カテゴリ:国際
国際部通信第9号
SDGs達成に向けての取り組み~猪苗代湖清掃と「ヒシの実」を用いた「天狗」作り
8月7日、猪苗代湖の清掃活動と「ヒシの実」を用いた作品作りを行い、3年生10名が参加しました。
本来は、猪苗代湖に入り、水底にある「ヒシの実」を除去する活動に参加の予定でしたが、水量が例年より多く危険なため、残念ながら除去作業をすることはできませんでした。そのため、猪苗代水環境センターで「ヒシの実」を使った工作活動を行いました。まず、センターの方より、「ヒシの実」がもたらす猪苗代湖の水質汚染についてのお話を伺いました。ヒシなどの水生植物が枯死し腐食し、大腸菌を発生させることが水質汚濁の一因ですが、「ヒシの実」は以前よりも大きくなっており、また、そのトゲを地面にさして流されないようにしているため、水底にとどまってしまうのだそうです。とげのある外見と厄介なところがコロナウイルスに似ているなと思いました。工作では、「ヒシの実」の形を生かし「天狗」を作製しましたが、地元の磐椅神社で「天狗」がまつられていることに由来しています。
その後、天神浜に移動し清掃活動を行いました。例年、ボランティア団体が春から夏にかけて湖畔の清掃活動を行いますが、今年はコロナウイルスの影響で行われていません。そのため、昨年打ち上げられた「ヒシの実」が数多くそのままになっていました。短い時間ではありましたが、猪苗代湖のマイナスイオンを浴びながら作業を行いました。拾った「ヒシの実」は学校に持ち帰り、後日、キリバスの子供たちに送る「天狗」作成のワークショップで使用する予定です。
プチ国際理解講座(タイのおもてなし文化について)
夏休み前日の放課後を利用し、今年度第1回目となるプチ国際理解講座を開催しました。コロナウイルスの影響を受け、講座や講演会を相次いでキャンセルさせなければいけない状況が続いていましたが、ようやく外部の方をお呼びしての講座を開催となりました。
今回は、「東京2020オリンピック・パラリンピック教育推進事業」の一つとして、「タイのおもてなし文化」と題し、タイに3年間滞在されていた竹田有理さんをお迎えし、野菜のカービング体験を行いました。カービングは野菜や果物を時間をかけて彫ることで、来客者を心待ちにしていたという「おもてなし」気持ちを表現している王宮文化です。今回は、パプリカとキュウリを用いて体験を行いました。
まず、全員起立し、タイの国歌を聞きました。タイには「王様を讃える国歌」とオリンピックなどで演奏される「一般の国歌」があり、今回は「王様を讃える国歌」を聞きました。大変美しいメロディで、この曲が流れると、タイの国民は駅でも仕事場でも直立不動で聞くそうです。タイ在住時に、この国歌を聴く機会がたくさんあったそうで、今でも聞くと胸がジンとすると竹田さんはおしゃっていました。その後、タイの画像と共にお話を伺いました。タイは性転換手術を受ける人たちが多くいますが、そういった人たちも仕事の面でも差別されることなく、社会の中で普通に受け入れられているというお話が印象に残りました。タイは「自分が自分らしく生きられる」ことを大切にしている社会なのだということに、生徒たちは大きくうなずいていました。
その後、タイで流行しているポップソングを聞きながら、カービング体験を行いました。タイのポップソングは日本の歌謡曲に似ていて、昭和時代を思い出させるメロディに懐かしい気持ちになりました。生徒たちは音楽に聞き入りながら、一言も喋らすに作業に熱中していました。
今回の講座は海外に触れる機会となり、久しぶりに国際科学科らしい時間を持つことができました。当初予定していた行事が行えずにいますが、感染に配慮しながら、できることを少しずつ実現していきたいと思います。
「東京2020オリンピック・パラリンピック教育推進事業」について
7月16日から本日までの5日間にわたり「東京2020オリンピック・パラリンピック教育推進事業」の一環として、2004年度のアテネオリンピックから来年度開催予定の東京大会について、1学年各クラスの国際交流委員が昼休みに放送にて発表を行いました。
まずは、2004年のアテネ大会から2016年のリオオリンピックまでの、名場面、金メダリストの名言、エピソード、各大会で取り組まれた活動について、各大会のテーマソングと共に説明を行いました。最終日の今日は、東京2020大会について、「環境保全」に対する取り組みなどについて話をしました。本来であれば、あづま球場を皮切りにオリンピック大会が今日スタートする予定でしたが、来年の7月22日に無事にオリンピックが開催されることを願いつつ、これまでのオリンピック大会が残したレガシーを振り返る活動になりました。
SDGs達成に向けての取り組み~コンタクトレンズケース回収始めました。~
国際交流委員長の呼びかけにより、コンタクトレンズケースの回収が始まりました。これは『アイシティecoプロジェクト』に参加したものです。コンタクトレンズのケースは、ポリプロピレンというリサイクルにとても適している素材で作られています。また、ふたに使われている銀紙をはがすだけで洗う必要もないので、回収がしやすいのも特徴です。このプロジェクトは次の3つの社会貢献につながっています。
①再資源化による環境保全・CO2の削減
②障がい者の自立・就労支援
③売却代金を日本アイバンク協会へ寄付
SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」・目標12「つくる責任・つかう責任」・目標14「海の豊かさを守ろう」につながる活動にしたいと思います。
エッセイコンテスト参加
本日は、1~3年生全員が総合的な学習(探究)の時間を使って、JICAエッセイコンテストの原稿を書き上げました。2,3年生は昨年までの経験や学習を通してテーマを決め、準備してきた下書きなどを基にすらすらと書いていました。しかし1年生にとっては、初めてのエッセイコンテスト参加であり、なおかつ今年度は新型コロナウィルス感染の影響で、上半期の国際理解講座がすべて中止になり、高校入学後のさまざまな体験がまだ十分出来ていない中でのエッセイ作成は本当に大変だったと思います。けれども、中学時代までのボランティア体験や、本やニュースなどで知った国際問題を自分なりに考え、なんとか形にしようと努力していた姿が印象的でした。「海外研修に参加したい」、「留学生たちと積極的に交流したい」と考えている1年生が本当にたくさんいます。彼らのためにも何とか来年度こそは、と願うばかりです。
国際部通信第8号
生徒会 朝の挨拶の一コマ
~互いの違いを認め合える社会を目指して~
毎朝、生徒会役員が校門に立ち、登校してくる生徒たちに挨拶運動を行っていますが、本日は、六色パンダのポスターを掲げて行いました。これは、アメリカで起こった白人警官による黒人男性殺害の事件について、自分たちが何か行動を起こせないかという役員たちの思いが形になったものです。差別と偏見の問題は根深く、なかなか解決できるものではありませんが、「何かをしたい」という思い、それをどのような形で行動に移していくかを考えることが、彼らにとって大切なことなのではないかと思います。
6色パンダのイラスト
アメリカでは、白人警官による黒人男性暴行死事件を発端に、各地で抗議デモが相次ぎ激化しています。トランプ大統領はデモの一部を「国内テロ行為」と非難し、各州知事に武力で制圧するよう要求をしていると、ニュースで報道されていました。コロナウイルスがアメリカで蔓延し始めた頃には、アジア人に対する差別や偏見などのニュースもありました。こういった類のニュースが後を絶ちません。
私たちの周りにもさまざまな国籍、ジェンダー、年齢、信仰を持つ人びとが共に暮らしています。もちろん「ちがい」とは「優劣」を表すものではありません。多様性を認め合い「分断」や「差別・偏見」のない社会に近づけるために努力をしている人たちもいます。武力ではなく「平和的な解決」を行動で示している人たちもいます。
上のイラストは一昨年卒業した生徒が、共生社会をイメージして描いたものです。それぞれのパンダは多様な性を表すレインボーカラーで描かれています。コロナウイルスによる景気の後退、自由活動の制限などで不安やストレスが生じている今、この絵のメッセージについて再度考えてみたいと思います。
国際部通信第7号
国際部通信第6号
国際部通信第5号
国際部通信第4号
国際部通信第3号
国際部通信第2号
国際部通信第1号
国際理解・交流発表会が開催されました
11月8日(金)、本校第1体育館にて国際理解・交流発表会が開催されました。
「ヒロシマからの手紙」と題し、被爆体験伝承者であるつじ(十に一点しんにょう)靖司氏による講演会や、生徒たちによるプレゼンテーションなどが行われました。
お忙しい中足をお運びいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
ありがとう短期留学生8名!
11月1日(金)が1ヶ月間と1週間の短期留学生8名にとってあさか開成高校で過ごす最後の日でした。
あさか開成高校での様々な経験と出会いを通して、たくさんの思い出を作ることができたようです。
最後は涙なみだのお別れ…。短期留学生8名のみなさんありがとうございました!また会いましょう!
1週間の短期留学生が3名やってきました!
3名の1週間の短期留学生が10月28日(月)から11月1日(金)まで本校に通学します。
先日、日本文化部とのTea partyや2学年との大縄跳び大会などが開催されました。
その様子をご覧ください。
1ヶ月短期留学生歓迎会開催
10月7日(月)から本校に5名の短期留学生が来ています。
先日行われた歓迎会の様子をご覧ください。
また、10月28日(月)からは1週間の短期留学生が3名やってきます。
より一層国際色豊かになりそうです。
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