐ろしいのは丈夫だからです」という言葉がありました。合理的、効率的な生き方を求められる現代に、その考え方をもう一度問い直せる人間が必要なのです。そして、そのことを大きな声で伝える人間が必要なのです。

本校が育てたいと思っている人材は、そのような「バカ正直な」人間です。

最後になりましたが、多数の保護者の皆さまにも、講演会に参加していただきました。大変、ありがとうございました。

 

本日よりインターハイ県大会後半戦

本日より、バドミントン競技を皮切りに、インターハイ県大会の後半戦が始まりました。

バドミントン競技は、白河中央体育館で、本日は団体戦、明日・明後日は個人戦(シングル・ダブルス)となっています。

6月1日(土)以降は、以下のとおりとなっています。

○ソフトテニス 平庭球場 6月1日 個人戦 6月2・3日 団体戦

○剣道 郡山市総合体育館 6月1日 団体戦1回戦、個人戦1回戦 6月2日 団体戦・個人戦

○サッカー部(女子) 広野サッカー場 6月1日 13:00 1回戦(対磐城桜が丘)

                   6月2日 11:00 決勝

○卓球 福島市国体記念館 6月1日 団体戦 6月2・3日 個人戦

3年生の中には、この試合を高校最後の試合と決めている人も多いと思います。一秒でも長く、試合を楽しんできてください。

がんばれ、あさか開成生!

5月の花、第3弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の阿部咲楽さんの作品が正面玄関を飾っています。

生けられたときには咲いていなかったスカシユリが鮮やかな黄色の花を咲かせ、真っ赤なグラジオラスの花も次々と咲き始めました。この作品が飾られた水曜日とは、趣が大きく変わってきました。とても、鮮やかさを感じる作品となってきました。

ユリ、グラジオラスのどちらも、夏を感じる花です。先週末より、季節外れの気温の高さもあり、すっかり夏気分となってきました。

さて、グラジオラスと言えば、その名前の由来が、ローマ時代の短剣グラディウスにちなんで名付けられたことを知っているでしょうか。葉の形が、グラディウスに似ていることから付けられたそうです。

ローマの兵士は、ギリシアの重装歩兵に学び、丸盾と槍で隊列を組んで戦う戦法をとっていました。しかし、山岳民族との戦いの時に、隊列が崩れてしまうという弱点を補うために、短剣であるグラディウスを使用するようになったようです。また、グラディエーター(剣闘士)の語源も、このグラディウスから来ています。

令和最初のPTA役員会・合同委員会

本日5月28日、令和元年度第1回PTA役員会・合同委員会が開催されました。

まず、各学年の委員会ごとに、そして次に、健全育成・調査広報・進路対策の各専門委員会ごとに集まり、自己紹介、委員長・副委員長の選出、今年度の活動計画について、話し合われました。

それぞれの学年委員会・専門委員会とも、話し合いがスムースに進み、各委員長より今年度の活動計画が発表されました。

これより、本格的なPTA活動が始まります。特に、今年は公開文化祭である「凜優祭」が8月25日(日)に行われます。PTA役員の皆さんも、とても楽しみにしているようです。いろいろなアイデアを出しながら、生徒たちに負けない出し物にしていきましょう。

PTA役員の皆さん、本日は、お忙しい中、ご出席していただき、ありがとうございました。

今後とも、よろしくお願いします。

 

女子バレー部、夢を後輩へ

本日、インターハイ県大会バレーボール競技は最終日となり、準決勝、決勝、代表決定戦が行われました。

結果は、準決勝で第1シードの郡山女子大附属高校に敗れ、代表決定戦に回ることになり、代表決定戦では、聖光学院高校とフルセットに持ち込みながら、最後の1点が遠かった試合となったようです。

帰ってきた生徒たちには、最大限の感謝の言葉を贈りました。

勝負をする以上、栄冠と感動を味わわせてやりたいと思いますが、頂点に立つことができるのは1チームのみで、多くのチームや選手はそれを味わうことはできないのも事実です。生徒たちには、目に見えない栄冠を贈りたいと思います。

女子バレー部、ベスト4進出

気温も暑いですが、インターハイ県大会も熱戦が続いています。

バレーボール競技ですが、昨日は福島南高校と2回戦を戦い、2-0で勝利し、ベスト16へ進出しました。昨年度は、地区大会で上位の成績を残しながらも、なかなか勝てなかったのが県大会でした。実力はありながらも、どうしても気持ちが先に行ってしまったのかもしれません。今年の卒業生も、この試合の応援に来ていました。自分たちができなったことを、後輩に託し、必死の応援をしてくれました。私も、最後の1点を決めるまでは、ドキドキしていました。まずは1勝、悪いジンクスを取り払うことができました。

本日は、ベスト8をかけて磐城第一高校と戦い、接戦を制し、ベスト8に進出を決めた。そして、原町高校とベスト4をかけた試合です。両者とも一歩も引かない試合となりました。勝利を決めた瞬間は、涙が出そうになりました。自分を信じ、仲間を信じた結果です。

明日は、郡山女子大附属高校と決勝をかけた試合となります。頑張れ、女子バレー部。

最後になりますが、応援においでいただいた保護者の皆さま、そして卒業生の皆さん、大変ありがとうございました。

インターハイ県大会、始まる

本日5月24日、陸上競技を皮切りにインターハイの県大会が始まりました。

陸上競技は、郡山ヒロセ開成山陸上競技場を会場として、27日(月)までの日程で競技が行われています。本校関連では、本日は、4×100mRの予選と準決勝が行われます。予選はもうすでに終了しており、組3着で、16時35分から実施される準決勝に進むことができました。明日は、100mや走り幅跳びにも本校生徒が出場します。暑さに負けず、頑張ってほしいものです。

また、明日からは、バレーボール競技も始まります。明日は、福島南高校で、2回戦からの出場で福島南高校と福島商業高校の勝者と対戦することになっています。15時過ぎ頃になる予定です。

 

学校保健会県南支部総会、開催

本日5月22日(水)、昨年同様、本校を会場として、福島県学校保健会県南支部保健主事部会総会及び研究協議会が開催されました。今年は、県教育委員会健康教育課の軽部英敏指導主事に「保健主事の役割」という講演もいただきました。

学校保健会は、学校保健の向上発展を目的として設立されたものです。学習指導や進路指導もとても大切なものですが、それを支えているのは生徒指導であり、健康指導であると思っています。子どもたちが安心して健やかに育っていくためには、学習の場であり、生活の場でもある学校が、常に健康の維持増進に努め、安全・安心に過ごせる場でなければならないと思っています。

軽部指導主事からも指摘がありましたが、現在本県では、原子力災害以後、運動習慣の低下、子供の肥満が大きな問題となっています。これらの問題を解決するためには、単に知識を獲得させるだけではなく、どのように意識させ、行動させるかが大きな鍵となってくると思います。そのためにも、学校に所属する全教職が意識を持ち、保護者、地域と課題を共有し、チームとして動くことが大切になります。本校においても、学校保健委員会やPTA役員会で協議を重ね、自動販売機の飲料水の内容を糖分の少ないものへと変えました。また、保護者を加えた栄養教室も開催しております。

課題がすぐに解決するわけではないですが、考え、ともに行動することはとても大切なことだと感じています。

5月の花、第2弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の諏訪良輔くんの作品が正面玄関を飾っています。

生け花は、生けた人の気持ちが表れると言われます。直線的に天に伸びようとしている太井が、自らの限界を破ろうとしている強い意志を感じさせます。谷の渡りも同様に、存在感を持ち、力強さを感じさせます。本来、花が主役となるところですが、太井や谷の渡りの枝や葉が主役となっているではないかと感じてしまう作品です。カーネーションやカーベラも、とてもかわいいですが。生け花とは、とっても奥が深いものですね。

さて、カーネーションといえば、母の日に贈る花として、古くから親しまれているものです。

母の日を調べてみると、その起源には諸説あるようですが、アメリカのフィラデルフィアに住む少女アンナ・ジャービスが母の追悼式(5月の第二日曜日)にカーネーションを捧げたことが始まりだと言われています。これがアメリカ全土に広まり、1914年には当時の大統領ウィルソンが、5月の第二日曜日を「母の日」と制定し、国民の祝日となったようです。また、アンナが白いカーネーションを祭壇に飾ったことから、母が健在であれば赤いカーネーションを贈り、亡くなっていれば白いカーネーションを胸に飾るようになったと言われています。

面接週間、始まる

先週末、教務と進路による履修指導が終わり、本日より31日まで面接週間に入ります。

1、2年生の面接では、主に履修指導後の科目選択が各自の進路希望と対応できているかについて、担任と話し合いをします。3年生については、進路希望について確認をし、具体的な進路先についても挙げてもらいます。今後、三者面談もありますので、その準備的な意味合いも兼ねています。

面接週間の期間、面接の時間を確保するために40分短縮授業となっています。この期間、お子様が通常より早く帰宅することもありますが、よろしくお願いします。

 

なお、今週末より、インターハイ県大会も始まります。県大会出場競技及び県大会日程・場所は次のとおりです。今までの練習の成果を十二分に発揮して、悔いのない戦いをしてきて欲しいと願っています。

 

今週末

 陸上競技部   5月24日(金)~27日(月) 開成山陸上競技場

 バレーボール部 5月25日(土)~27日(月) 福島南高(25日)、

                         福島市国体記念体育館(26日以降)

来週末

 バドミントン部 5月30日(木)~1日(土)  白河市中央体育館

 サッカー部女子 5月31日(金)~2日(日)  広野町サッカー場

 ソフトテニス部 6月1日(土)~3日(月)   平テニスコート

 卓球部     6月1日(土)~3日(月)   福島市国体記念体育館

 剣道部     6月1日(土)~3日(月)   郡山総合体育館

保育所実習

本日5月17日(金)、3年生の家庭科の「子供の発達と保育」選択者33名が2班に分かれ、家庭科の目時教諭の引率のもと、1校時目と4校時目に、保育体験ために桃見台保育所へ実習授業に行ってきました。

この実習授業は、桃見台保育所との連携のもと、本校では毎年実施しているものです。昨年度より、保育についての理解をより深めるために、春、夏休み、そして冬と、年3回の実習を行うことになりました。

本日は、オリエンテーション的な実習で、1時間という短い時間の中で、所長より保育についての講話を受け、施設を見学した後、直接子供たちと触れ合いました。本当に短い時間でしたが、生徒たちは積極的に園児たちとの触れ合い、楽しんでいました。夏休みは1日実習となりますので、食事、教材作り、保護者とのやりとり等、保育所の1日をしっかり見てくることができると思います。

参加者の中には、保育士、幼児教育または福祉関係を目指している者もおり、この体験授業をとおして、自分の進路についてより考えを深めることを期待します。

最後に、生徒を受け入れてくださった桃見台保育所の所長を始め、職員の皆様に、改めて感謝を申し上げます。