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SDGsバスツアーinいわき
7月28日(金)希望者44名が「SDGsバスツアーinいわき」に参加しました。
はじめに訪れたのは、「ザ・ピープル古着倉庫」 服を捨てないための取り組みについて学びます。
ここで集められた古着は、リユースショップでの販売以外に、リメイクに使われたり、海外に送られたり、工場でウェスとして使われたり、自動車の内装材として使われたりします。
初めて倉庫に来た生徒は、この古着の山に圧倒されます。
ザ・ピープルの渡辺副理事長から、取り組みについて詳しくご説明いただきました。東日本大震災で被災した地域ならではの取り組みやサーキュラーエコノミーについて、学ぶことができました。
そのあと、古着の仕分け作業をさせていただきました。
中には、ブランド物や値札がついたままのものも。
暑い倉庫の中の仕分け作業の大変さを感じました。たくさんの古着の山に埋もれながら、自分たちの消費活動について、深く反省し、考えさせられました。
次に訪れたのは、オーガニックコットン畑。「ふくしまオーガニックプロジェクト」を行っている場所です。
5月に種まきをしたコットンは大きく成長し、今日は支柱立ての作業をさせていただきました。夏の日差しの中の重労働。作業の大変さを感じながら、大きく育つことを願って作業を進めました。
お昼は、ららミュウで。「東日本大震災」の学びも外せません。
お昼を食べて元気を取り戻した一行は、小浜へ。これも外せない「海岸清掃活動」です。
きれいな海に心洗われたのもつかの間。浜に流れ着いたたくさんのゴミに愕然とした生徒達。気を取り直して、清掃活動に励みました。
最後の目的地は、「磐城高箸」いわき市田人町の地元の間伐材を利用して、高級割り箸を製造している会社です。廃校になった小学校を利用しています。
2班に分かれて、社長の説明を聞きながらの見学とオリジナル割り箸づくりをしました。
林業の窮状、東日本大震災、いかにお金をかけずにアイディアと工夫でビジネスを続けるか。高橋社長の言葉から、多くの学びがありました。
小学校だった校舎は、東日本大震災当時が偲ばれる絵やカレンダーも。大きくリノベーションするわけでもなく、そのままの姿だからこその味わい、そこで生活していた子どもたちの声が聞こえるようでした。
また、メダカのサブスクで話題になった「メダカの学校」もあり、見学させていただきました。
さまざまなビジネスアイディアに刺激を受けました。
新製品も近日発売されるということで、これからも目が離せない「磐城高箸」。生徒達にとって、地域に対する新たな視点を与えていただきました。
もりだくさんの内容の「SDGsバスツアーinいわき」生徒からも大好評でした。
福島県内のさまざまなSDGsの取り組みを知ることは、地域をフィールドとしたPBL型の学びに大いに役立つと感じました。これらの学びをそれぞれの探究活動に生かしてくれることを願っています。
★この事業は、公益財団法人福島県学術教育振興財団助成対象事業「 学校と社会の連携・協働による”よりよい学校教育を通じてよりよ い社会を創る”カリキュラム開発」(令和5年度・2年目) 研究事業として行っております。
SDGsスタディプログラム ~東京研修~
7月26日(水)希望生徒19名が参加し、SDGs東京研修に行って参りました。
まずは、「JICA地球ひろば」へ。
地球案内人の方から展示についてお話いただきました。たくさんの体験型の展示を見学しながら、SDGsや世界の諸問題について学びます。
続いては、モザンビークで協力隊として活動されていた方からお話を伺いました。福島県出身ということもあり、親しみを感じます。モザンビークについては、事前に、調べ学習や現役協力隊の方とのオンライン交流を行っていたこともあり、質問にも自信を持って答える生徒達。日本と異なる文化や生活に興味津々。しかし、途上国ならではの課題に胸が痛くなる場面も。日本で豊かな生活をしている私たちに何ができるのか、国際協力とは何か。誰一人取り残さない社会を作ることの難しさを感じているようでした。
続いては、お待ちかねのランチです。サモアとトルコのメニューから選びます。どちらもとてもおいしかったです。サモア大使館お墨付きのココナツミルクたっぷりです。
次に訪れたのは、無印良品銀座店です。このお店の売り上げは全国一だそうです。各階ごとに工夫を凝らしたディスプレイが印象的です。社員の方から、無印良品の持続可能な取り組みについて説明をいただきました。見せていただいたのは、かわいいホッキョクグマが描かれたTシャツ。これは、気候変動や環境破壊などによって生息が減っている状況にある絶滅危惧種の動物です。ほかにもラッコ、パンダ、レッサーパンダやジュゴンなども。かわいい!このTシャツの売り上げの一部は国際自然保護連合日本委員会に寄付され、買って着ることで、絶滅危惧種を救う取り組みができるのだそうです。また、オーガニックコットンで作られているそうです。農薬の使用による環境負荷が高い綿栽培をオーガニックコットンに変えると環境負荷がすくなるものの、生産効率は低く、生産者にとっては大変な労力が必要です。このような農家を支援する取り組みとして、無印良品は「Tシャツ一枚の販売ごとにコットンの種2つをインドの生産者に無料で提供する」活動を始めたそうです。Tシャツ購入することで、オーガニックコットンの栽培を支援することになるのです。このような消費活動を企業が率先して進めてくれることで、SDGsも大きく前進することを感じました。持続可能な未来に向けた社会システムを構築することが大事です。
また、働き方がフレックスであることも伺いました。企業を支えるのは、ひと。説明してくださったかたは、ヨガのインストラクターもされているそうです。いきいきとした生活を支えるために、さまざまな働き方ができること。これも持続可能な社会のためには、大切な要素であることを感じました。
この店舗には、ホテルも併設されていました。外国人観光客が多く目につきました。ちなみに、この店舗で一番の売れ筋商品は。。。スーツケースなのだそうです!
このあと、帰りの新幹線までの時間を自由に過ごしました。
外国人観光客が多いこと、お店でのSDGsの取り組み、東京銀座の街をSDGsの視点で眺めます。
さまざまな気づき、発見がありました。
JICA地球ひろば、無印良品の皆様、大変お世話になりました。
*この研修は、「あさか開成高校国際交流基金」の事業として行っております。
〒963-8018
福島県郡山市桃見台15-1
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