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カテゴリ:国際

JICA青年海外協力隊ベトナム派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流第3回

11月14日(月)今年度3回目のJICA青年海外協力隊ベトナム派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流をおこないました。3回目となった今回は、いよいよ「浅田隊員に活動の提案をしてみよう」というテーマで行いました。

まずは、浅田隊員から、前回の交流からの変化や前回の交流後に出された生徒の質問に答える形でお話をいただきました。さまざまな取り組みから、文化や習慣、考え方が違う人たちと働くことの大変さを感じながら、そのような中で前向きに活動を続ける浅田隊員に尊敬の気持ちを抱く生徒たちでした。

さていよいよ生徒たちの番です。数人のグループを作って、「こんなことやってみたらどうでしょう?」を提案します。保育のプロに提案するのは、大変勇気のいることでしたが、これまでの浅田隊員の活動を聞かせていただき、「もし自分がベトナムで保育士として活動していたら、どんなことをやってみるだろう」と自分に置き換えて考えました。

生徒たちから、「指人形」「パネルシアター」「エプロンシアター」など自分が保育園の時楽しかった遊びや、「教具や教材の整理整頓のために棚やしきりをつけてはどうか」「子供たちが整理整頓できるように同じ記号や絵をつけてはどうか」など、整理整頓の習慣が少ないベトナムの人たちができる工夫の提案、「清掃ボランティアなど地元の人と交流できるイベント」で地域と保育をつなげられないか、「季節の行事」でこどもたちと一緒にイベントをしてはどうか、「ダンス発表会」や「ベルなどの簡単な音楽発表会」で歌や踊りを楽しむ、などのアイディアを浅田隊員に提案させていただきました。浅田隊員からは、生徒のひとつひとつのアイディアに対してコメントをいただきました。

そのあとの質問もたくさんさせていただき、前回までよりもさらに深く交流できました。

お忙しい中、交流させていただきありがとうございました。関係された方々に深く御礼申し上げます。

 

(生徒感想)

・私は元々韓国で保育士をしたかったので、とても役に立つ情報が沢山あってためになりました。これからもっと深く知り、自分の進路に活かせるようにしたいです。
・前回に引き続き今回の講演会もとても内容がとても面白く、またベトナムについて1歩ずつ知れていってるなぁと思いました。そしてベトナムではYouTubeカラオケなるものがあり、どんな曲でも歌うことが出来るということを知って、とても興味深かったです。
・片付ける習慣がないのはとても驚きなので、片付ける習慣が身につくように提案してみました。
・今回も楽しく講演会に参加することが出来ました。ベトナムと日本の違いなど様々に知ることが出来ました。また私たちが提案したものが次回どうなっているのか楽しみです。
・自分の知りたかったことも聞けたし、これからの自分のこれからの生活にも役に立ちそうなことが沢山あり、日本の教育がいかに丁寧で子供第一であることがわかった。

多様な人・自然の共生について考える~「山の学校」第6回・秋

11月12日(土)今年度6回目の「山の学校」が行われ、生徒8名と教員2名が参加してまいりました。

前日の11日(金)には、オンラインで事前学習が行われ、森の中で行う調査の方法や計測の仕方について、国立環境研究所の林誠二先生より、レクチャーいただきました。

当日は、気持ちの良い秋晴れで、紅葉がきれいでした。今回の山の学校は、1年生4名と2年生4名で、半分以上が初めての参加で、少し緊張した面持ちでしたが、明るい笑顔で迎えて下さる「しんせい」のみなさまと美しい里山の景色に癒されているようでした。

到着してすぐ、前日レクチャーを受けた計測方法について再度教えていただきました。

それから、いつものように「開校式」です。

開校式が終わると、今日一緒に勉強する4つのグループに分かれて、山に出発します。今日は、森林の管理状況について調査します。調査する林が、予想していたよりも急斜面であることに驚きましたが、一緒のグループの大人の方々にサポートしていただきながら、調査を進めます。はじめてであったとは思えないほどのチームワークで、調査は難なく進み、時間が余ったので、山の散策をしました。

森林調査のあとは、ランチをいただきました、気持ちの良い青空の下で食べるごはんは格別でした。

ランチの後は、国立環境研究所の林先生の講義です。今回は、「森や里山の豊かさから考える私たちの暮らし」です。午前中に、調査した数値がどのような意味を持つのか、教えていただきました。「生物多様性がもたらす恵み」や「生物多様性を脅かす4つの危機(オーバーユース、アンダーユース、外来種、気候変動)」、これまでの歴史や私たちの暮らしと森林との関わり、そして現在の森林の状況について詳しく教えてくださいました。先生のお話を通して、森林や里山は多様な機能を有していること、森林を活用することが森林と里山保全のために重要であることを学びました。

講義の後に、グループに分かれて、学んだこと、考えたことを話し合いました。高校生にとって難しかった内容でしたが、みんなで話すことで、理解を深めることができたようでした。

一度手を加えた自然(森林)には、人の手(管理)が必要であり、いかに守り、いかに使っていくのか、自分事として考え行動することが大切であることを強く感じました。ゼロカーボン社会実現に向けても、「森林管理」が重要です。

次は、「働くこと」についてグループディスカッションです。高校生、社会人、NPO職員、研究者、教員、それぞれが考えることの意義について語り合います。社会人の発言から働くことの現実を知ったり、高校生の発言から新入社員の時のフレッシュな気持ちを思い出したり、、、違った立場、価値観を持つもの同士のディスカッションだからこそ、新たな刺激を受けることができます。経験や立場、価値観が変われば、「働くこと」の意義も変わってきます。いろいろな人の考えを聞きながら、「働くこと」が持つ様々な意義を感じます。そして、いろいろな生き方をしてきた先輩方のキャリアから、進路は一本道ではないことを感じ、迷い考えることの大切さに気が付きます。「働くこと」のディスカッションを通して、自分の生き方について考えることのできるすばらしい時間です。

最後は、今日の学びの振り返りです。一人一言、今日の感想を述べます。それぞれにとって、学びの多い一日になったようです。初めて出会った大人の方たちと対等に学び、ディスカッションした、一日のメニューを通して、自信がついたような顔つきに見える生徒たちです。発言も立派でした。

本日も、楽しく学び多い一日でした。関係させたすべての方々に御礼申し上げます。

(生徒感想)

・最初は、山に入り木の混み具合を調べました。社会人の人と一緒に協力して行うことが出来ました。その後は少しの間山を散策し、紅葉や川を観察しました。昼食は、カレーといろいろな野菜料理を用意して頂き、それはとても美味しかったです。昼食後は、研究者の方から、里山や森林の現状についてご教授頂きました。午前に行った木の混み具合の調査は、間伐の行き届き具合を調べる調査だと学びました。私たちが調査した森林はどれも密の状態で、必要な管理が行われていないのだと知りました。現在の日本は、多くの森林で間伐が行き届いておらず、環境に悪い状況だそうです。それを解消するためには、積極的な間伐や木の重要を増やす必要があるそうです。私はそれらのことから、木は環境のために使わない方がいいという考えが間違いだと分かりました。その後、お茶とお菓子を頂き休憩を取りました。お菓子は、ぼるぼろんとブルーベリーのムースでした。次に、社会人の方と「仕事とは」という議題で話し合いをしました。社会人の人と私たち学生との仕事についての考えの違いや同じところを知り、仕事のイメージを膨らませることが出来ました。仕事をすることで、生活の経済面以外の豊かさも増えるということが分かったのが、印象的に感じました。山の学校が終わった後に参加して良かったと強く思いました。今回の経験で学んだことを様々な場面で活用していきたいです。(1年)

・今回のフィールドワークでは、山に入り木の太さを測り、平均や高さを出して密集具合を調べた。 環境研の方からのお話で密集度についてお話があり、自分たちが思っていたより密集していて木々が過ごしやすい環境をこれから作る必要があると思った。そのためには間伐作業が必要だが山の中に重機を持ってはいるのが大変であったり、作業する人の高齢化が進んだりしていて自分事として考えていく必要があるなと改めて気付かされた。働くとはというディスカッションでは、大人の方の意見を聞き、大変なことだけではなくてやりがいを感じ生活のために働いているんだなと思った。また、辛い時は無理をしなくて良いというアドバイスをいただいたり、学生のうちは視野を広げた方が良いと言われたりしたので、将来のために視野を広げて多くのことに興味を持ちたいと思った。(2年)

国際理解交流発表会②「第2部国際理解講演会」東京2020パラリンピック車いすバスケ日本代表豊島英氏

第2部は、国際理解講演会「私が見てきたこと~SDGsから考える」( 東京2020パラリンピック車いすバスケットボール日本代表 WOWOW 豊島 英氏)です。

豊島様の東京2020パラリンピック車いずバスケで銀メダルを獲得するまでの競技人生やSDGsに関する思いに関する講話は、生徒達の心に響く素晴らしいお話でした。特に、「夢、目標をもつこと・挑戦すること・あきらめないこと・最後は自分で決めること」という言葉は、多くの生徒の胸に刻まれたようでした。

講演の後半には、本校バスケ部の生徒と車いすバスケの実技を見せていただきました。体験した生徒は、思った以上に、軽く動く車椅子に驚いていました。さらに、豊島様とツーメンをさせていただいたときには、ドリブルをしながら、車椅子を動かす難しさに苦戦していました。

 バスケをしている豊島様の姿はとても素敵で、歓声が上がる場面もたくさんありました。

最後には、パラリンピックのメダルを披露してくださり、実際にメダルにも触らせていただきました。ずっしりと思いメダルの重さに、講演で伺った豊島様のアスリート人生も重なり、涙が出るほど感動しました。生徒達ともたくさん記念写真を撮っていただきありがとうございました。生徒達の一生の思い出になりました。

 

 

(生徒感想より)

・車いすバスケは今までテレビでしか見たことがなくて、今日直接見ることが出来て嬉しかったです。知識もほとんどなく、初めて知ることばかりでした。ドイツと日本の違いは少ないけど大きな違いだと思いました。日本では車いすの人が路上ライブしてるのを見たことがないし、他の国の人に比べたら困ってるのを見ても通り過ぎてしまう人が多いように思います。生活で障害のある人にどうやって話しかけたらいいのか分からないからなのかも知れません。ですが、困ってる人がいたら誰でも声をかけていいと思います。それを改めて教えて頂きました。パラリンピックの期間中、ベッドがダンボールで組み立てられていたのは驚きでした。たしかに木を切って作るとなると相当の時間とコストがかかり、環境にも悪いかもしれないのですが、そこまで考えられているのはすごいと思いました。最近やっとSDGsに目を向けられることが多くなってきていると思います。今私が思いつかないこともあると思うので見つけて行動していきたいです。夢を追いかけるのはすごくかっこいいことですが、親に反対されたら諦めてしまう人も多いと思います。ですが、これからは将来の夢など自分の意見を責任をもって貫き通して行こうと思いました。今回の講演会で私の中での考え方が変わったことがいくつかあったのでとても有意義な時間になりました。ありがとうございました。

・初めて、アスリートの方にお会いしましたが、経験値の多さに圧倒され、発言一つ一つがとても心に残りました。実際にバスケットボールをしている所を拝見させて頂いて、キラキラ輝いていてとても素敵でカッコ良かったです!なかなか出来ない体験と経験をさせて頂いて、貴重な1日でした。

・自分の置かれた環境を不幸に思うことも悲痛に思うことも無く、愛する車いすでのバスケットボールを続けていく一途な勇ましさがとてもかっこよかった。そもそも、傍から見ている自分たちが相手を憐れむこと自体が浅はかなことで、正しい行いではないことを、豊島さんの真っ直ぐな講演で再確認することができた。

・国籍が違っていても障害があったとしても1人の人間であることは変わりないので、壁を作らずドイツの人のように支え合いたいと思った。また、夢や目標を持って、自分のやりたいことに挑戦を続けて日々を過ごしたいと思った。

令和4年度国際理解交流発表会①「第1部生徒発表」

11月4日、今年度の本校国際科学科の活動を報告する「国際理解交流発表会」が行われました。

第1部が生徒発表、第2部が国際理解講演会「私が見てきたこと~SDGsから考える」( 東京2020パラリンピック車いすバスケットボール代表WOWOW 豊島 英氏)という2部構成です。豊島氏の講演では、実際の車椅子バスケの体験もあり、大いに盛り上がりました。

本校では、今年度もたくさんの学びの場がありました。その学びの活動報告と成果を代表生徒が発表してくれました。

(プログラム)

①SDGsWeek 多様性・パラリンピック(国際交流委員会)

②SDGsスタディプログラム【フィリピンオンラインツアー・SDGs東京ツアー】

③山の学校                                     

④裏磐梯ウォーターエデュケーション                       

⑤語り部                                   

⑥福島県英語弁論大会 中川 絵麻・本柳 キアナ

⑦ A サステナブルスピリッツ・水環境保全活動 日本文化部               

  B サステナブルスピリッツ・JRC委員会  

  C ローカルSDGs・地産地消×地域の課題解決  

⑧ウクライナ避難民支援募金・クリアファイル・コンタクトレンズケース回収活動    

⑨留学生との交流 

 

また、体育館壁面にも、活動の成果が展示されました。

 

留学生の生活

留学生のトビー君(タイ)とリリーさん(ハンガリー)は「日本の伝統文化」の授業で華道を学んでいます。

今日の花材は、葉蘭です。シンプルな花材で難しいですね。とても上手にできました。

留学生がきました❣ ~Lili Zoe Tokovicz From Hungary ~

10月31日(月)ハンガリーからの短期留学生リリーさんがやってきました。

日本語がとても上手なリリーさん。先生達への挨拶もとても流暢で驚きました。3年間しか日本語を勉強していないことが信じられないほどです。

今日が初登校だったので、下駄箱を案内すると、1年1組の生徒がリリーさんのロッカーを折り紙とメッセージで飾ってくれていました。中を開けると、プレゼントまで!これには、リリーさんも大感激でした。

今日から約1ヶ月という短い期間ですが、あさか開成高校生活を楽しんでほしいです。

STEAM教育体験ワークショップを実施しました

11月4日(金)福島大学との連携によりSTEAM教育体験ワークショップを実施いたしました。1学年2学年の生徒全員が、それぞれ希望のワークショップに分かれて体験することで、STEAM教育について理解を深めました。

「思いつく力・組み立てる力デザイン思考ワークショップ」(新井浩教授)では、白い紙を自由に切り取り、それらを組み合わせて形をつくりました。はじめて会った人とコミュニケーションをとりながら、アイディアを出し合い、自由な発想で作品を作っていく中で、豊かな創造性を楽しんでいました。

「理科の苦手な人のためのサイエンスコミュニケーション」(岡田努教授)では、ブーメランの構造や偏光フィルムを用いた楽しい遊びの背景にある歴史や技術を通して、科学(サイエンス)について学びました。おかちゃん先生(岡田教授)の楽しい話術と工作で苦手な科学に夢中になる生徒達の様子が印象的でした。

「デジタルアート入門p5.jsで絵を描こう」(中田文憲教授)では、p5.jsを使って、円や四角形、三角形などをプログラミングしてデジタルアートを描きました。思っていたよりも簡単にプログラミングできるので、アンパンマンなどのキャラクターを描く生徒もいました。また、変数を使って、形や色を変化できることに感動していました。

 どの講座も、生徒達が楽しく取り組んでいた姿が印象的でした。理数系が苦手な生徒達が多いのですが、その苦手意識を超えた学問の楽しさを感じてくれたのではないかと思います。

変化が激しく予測困難なVUCAの時代では、STEAMの分野横断的な学びにより、AIに負けない創造力を育む必要があります。生徒達は、今日のような体験ワークショップのような自由で楽しい学びの体験によって、これまでの学びに対する姿勢を考え直すことができたのではないでしょうか。

本校では、これからも福島大学と連携したSTEAM教育の構築を進めてまいります。福島大学foR-Fプロジェクト「福島型STEAM教育の開拓」関係の先生方、学生のみなさま、ありがとうございました。

(生徒の感想)

・真っ白な紙1枚を何も考えないで自由に切って、自分でどんな形ができるかいろんな方向から見て、友達と考えを出し合って、自分では生まれなかった考えが出てきて、とても楽しかったです。見方や思いつきで変わることがたくさんあるんだなぁと思いました。

・思いつく、組み立てる力とは、実際にどんな事なのか、どんな力なのか分からなかったけど、紙を切って組み立てる単純な作業のなかで仲間と話して想像を膨らましたり、自分でいろんな可能性を考えたり、想像以上に頭を使っているんだなと思いました。普段の生活の中で使っている力をより大きくする方法を学べたと思います。

・たくさんの人と物、それを見て感じることやそれから得ることを身につけることを大切にして日々の何気ない日常を大切にしていきたいと思います。

・理科が苦手だが面白く教えて貰って理解しやすかった。セロハンテープを貼って見てみるとその部分が透明になり、後ろから光を当ててみると教会のステンドガラスのように綺麗になった。不思議なことばかりでよりもっと知りたくなった。

・理科は苦手だし嫌いだけど、おかちゃん先生のように楽しく授業が出来たら、少しでもその教科を好きになれるんだろうなと感じました。少しの違いで全く違うものになってしまう、ということも知れました!これからは、いろいろな教科を含めて学習することを心がけて行きたいです。

・科学を面白く学ぶことができてとても楽しかったです。自分で体験することによって理解が高まると思いました。私たちの身の回りにも科学の技術はたくさん気づいてないだけであるということに気づき、面白いと思いました。

・人工知能が発達していくにつれて人間の仕事が減るといわれていますが、その代わりに必要になるのがプログラミングの技術だと思います。なのでプログラミングを学ぶことは将来にもつながると思いました。もしかしたら自分もプログラミングに関する職に就くかもしれないので今回の体験は貴重でいい経験になりました。近い未来、中学生の方がプログラミングをする授業が始まり、ますます日本は発展するのではないかと思いました。

・プログラミングによって様々な図形の制作や、色の指定だけでなく、AIや音声認識を使ったことなどを見ることができ、とても面白かったです。自分でも様々なことをしてみたいと思いました。

・まず、アプリをインストールしなくてもあんなに色々な絵を描くことが出来ることに驚きました。x軸y軸のどこにどの数字を入れれば自分の描きたいものが作れるのか考える作業はとても楽しくひとつ変えればまた更に違う形が現れてくるところに面白さを感じました。これからの未来、AIが沢山活躍していく中で今回の授業のように楽しみながら、体験しながらより多くのことを学んでいきたいです。

美しい水環境を未来へつなぐ~水環境保全活動③「ヨシ狩り」

 

10月22日(土)今年度3回目の水環境保全活動として、「よし狩り」を行いました。希望生徒23名と教員3名が参加し、猪苗代水環境センター近くの猪苗代湖岸のヨシ狩りを行いました。今回は、福島県境創造センター主催の「環境学習会」に参加した親子と一緒にヨシ狩りを行いました。

9:00に猪苗代水環境センターに集合し、猪苗代湖の水質悪化につながる生態系の変化やそれを食い止めるために必要な人間の活動について学習しました。ヨシは、湖の汚れを吸収して、水をきれいにする働きがあるとも言われていますが、そのままにしておくと枯れて腐って、逆に水質悪化の原因になってしまいます。実際、6月に参加した湖岸清掃の時には、ごみよりも多いヨシの屑が多く流れ着いていました。今回の活動は、1年で大きく成長したヨシを刈り取ることで、水質改善につなげる一つの取り組みです。

お話を聞いた後、いよいよ「よし狩り」です。今回、初めて参加する生徒ばかりで、どのようなことをするのか、ワクワクしながら湖岸に歩いていきました。驚いたのは、ヨシの大きさです。一年で成長したとは思えないほど高く伸びたヨシにびっくりです。鎌を受け取り、いざヨシ狩りです。

慣れない作業に苦戦しながらも、汗をかきながら刈り取ります。刈り取ったヨシは、運べる程度にまとめて、ひもで結んで運びます。水で湿ったヨシは、水分を含んでかなりの重さです。

刈り取ったヨシは、「どんど焼き」に使うそうです。たくさんのヨシを刈り取ることができましたが、まだまだヨシが残っていました。大変な重労働であることを身をもって感じました。

午後は、場所を国立磐梯青少年交流の家に移して、猪苗代湖の自然を守る会会長の鬼多見賢先生より、「猪苗代湖の水質保全活動」についてお話を伺いました。猪苗代湖の恩恵を受ける私たちだからこそ、それを守る取り組みが必要であることを改めて感じました。「自然との共生」について、深く考える時間となりました。

これからも活動を続けたいという気持ちを新たにしました。胴長や鎌を貸していただきありがとうございました。また、一緒に学び活動してくださった親子の皆様、ありがとうございました。関係された方々に深く感謝申し上げます。

あさか開成高校から始める SDGsアクション!

(生徒の感想)

・活動前はそこまで大変ではない作業だと思っていたら、とても力がいる作業で、このような力がいる作業を高齢の方や子供達がやっているのを見て、高校生という私たちがもっと活動に意欲的に積極的取り組むことが大切だなと思った。またボランティアというのはとても大変な仕事をこなしてこそボランティアだと感じた。 ヨシについて、水環境を悪くするだけのものだと思っていたら、ヨシにはヘドロという物が悪質だったり、水にとけて水質を悪くさせる循環が始まるということを知った。またヨシやヒシは砂浜にも生えて、今までの砂浜がヨシやヒシで埋まって閉まったりすることが分かった。ヒシやヨシを狩る重要性や、大切さを知った。水環境を守っていかなければ行けないことは知っていたが、水質が悪くなる原因にヒシやヨシがこんなにも悪質の原因の理由であることにとても驚いた。これから自分達が行動を起こし、他の人々にもこの現状を知ってもらえるようにしていきたい。(1年)

・今回のヨシ狩りを通して、本当に重労働な活動だと思いましたし、もっとたくさんの人にヨシ狩りがどう猪苗代湖の水質改善につながるのか、またそのためにしなければならないことはなんなのかをもっと私達若い世代が学ばなければならないなと思いました。十年前までは水質日本一を誇っていた猪苗代湖ですが、生活排水などの汚染により年々水質汚濁が進んでおり、その原因は私達にあるのだから私達がアクションを起こさなければならないはずです。重労働ではありましたが、友人と協力しての作業でとても楽しみ、また自分達の活動が環境のために役立っていると思うと、終わった後の達成感がすごかったです。もっと多くのクラスメイトを誘ってまた参加したいなと思います。(1年)

・.活動をする前まではヨシ刈りが何なのかすらわからず興味本位で参加したが、参加したことでヨシがどのような影響を及ぼしていたのかを自分の目で見て知ることができ、水環境の問題について興味が沸いた。ヨシは生命力が強く一年以上置いておいても残るため、それが肥料になりまた新たにヨシが成長していってしまう。ヨシやヒシが繁茂してアサザなどの水草が生えなくなってしまっている。ヨシのせいでドブ川になってしまい、そこにいた魚は腐りかけてしまう。一つの植物のせいで多くの水環境の問題に繋がってしまうことを学んだ。また、自然環境を綺麗にするには自身が汚れるほど一生懸命取り組まないと綺麗な自然環境を取り戻せないことを知った。ヨシ刈りを初めてやって大変だったけど、自分がボランティアに参加したことで少しでも水環境が良くなればいいです。鬼多見さんの講演はとても為になる話で、自然環境について興味をもついいきっかけになりました。いち早く昔の綺麗な猪苗代湖に戻すために自分に出来ることは何か考え、アクションを起こしていければいいと思います。また機会があれば積極的ボランティアに参加していきたいです!(2年)

JICA青年海外協力隊マラウイ派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流

10月19日(水)JICA青年海外協力隊マラウイ派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流を行いました。

現在、アフリカのマラウイ共和国で理学療法士として活動中の新田隊員から、マラウイ共和国や活動内容について、お話を伺ったあと、生徒達からたくさんの質問がありました。

新田隊員は、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださり、マラウイ共和国の文化や医療、日本との違いを知ることができました。また、「自分たち高校生にできること」のヒントをいただき、世界の役に立つことをしたい、という気持ちを新たにしました。

1時間ほどの交流の後、グループに分かれて、今日の学びを紙にまとめて発表しました。

楽しい交流の中で、たくさんの学びを得ることができました。世界を見る視野が広がった生徒達でした。

お忙しい中、発表の準備をしてくださり、ありがとうございました。日本から応援しています。

 

(生徒の感想)

・わたしも、理学療法士を目指しているので、今回の講演会でのお話をこれからの進路に生かして行きたいと思いました。また、理学療法士として、日本の病院で働くだけではなく海外でもいろいろなことを経験できるので、そのようなことも視野に入れて、進路について考えていきたいと思います。そして、海外の医療についても自分なりに調べたり考えたりして自分自身の知識を増やしていきたいと思いました。
・初めて聞いた国で、気候も日本より過ごしやすく、マラウイで使われてる車は9割日本車であることも聞いて驚いた。コロナは落ち着いていて街の人はマスクしてなかったりするのも日本との違いだと思った。
・マラウイは、日本と違って病院の環境が悪いことや、医療費がタダなのを初めて知った。海外で活動するのは、コミュニケーションをとるのが大変だったということを聞いて、英語をたくさん勉強したいと思った。今回聞いた話で、私たちにもできることがあることを知って、できることを探してやっていきたいと思った。
・今回は知らない地であったマラウイについてよく知ることができ、さらに興味を持つことが出来ました。そしてマラウイの医療の不便さや都市農村の違いを見て、私たちにできることはないか考えることも出来ました。そして私はJICAの職員になって2年間を通して世界を知るという夢があるので、こういう話は本当に参考になるので、これからもたくさん参加していこうと思いました。
・マラウイについて全く知らなかったが、医療の現実などを学ぶことができた。日本から2日かかるほど遠い国で、紅茶の農業などでも有名だと知った。1番驚いたのは、独立後1回も内戦や紛争がないということ。なぜそういったものが起きないのかもっと知りたくなった。また、医療費が無料でパスポートなども用いられていることをしった。日本と違って病院に入院するときに、家族や親戚が付き添う制度にも驚いた。しかし、新田さんが行く前までは医療の衛生環境が悪かったということもわかった。病院などの場所ではやはり清潔が大事だと思った。私たち高校生にもできるボランティアがあると知った。いらないものなどを寄付などする活動にも参加してみたいと感じた。

JICA青年海外協力隊ベトナム派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流第2回

10月7日(金)JICA青年海外協力隊ベトナム派遣隊員(福島県出身・保育士)とのオンライン交流第2回を行いました。24名の生徒が参加しました。

前回の7月8日から3ヶ月ぶりの交流です。まずは、前回の交流の後にだされた質問をもとに、浅田隊員からベトナムでの生活や活動について、お話いただき、その後質問タイムです。「保育」だけでなく、「生活」や「ファッション」などの質問もあり、大いに盛り上がりました。ひとつひとつの質問に、丁寧に答えてくださり、たくさんの学びがありました。

1時間ほどの交流のあと、グループに分かれ、本日の学びを模造紙にまとめて発表しました。

今日も楽しく、ためになる時間を過ごすことができました。

浅田隊員、お忙しい中、発表の準備をしてくださり、ありがとうございました。日本から応援しています。

次回は11月14日です。今から楽しみです。

 

生徒の感想

・2回目の参加でしたが、1回目では少しひよってて質問することが出来なかったけど、今回はたくさん質問することが出来て本当に良かったです。特に、ベトナムの幼稚園では保護者のための監視カメラがあることを知った時はとてもびっくりしました。質問して良かったなって思いました。次からの講義も積極的に参加したいなと思います。
今回の浅田さんの講演で新しく知ることがとても多くありました。特にベトナムの教育方法に驚くことが多くありました。
・私は幼い頃から幼稚園の先生になることが将来の夢で、幼児教諭に興味があったので参加しました。JICAに入って派遣隊員としてベトナムで働くことがまずとても素晴らしいと思ったし、自分はそこまで考えていなかったので、たくさんの刺激をもらえました。また、ベトナムの幼稚園の様子は日本とは全く違うことを知り、ピアノを弾けない先生がいることにも驚きました。
・幼児教育を世界中のみんなが平等に受けることは現時点では難しいことだと知り、それとともに、日本に住む私たちにできることがあればやっていきたいと思います。まず私たちにできることはその状況を知ることなので、これからもベトナムの現場などを知っていきたいです。
・初めての参加でしたが、とても充実した時間でした。ベトナムの衛生環境が悪いことを知り、子供たちの健康に被害が出ないよう改善をしたりピアノを使った音楽活動や読み聞かせなど、日本の保育を取り入れた浅田さんの、(大人と子供とで)楽しく活動してほしいという気持ちがとても伝わってきました。それと同時に、浅田さんの行動力の高さを尊敬しました。また、ベトナムは施設も街の道路などもゴミがたくさん散らばっているようで、幼稚園でも画用紙や道具が床に散らばっているのを見て、浅田さんが用具室の設置を検討しているというのを知りました。そして、日本とベトナムの子供たちでは遊び方などたくさんの違いがあることを学べました。ベトナムの子供たちには、これからもたくさんの新しいことを知って経験して欲しいです。
・私は将来JICAの隊員になりたいので隊員としての心構えや在り方を沢山知ることが出来ました。また機会があれば参加したいです。
・ベトナムでは園児が絵本に触れていなかったことにびっくりしました。日本では基本的なピアノも先生は弾けないと聞き全然違うなと思いました。メイクや服が韓国系だったり、UNIQLOがあって服屋さんも沢山あることを知り、私が講座を受ける前のベトナムとのイメージが全然違くて驚きました。

「魅力発見!こおりやま」(郡山青年会議所主催)でハイブリット和菓子を販売しました

10月16日(日)郡山市なかまち夢通りでおこなわれた「魅力発見!こおりやま」(郡山青年会議所主催)に本校日本文化部がハイブリット和菓子を販売してきました。

当日はたくさんの方がお越しくださいました。×平田屋さんのコラボ商品、ハイブリット和菓子「きぼうのとりまんじゅう」(にんじんとブルーベリー餡入り)「和夢レット(2022バージョン)」「ジェンダーフリー6色団子」は大好評でした。

お買い上げくださった方、声をかけてくださった方、関係されたすべての方々に深く感謝申し上げます。

参加した生徒の感想

・10月16日に行われた魅力発見!こおりやまでは、日本文化部が商品開発したハイブリッド和菓子を販売しました。
昨年度の先輩方が商品開発した「和夢レット」、9月のSDGs博でも販売したハイブリッド和菓子「きぼうのとり饅頭」、LGBTを表現した6色のお団子「LGBT だんご」の3種類を販売しました。無事に全て完売することが出来ました。また、実際にLGBTの方も和菓子を買いに来て下さりました。色々な方と交流もでき、少しでも多くの人に私たちの活動について知ってもらえる機会になって嬉しかったです。

・今回和菓子の販売を通して、販売に大切なことは話術や周りを見る力、そして笑顔だと思いました。お客さんに丁寧に商品を説明したり、おすすめを積極的に話したり、お客さんが欲してる情報を察して提供したり、子連れのお客さんにはプラスαのサービスをすることで、お客さんの満足感をアップさせることに繋がったと思います。また、笑顔を心がけることで自然と場が和み、売り買いだけでなく良いコミュニュケーションを取れたと思います。反省点は、もっと商品について詳しく学んでおくべきだったこと、ジェンダーフリーと何故団子が関係するのかその深い理由が分からないなど、否定的なお客さんもいるなかでの十二分な説明が足らなかったことなどが挙げられるかなと思います。今回の経験を通して培った知識や技術を今後似た活動をしたときに活かしていきたいと思います。

人材育成プロジェクト「Color us project:CORE1@ふくしま」に参加しています

10月15日(土)人材育成プロジェクト「Color us project:CORE1@ふくしま」(福島国際交流協会)(カラプロ)に参加している本校生徒4名が、福島大学にて、「震災そして復興の10年・・・これからの10年で「ふくしま」に必要なこと」のプログラムに参加して参りました。

毎月2回のすばらしい学びの場であるカラプロ。高校生だけでなく、大学生・短大生・専門学校生との学びの場は、生徒達にとっての貴重な財産となっているようです。

くわしくは、福島県国際交流協会の記事をご覧ください。https://www.worldvillage.org/news.html?id=5418

参加した生徒の感想です。

・今回のColor us projectのイベントでは、大きく2つ、浪江まち物語つたえ隊の八島さんのお話と、福島大学地域未来デザインセンターの天野先生のお話を聞きました。八島さんは、震災直後、役場からの情報が双葉町などよりもかなり少なかった浪江町の状況とそれからの自治の発展を紙芝居というツールを使ってお話して頂きました。震災があった時浪江町では、双葉町のようにバスが出ず、歩いて避難所まで行かなければなりませんでした。そしてそれがだんだんと積み重なったり仮設住宅に嫌気がさし、遂に役場に抵抗すべく自治会を立ち上げようと元々役場職員だった主人公が立ち上がり、町の人々の名簿を集め、見事自治会を作ることが出来ました。そして自治会のリーダーとしてフォロワーである町民の要望を叶えるために役場に必死に訴えていった、というお話でした。天野先生のお話では、東日本大震災にしろ今のこの世の中にしろ、繋がることが大事だということをお話して頂きました。先生はこのCOVID-19を病気としてでなく災害とみなしており、今こそ私たちは繋がりを大事にすべきだと教えてくれました。それも今の世の中ではFace to FaceだけでなくSNSなどをも通してSide By Sideな関係が大事であるということを知りました。
そして1番の印象に残ったのがビッグパレットふくしまでの自治です。約2700人が避難し、初めはたくさんの人が不安やストレスに押しつぶされ、孤独死して行った人も居るようになりました。避難援助をビッグパレットで行っていた天野先生もどうすれば良いかとても悩んだそうです。しかし天野先生はそこで以前に阪神・淡路大震災で孤独死した人の遺書を読んだのを思い出しました。そこには「もう一度避難先に帰りたかった」という奇妙な文章が書かれていました。なぜこのような事が書かれているのだろう、と読んだ当時は意味がわからなかったのですが、ビッグパレットに居るうちに、孤独死した人は「独りで死んで行くのがとても辛い」ということを意味していることがわかりました。それを思い出し天野先生は憩いの場として足湯やサロンを作りました。それらはとても好評で皆の活気がどんどん取り戻されていき、それがコミュニティとなって自治が生まれていきました。どちらの話もとても興味深くまだまだ話し足りないところですが、結論を言わせて頂きますと、どちらも自治や人と繋がることの大事さが共通しており、人は人にしか救えないということを感じました。そして機会があったらまた話を聞きたい、そう思いました。

サステナブルブランド国際会議 student ambassador 東北大会に参加しました

10月15日(土)本校生徒4名が、サステナブルブランド国際会議 student ambassador 東北大会に参加しました。

日本大学工学部を会場に、東北各地からたくさんの高校生が集い、「サステナビリティ(持続可能性)」をビジネスに取り入れる企業の取組からSDGsについて学び、ディスカッションを通して、学びを深めるイベントです。冒頭の挨拶では、品川郡山市長もかけつけてくださり、激励のお言葉をくださいました。

午前中の基調講演では、プロギングジャパンの常田英一朗様から、フィットネスとゴミ拾いを組み合わせた「プロギング」というイベントを通じて「興味がない人も巻き込んで行うSDGsアクション」について学ぶことができました。「みんながハッピーな社会かつSDGsを達成する」という言葉は、生徒達の活動の大きなヒントとなりました。

 

午後は、いよいよテーマごとに分かれて、ディスカッションを行います。初めて出会う生徒とうまく話ができるか不安そうな生徒もいましたが、お昼の時間を一緒に過ごすことで、あっという間に仲良くなっているようでした。

本校の分科会では、「TRAVEL×MORE」(郡山中央交通株式会社様)、「SDGsと報道」(福島民報社様)について、それぞれお話をいただいた後、グループごとにディスカッションを行いました。本校生徒のグループのテーマは、「新聞社と一緒にSDGs実現へ活動するとしたら何をしたいか?」です。それぞれのグループごとにいろいろな意見を出し合います。企業の講師の方や学生メンターからもアドバイスをいただき、考えを深めていきます。

ディスカッションの内容を模造紙にまとめて、グループごとに発表しました。他のグループの発表のよかったところや感想をメモしながら、聞きます。

それぞれのテーマごとに代表発表のグループを決めて、全体会で発表しました。

学生メンターや講師の先生方から、多くの学びが得られた1日でした。

このあと、本日の学びを生かし、全国大会を目指して論文を作成します。

関係されたすべての方々に深く感謝申し上げます。

あさか開成高校からはじめる SDGsアクション!

 

(生徒の感想より)

 ・SDGsの1つの項目は他の他の項目も関わっているためゴールが難しいという言葉で、ひとつを解決しても意味が無いのかなと感じた。グループディスカッションでは90分という短い時間だったが、簡単な探究活動のようでとても楽しかった。他の人の話は、私にはない考えで視野を広くして考えているなと思った。これからを担う世代の人が集まり、他県の人と交流することで話の深め方や進め方がわかり大きな学びとなった。

・私はこの行事に参加してSDGs についてもっと詳しく知ることができました。自分が毎日あってる人ではなく、他校や初対面の人と話し合って、考えをまとめて発表するという貴重な体験は、他のところではできないと思うので、SDGSに関心のある人人はぜひ参加して欲しいです。

・自分達が主体となって企業と協力し、地域の課題やSDGsの問題に取り組む事で、世界がより良くなることを学べた。

SDGs Day(10月)『平等で公正で、質の高い教育を受けられていることに感謝しよう』

10月17日(月)はSDGsDayです。今月は、2年1組からの提言です。

お昼休みの放送で「世界には、教育を受けられない子どもがたくさんいます。その現状を知り、私たちが質の高い教育を受けられることに感謝して過ごしましょう。」と全校生徒にむけて伝えました。

生徒達は、国際部のGoogleClassroomにより、世界の教育の現状を伝える動画を視聴し、感想を入力します。

教育とは何か、考えるよい機会になっています。今月、一年生は国際理解講座で、ラオスに学校を建てるプロジェクトを行っている宍戸様の講演会が予定されています。この機会に、しっかりと考え、学ぶことの意義を再確認してほしいと思います。

10月SDGsDay2-1.pdf

福島民報社主催 ふくしまSDGs博に参加しました

9月24日(土)25日(日)の2日間、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた「SDGs博」に、本校日本文化部と読み聞かせボランティア部オイガが参加して参りました。

当日は、日本文化部が考案し、平田屋様とNPOしんせい様のご協力で完成した「きぼうのとりまんじゅう」(にんじんパウダーとブルーベリー餡入り)と「ハイブリッド和菓子」、「きぼうのとりクッキー」(にんじんパウダー入りクッキーとよもぎクッキー)が販売されました。また、読み聞かせボランティア部オイガは、SDGs缶バッチづくりと新聞紙バッグのワークショップを行いました。たくさんの方にお越しいただき、たのしい時間を過ごすことができました。販売したお菓子は、両日とも完売しました。

初日には、本校3年生の大和田麗さんが、福島県知事内堀様、あばれる君とのトークセッションに参加しました。2日目には、本校フラ・タヒチアンダンス同好会ALOHAの演舞があり、フィナーレには3年生の箭内佑都くんがステージに上がり、県内の中学生高校生とともに会場を盛り上げました。

県内外の約100の企業・団体が出展するブースに刺激を受け、SDGsを楽しく学び、生活に取り入れることの大切さを改めて感じました。

主催の福島民報社はじめ、本校の取組に関心を持って来てくださった方々、参加してくださった方々、お菓子をお買い上げくださった方々、励ましのお言葉をくださった方々、本当にありがとうございました。生徒の活動の励みになります。

あさか開成高校からはじめるSDGsアクション!

 

SDGs Day(9月)『毎日当たり前に使っている水について知り、自分の生活を振り返り、改善できることをしよう!』

今月のSDGs Dayの提言は、2年2組からです。『毎日当たり前に使っている水について知り、自分の生活を振り返り、改善できることをしよう!』
私たちは、普段当たり前に水を使いますが、人間が使える地球上の水は地球全体の0.01%しかありません。また、私たちが生活で汚した水を川に流したり、人が使えるようにしたりするためには、もとの水の数倍のきれいな水が必要になります。限りある水を無駄にしないために、節水、洗剤やシャンプーの使用量に気をつけるなど、普段の生活で自分が改善できそうなことを探し、実践してみてください!

9月SDGsday ポスター.pdf

AFSホストファミリー募集~募集説明会9月16日17日

留学生として本校で学ぶ生徒のための、ホストファミリーを募集しています。短期でも可能です。

コロナ禍でなかなか海外に行けないこのご時世です。日本にいながらにして、家族まるごと異文化交流できるチャンスです。

ご興味のあるご家庭向けの説明会を実施しますので、興味のあるご家庭は、生徒を通じてお申し込みください。

なお、一般の方向けのオンライン説明会もあります。

詳しくは、こちらをご覧ください。→AFSホストファミリー募集説明会(オンライン 2022年9月 郡山ver) (1).pdf

留学生の生活

ヤコポくん(イタリア)とトラビスくん(タイランド)は、日本の文化を学ぶために、「書道」や「日本の伝統と文化(華道・茶道)」の授業を本校生徒と一緒に受けています。

 ↓ こちらは、ヤコポくんの作品です。なかなかのセンスだと、先生からお褒めの言葉をいただきました。

 ↓ こちらは、トラビスくんの作品です。はじめての華道体験で、りんどうの紫色が気に入ったそうです。黄色の花は、マリーゴールドだそうです。黄色と紫のコントラストが素敵です。

 

留学生がやってきました!

 

本年度2人目の留学生が本校にやってきました。

トラビス・ガンウォンワッタナくんです。タイランドから来ました。

英語と日本語勉強してきたので、日本語の挨拶もとても上手です。

初日は、先生方への挨拶と全校生徒への挨拶をしたあと、さっそく、本校生徒と一緒に授業を受けました。

ホームルームは、1年3組です。これからの交流が楽しみです。

 

地域とともに~裏磐梯観光旅行を考える ウォーターエデュケーション日帰り体験ツアー

8月20日(土)21日(日)1年生~2年生の希望者生徒51名、教員4名が「裏磐梯ウォーターエデュケーション日帰りツアー」に参加して参りました。8月3日の大雨で当初の予定が延期になっていたため、待ちに待ったイベントです。

このツアーは、裏磐梯観光活性化協議会様の企画で実施されたもので、裏磐梯地域における誘客の推進につながる、楽しく学べるSDGs学習旅行のプランニングを目的としています。これまで、本校で2回、今回参加した生徒を含め、多くの生徒を対象とした講座(裏磐梯の水環境と多様性)とグループワーク・ディスカッション(裏磐梯でやってみたいこと・楽しくてためになる観光プランを考えよう)を行いました。その学びの中で生まれたアイディアも、今回のツアープランに生かされています。(下の写真が、事前ミーティングの様子です。)

当日は、天気に恵まれ(20日は少し雨に降られましたが)、8:00に学校に集合し、元気に出発です。

グランデコに向かう途中、3日の大雨で道路が崩れている場所をいくつも見ました。ニュースで見た通行止めになった道路は今も通れず、迂回道路を使っていました。これらの姿には、自然の脅威を感じます。

裏磐梯グランデコ東急ホテルに到着すると、午前中のプログラム「百貫清水トレッキング」を案内してくださる、富良野自然塾裏磐梯校の校長先生が笑顔でお出迎えしてくれました。トレッキングの持ち物の確認を済ませ、いざ、ロープウェイで山頂へ。ロープウェイから見える磐梯山を望む絶景に、わくわくが止まりません!山頂に到着するとすぐ、旅する蝶「アサギマダラ」が私たちを出迎えてくれました。その幻想的な風景、海を越えて何千キロもの距離を旅する「アサギマダラ」の姿に、浪漫を感じずにはいられません。まだ、解明されていないことが多いため、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所等をマジックで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別を行っているそうです。可憐な姿に秘めた力強い羽ばたきに感動する生徒達でした。

いよいよ、校長先生から、歩き方のポイントを教えていただき、片道60分の百貫清水トレッキングのスタートです。途中、校長先生と2名のインストラクターの先生からガイドしていただきながら、進みます。ヨツバヒヨドリに群がるアアギマダラの姿や美しいリンドウの花に癒やされながら、ブナの原生林を歩いていくと、360度回転した珍しいブナの木に出会います。さらに、その先のデコ平湿原の木道を過ぎると大きなブナの木がありました。その大きな幹に聴診器を当てると、なんと、低い音で樹液が流れる音が聞こえてくるではありませんか!「一本のブナの木から8トンもの水がわき出る」とも言われています。「森のダム」と言われるブナの自然林の大いなる力に感動する瞬間です。

そして、しばらく歩くと、いよいよ今回の目的地「百貫清水」に到着です。日本百名水の「小野川湧水」の源流部に位置する湧水です。おそるおそる、その湧き出る水を飲んでみると、冷たく、透き通ったおいしさです。試しに持ってきた「郡山の水」と飲み比べてみると、全く違うと確信しました。その昔、百貫(=千五百万円)の値以上に価値があると讃えられたそうです。ロープウェイがなかった時代、この水を求めて、山を登った先人達を思いながら、何百年も越えてきた湧水を味わう一同でした。猪苗代湖に流れる水源地「百貫清水」を後に、来た道を戻ります。大雨で流れた土砂や崩れた道、小川を飛び越え、木道を歩きながら、自然の美しさと大いなる力、そして脅威を感じたトレッキングでした。

 ランチは、ホテルのカフェでおいしいチキンカレーをいただきました。トレッキングのあとのご飯は格別で、細身の体で、大盛りおかわりをする生徒もたくさんいました。

 午後のプログラムは、小野川湖に移動して「カヌー・SUP体験」です。ライフジャケットを着用して、いざ小野川湖へ!穏やかな湖面で、思う存分楽しみました。インストラクターの楽しくて、ためになるクイズに答えながら、大きな湖を進みます。見えてきた磐梯山の雄大さに息を飲む一幕もありました。

 カヌーやSUPの操作にも慣れてきたころ、「みんなでアート」に挑戦です。インストラクターの指示に従い、カヌーを横に連結させて、端のメンバーの手を静かに離していくと,,,なんと、「カヌーでフラワー」ができあがりました。大きな歓声とともに、その姿をドローンで撮影してもらい、「みんなでアート」の完成です。SUPでも、同じように挑戦しました。みんなで協力して作り上げたアートは、楽しい思い出となりました。

 体験のあと、小野川湖の生き物たちを見せていただきました。「川エビ」や「カワニナ」、「イワナ」の稚魚の姿に、「釣りもやりたい!」「湖で実際に見てみたい!」の声も。インストラクターから「(餌になる)カワニナがいるから、小野川湖には蛍がたくさん飛び交うんだよ。」のお話に、満点の星空に飛び交う蛍の小野川湖を想像し、うっとりする生徒達でした。そして、この美しい水環境を守ることの大切さを実感しました。また、道中や小野川湖の周辺に咲いていた「オオハンゴンソウ」が多いことにも気がつきました。背の高いコスモスのようなかわいらしい姿の「オオハンゴンソウ」。群生していると、黄色のじゅうたんのようで美しいのですが、この花が「特定外来生物」。つまり、「外来生物法」により、栽培したり、生きたまま運搬したりすることなどが禁止されており、違反すると重い罰則が科せられます。「オオハンゴンソウ」は、北アメリカ原産のキク科の多年生の植物で、日本へは明治中期に観賞用として導入され、 1955年に野生化が確認.されたそうです。繁殖力が強く、在来の植物と競合して駆逐してしまうため、駆除しなければならない植物です。また、裏磐梯には、「ウチダザリガニ」という、特定外来生物もいて、駆除対象となっています。生物の多様性を脅かす「特定外来生物」について考えさせられました。

 充実した一日に大満足の生徒達。今回のモニターツアーを通して、何を考え、どのようなアイディアがでるのか、楽しみです。

 今回お世話になった「裏磐梯観光活性化協議会」「裏磐梯グランデコ東急ホテル」のみなさまに、深く感謝いたします。