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2023年10月の記事一覧

R5猪苗代湖きれいにし隊その3~猪苗代湖漂着水草回収&逢瀬川清掃に参加しました!~

 10月22日(日)に猪苗代湖の漂着水草回収、それにつながる逢瀬川清掃を行い、生徒18名が参加しました。

 前半は猪苗代湖上戸浜で猪苗代ライオンズクラブさんの協力のもと、湖岸に漂着している水草回収に励みました。2時間でおよそ3トンの水草を回収することができました。同じ場所に何度も水草が打ちあがってくるため、回収し終えることはできませんでした。今後も継続的な活動が必要であると実感しました。

 

 後半は逢瀬川清掃をし、燃えるゴミやペットボトル、空き缶など計5袋分のゴミを回収しました。中には液体が入ったままのペットボトルも複数見つけ、リサイクルに出すことができない状態のものもありました。普段からの分別の心がけが大切であると感じました。

 

最後に、一緒に漂着水草回収を行ってくださった猪苗代ライオンズクラブの皆さん、ありがとうございました!

キャリア講演会を開催しました

10月19日(木)にキャリア講演会を開催いたしました。

2020東京オリンピックの女子レスリングで姉妹そろって金メダルを獲得した、金城(旧姓川井)梨紗子様・川井友香子様(ともにサントリービバレッジソリューション株式会社所属)をお招きし、『千金の絆‥‥2020東京オリンピック 勇気と未来を創造する力』をテーマにして講演していただきました。講演に際しては、元福島中央テレビアナウンス部長の菅佐原隆幸様の司会のもと、生徒の質問に答える形式で進めていただきました。お二人のお話から、『夢を持ち、簡単に逃げ出さずに努力すること』や『過去の実績に満足することなく、今現在を大事にすること、さらに先を見据えて行動していくこと』など、成功に向かって歩むためのヒントをたくさん得ることができました。3年の早川愛莉さんのお礼のことばで『受験を控えている私たちにとっても、前向きに考えることの大切さを理解し、とても勇気をもらえました』と述べた通り、本校生徒にとってこれからのキャリアを形成していく上で貴重な財産となりました。

大会等も控えたお忙しい中で、本校生徒のために講演をいただきありがとうございました。金城梨紗子・川井友香子姉妹の今後の益々のご活躍を祈念し、これからも全校あげて応援していきます。また、生徒の理解がより深まるよう進行していただいた菅佐原様にも感謝いたします。

なお当日、KFB福島放送の夕方のニュースで放送されました。下にリンクがありますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目標があれば変われる」金メダリスト姉妹が高校生にエール(KFB福島放送)

 

 

 

福島ファイヤーボンズ「バスケットボールクリニック」を行いました

10月4日(水)プロバスケットボールチーム“福島ファイヤーボンズ”によるバスケットボールクリニックを、本校バスケットボール部を対象に行っていただきました。

菅野翔太選手が講師として来校し、ゲーム形式の練習を行うなど部員のスキルアップにつなげることができました。

福島ファイヤーボンズのチームスタッフの方々にもいろいろご指導をいただきました。本当にありがとうございました!

R5猪苗代湖きれいにし隊その2~猪苗代湖漂着水草回収活動に参加しました!~

10月7日(土)に猪苗代湖天神浜で行われた漂着水草回収活動に1年生2名、2年生18名、3年生3名が参加しました。あいにくの雨そして寒さに耐えながらの作業ではありましたが、猪苗代湖岸に漂着している水草回収に尽力することができました。

 その後湖南港へ移動し、NPO法人輝く猪苗代湖をつくる県民会議中村先生、佐々木先生にご指導いただき、CODのパックテストによる簡易水質検査の方法についても学びました。

 漂着水草はこの季節になると、大量に枯死し腐ってしまうことで水質悪化の一因となります。猪苗代湖の水質悪化の原因を知るとともに、水質の調査方法についても理解を深めることができました。

 今後も地域の方々と協働して猪苗代湖の水環境保全活動に取り組んでいきます!

1学年通信 その12

  10月6日金曜日に、震災復興スタディーツアーを実施しました。東日本大震災・原子力災害伝承館、大平山霊園、浪江町立請戸小学校を廻り、12年前の大震災・原子力災害について多くのことを学びました。

福島大学の学生と一緒に学ぶ〜STEAM部はじまりました

9月20日(水)福島大学の学生5名と本校生徒12名が参加し、本校を会場に「STEAM部」第1回ワークショップを実施しました。

福島大学中田文憲先生のご尽力により、大学生と高校生が一緒に、STEAMの視点で、ワクワクするような面白いことを考えてやってみよう!というコンセプトで、フランクな交流をしていこうということで、始まりました。

このようなワークショップに初参加の生徒も多く、緊張した様子で始まりましたが、アイスブレイクを通して、徐々に緊張が解け、楽しく笑顔溢れる交流となりました。

今回、グループワークで取り組んだのは、「アイデアジェネレーション」。

短時間で、アイデアを考え、絵で表現します。

まずは、練習として、「自分の好きなもの、好きだったもの」を絵で描きます。

そして、いよいよ本番は、「◯◯な探究」。YouTuberや有名人とコラボ、アニメとコラボ、音楽や映像を使った、テクノロジー・AI・ロボット・ドローンなどを使った、福島県の観光地とコラボ、福島県の名産とコラボ、福島県の自然を生かした、100億円あったらできる、の8つのテーマで、次々とアイデアを出して、絵で表現します。

その中から、自分のお気に入りのアイデアをグループで共有し、それらをグループで一つにまとめて、全体に向けて発表しました。

素晴らしいアイデアばかりでした。それぞれのグループが大学生のリードのおかげで、楽しく和気あいあいと活動できました。

これからの活動も楽しみです。

福島大学の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

多様な人・自然の共生について考える~「山の学校」第5回秋

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9月23日(土)生徒6名、教員2名が参加し、山の学校に参加しました。

★山の学校・秋のメニュー★

・「アイスブレイク」と「災害」をテーマにしたワークショップ(ポリ袋調理と郷土料理「まんがこ」づくり)

・「震災を語り継ぐ語り部活動~3.11次の世代へ 伝え・繋ぎ・紡いでゆく」3年相樂碧姫さんの発表

・ ランチ 「ごはん(ポリ袋調理)」「まんがこ汁」「山の農園の前菜セット(鶏の唐揚げ・塩こうじ豆腐・パプリカサラダなど」

・フィールドワーク「さとやまの生物生態」(国立環境研究所・境先生)

・講話「福島原発事故による放射能汚染の実態と推移について」(同・林先生)

 

開講式のあと、それぞれのグループに分かれて、アイスブレイクとワークショップを行いました。

本日はじめての先生役に挑戦する生徒もおり、どきどきした面持ちでしたが、アイスブレイクや参加された方々の協力もあり、笑顔があふれるワークショップとなりました。防災時の食事として、ポリ袋調理を紹介しました。何度か参加された方もおりましたが、今回のごはんが一番おいしいと絶賛でした。米は同じものを使っているので、手際や水加減、給水時間、加熱時間、そして参加者の和やかなムードが、ごはんをおいしくさせたのでしょうか?

また、郷土料理「まんがこ」もつくり、汁物としていただきました。とてもおいしくいただきました。

そして、今回は、これまでの語り部活動の集大成として、「3.11~次の世代へ 伝え・繋ぎ・紡いでゆく」というテーマで、これまでの語り部活動とその思いを、3年の相樂碧姫さんが発表しました。聞いてくださった方々から、活動についてお褒めと励ましのお言葉をいただきました。

楽しみにしていたランチタイム。


とてもおいしくいただきました。

午後は、フィールドワークと講義です。山の中の川に住む水生昆虫を調べました。

澱んでいる場所と急な流れ場所の、それぞれの水生昆虫を採集し、比べます。

住んでいる生き物で、どんな環境かがわかります。環境を図る指標生物のお話も伺いました。

みんなで採集した水生昆虫は、こちら。

左が、よどんでいる場所。右が流れが急な場所。

よどんでいる場所は、落ち葉や砂、泥がある場所で、大きな昆虫は、オニヤンマの幼虫(ヤゴ)。3年間幼虫として過ごすので、大きさの違いは年齢の違いです。他には、サナエトンボやふたすじモンカゲロウ、トビケラやサワガニ1匹もいました。

流れが急な場所は、比較的大きい石があり、砂がありません。ちいさなサワガニがたくさんいました。

ヘビトンボやミルンヤンマ、シマトビケラもいました。シマトビケラは、口から糸を出して石の隙間に蜘蛛の巣のようなものを作るので、水力発電のダムなどでは、害虫なのだそうです。ハリガネムシもいました。(写真のロープ?ひも?のような昆虫です。)ハリガネムシの生態は興味深く、カマドーマやバッタ、カマキリなどに寄生し、神経操作して、入水自殺させるそうです。

今回採集できなかったのですが、この川に生息する水生昆虫は、70~100種類ほどになるそうです。

それぞれの環境に応じて、住んでいる生物が異なることがわかり、いろいろな環境が組み合わさった「里山」には、多様な生き物が存在すること。環境の多様性が、生物の多様性に影響していることがわかりました。

なお、今回採集した昆虫の中の指標生物は、サワガニとヘビトンボでした。山の農園の川は、とても環境が良いことを示すそうです。

 

おいしいおやつを食べて、林先生の「福島原発事故による放射能汚染の実態と推移について」講話です。

実際に、山の農園で放射能の数値をはかったものを含めて、解説していただきました。

目に見えない放射能にどのように対応してきたのか、そして、これからどのようにすべきなのか、処理水の海洋放出問題についても考えさせられます。福島県民として、しっかりと学び、説明できるようにしたいですね。

今回も大変学びの多いプログラムでした。

関係されたすべての方々に御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際協力について考えを深める〜JICA二本松訓練所バスツアー

9月30日(土)希望生徒22名、教員2名が参加し、JICA二本松訓練所に行ってまいりました。

 午前中は、JICAについての概要や国際協力についての講話の後、2つのグループに、分かれて施設見学をさせていただきました。

ランチは、タイメニュー(グリーンカレーと春雨サラダ、マンゴー)をいただきました。

辛さ控えめで、とっても美味しくいただきました。

午後は、また2グループに分かれて、ソロモン諸島で環境教育活動をされていた清水梨沙さんのお話と黒木靖子先生のアラビア語体験です。

※このネックレスは、もともと何に使われていたでしょう?(答えは、最後に)

清水さんからは、ソロモン諸島について、ピジン語について、協力隊としての活動について詳しく知ることができました。また、自分の考えを言語化することの大切さも教えていただきました。

黒木先生のアラビア語は、先生のわかりやすい説明と素敵なお人柄のおかげで、楽しく語学体験をさせていただきました。アラビア語だけでなく、中東の国や文化も教えていただき、いつか中東の国に行ってみたい気持ちが強くなりました。

 最後は、みんなで振り返りと質疑応答のリフレクションタイム。みんなで、今日の学びを共有しました。

素晴らしいプログラムと講師の先生方のおかげで、楽しく国際協力について学ぶことができました。

JICA二本松の皆様、お忙しい中、ご対応いただき感謝申し上げます。

来月は、1年生対象にした国際理解講座、「協力隊の体験から学ぶ」を行う予定です。今から、楽しみです。

 

※ネックレスは、貝殻でできていて、貨幣(貝貨)としてつかわれていたそうです。