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つながるひろがるSDGs~国連 高田実様との交流会

7月26日(火)国際連合連経済社会局で活躍しておられる、郡山市出身ニューヨーク在住の高田実さまをお招きし、交流会が実現しました。本校生徒32名が出席し、高田様との貴重な時間を過ごすことができました。高田様より、国連で働くようになった経緯や国連でのお仕事など具体的にお話いただきました。また、本校のSDGsの取り組みについて、ご助言いただきました。生徒たちは、SDGsゴール7の作成に尽力した高田様のお話に目を輝かせていました。

お忙しい中、本校生徒のためにお話いただき、ありがとうございました。また、交流会実現にご尽力いただきましたみんなのふくしまネットワーク様はじめ関係された方々に心より感謝申し上げます。

 なお、本日の交流会の様子が、7月27日にFCTで放送されます。11時30分からの「NNNストレイトニュース」の中で、11時40分頃から取り上げられる予定です。ご都合のつく方はご覧ください。

【生徒の感想の一部】

・今回講演会を聴き、国連という加盟国をまとめ代表する機関で働いている方のお話を直接聴けて、本人から話していただけたので国連を身近に感じながら今の現状課題に関して、その話とリンクさせながら身につけることができた。今回の話は世界規模だけれども自分の規模でもあり、エネルギーは使わないことはできない、だが使うけど別の使い方があると意識を多少変えるだけでも一人一人の多少の意識の違いが重なってその効果は大きくなると思った。今回は、他の機会では聴くことのできないことを知れて、よい貴重な体験となった。

・「差別なくみんな一緒に仕事をする」という言葉がスゴく印象に残りました!今現在争いが起こり怪我をしたり、尊い命を落とす人がいます。また、人種差別が起こっていることも事実です。だから今私たちが出来ることをして、将来そのようなことが少しでもなくなり、色んな人が住みやすい、生きやすい環境が実現できるといいなって思います!

・国連の活動内容や、SDGs7のエネルギーをみんなにそしてクリーンにという内容を中心に、国連の方々が国際的にどのような活動をしているかやSDGs達成のための課題解決策などについて学べました。また、繋がることで広がるというキーワードの大切さについても学べました。

・国境を超えてお仕事をなさっている姿がカッコイイと思いました。様々な国の方と共に仕事をし、考えを深め合うことが出来るのはまさに国連でしか出来ない事だと感じます。学校で行っている取り組みが福島県全体に広がり、そして世界に繋がっていけばいいなと思いました。自分ももっとボランティア活動に参加し、地域の方と考えや価値観を共有し、ボランティア活動の輪を広げていきたいです。

 

ふくしまの今を知り未来について考える~震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業

7月22日(金)本校会議室にて、飯舘村の前村長菅野典雄様をお招きして、「3.11震災当事者の軌跡から学ぶ~いま私たちにできること」をテーマにご講演をいただきました。夏休みにもかかわらず、50名を超える申し込みがあり、原子力災害により全村避難を余儀なくされた当時の思いについて、メモをとりながら熱心に耳を傾けていました。およそ70分のご講演でしたが、写真や広告のキャッチコピーを活用したおもしろくてためになるお話で、時間の流れを忘れるほどでした。「第3の転換期」であったという震災・原発事故後の社会。先の読めない時代を生きるために「おカネの世界」から「いのちの世界」「こころの世界」を大切にしなければならないという菅野様のお話に、大きく頷きながら聞く生徒の姿が印象的でした。「までい(真手・全手)」(丁寧に・心をこめて)をスローガンに村の舵取りをし、震災当時住んでいた5700人の村民の生活を守るために、他の自治体や国とも協力して、「おたがいさま」と、相手を責めることなく、前向きに取り組んできた姿から、人としての生き方も学ばせていただきました。「原発事故から何を学ぶか?」「世界スケールで考えると、原発事故はSDGsにも通じる。」生徒一人一人が震災について、そして、世界のあるべき姿について考えを深めるきっかけとなりました。そして、柔軟な発想で取り組んで来られた飯舘村のさまざまな施策から、多方面から物事を捉えることの重要性も感じたようです。

 お礼の言葉では、代表の生徒が、「『べっぴん(別品・心優しい気配りができる)』な人になれるように、『本を読み』知識を増やし、柔軟な発想でものごとを捉え、未来に向かって何ができるか考え、行動していきたい。」と、未来への思いを述べていました。

 お忙しい中、お越しいただき、素敵なお話をしてくださった菅野典雄様に深く感謝申し上げます。

 今を知り、思いを伝える

 あさか開成高校からはじめる SDGsアクション! FORからWIITHへ

生徒の感想(一部)

・今日の講演会を聞いて自他の命を大切にしていこうと改めて思いました。私の住んでいる地域では、幸い被害が少なく、震災当時怖いなと思った記憶があまりないのですが、多くの方々がお亡くなりになってしまいその悲しみは計り知れないものだったのだとこの講演を聞いて思い知らされました。
また、様々な広告が印象的でした。フレーズや写真にしっかり意味があって社会問題や「優しい心を持つこと」の大切さだったり、、とても勉強になりました!

・私は今回の講演会を聞いて、心の優しさが本当に重要であることがわかりました。自分に不幸が起きた時に批判することは出来ますが、それは自分を正当化しているだけで何もできません。しかし、心の優しさがあれば、自分の意見をしっかり口にするだけでなく相手の立場を尊重できるので、1番物事を解決する上での近道だと思います。だから私はこの公演を通して心の優しさを磨いて、素敵な人材になりたいです。

・震災当時はまだ小学生にもなっていなかったので当時のことは少ししか覚えていないけど、今回、講演会を聞いて、飯舘村だけでなく、福島県の震災の対応について学ぶことが出来ました。飯舘村は村民全員が避難しなければならない所を、どうすれば村に人を残すことが出来るか考えて、少しでも村に村民を残していたのに驚きました。柔軟な考え方を持って、今の時代の流れを掴みながら生活していきたいです。

・東日本大震災を通して飯舘村であったこと、思ったことを直接聞けてとても貴重な時間を過ごしました。新聞の切り抜きの言葉も今まで気にして見た事もありませんでしたが、今回の講演会で私ももっと広い視野を持って周りの言葉とかフレーズを見てみようと思えました。私は飯舘村の3月11日をあたりまえをありがたいと思う日という所が今日で一番印象に残りました。大地震の後に起こった津波は予想外のもので、亡くなった方も大勢います。私たちが今、当たり前に過ごしている日々は一瞬にして変わってしまうこともあるのです。私も今ある当たり前はありがたいことなのだと思ってこれから当たり前の日々に感謝しながら生きていきたいと思います。

・今日の講演会では、胸を打たれるような、痛むような、あたたまるような、そんなお話ばかりでした。自分の行動を今一度見直したいと今までよりも強く思った。私は興味のある本しか読まないところがあるので自分が読まないジャンルの本を読もうと思った。本を読んで知識をたくわえた方がいい。国語力だけではなくて知識や表現力、想像力をつけたいと思った。

・「までい」の意味を今回初めて知り、これからの私たちの生活にも丁寧、思いやりというのは必要不可欠だと感じました。心に残っているのは「生きているということは借りを作ること、生きていくということは借りを返すこと」といい言葉です。私も今は家族や友人に色々な借りがある分大人になった時にしっかり返して行きたいと思いました。

・今回の講演は主に震災についてだと思っていたけど、新聞などの広告のキャッチコピーをたくさん紹介していただいて心があたたまったり、胸がチクチクするような時間でした。私が特に心に残ったキャッチコピーは''人は一生育つ''です。人間は生きている間学ぶことだらけだと思ったし、何歳になってもたくさん経験をして脳を柔軟にするというお話に心が動かされました。また、べっぴんな国をつくろうという話ではべっぴんと言ったら美人!と考えるけれど、顔とは関係なく気配りができたり相手の気持ちを理解するといった心の綺麗な人のことだということが分かりました。私もそんなべっぴんさんになれるよう、これから頑張っていきたいです。そして、菅野典雄さんが言っていた''迷った時は楽をするのではなく大変な方を選ぶ。経験は宝物になる!''という言葉に勇気をもらいました。私は新たに挑戦するということが怖くどちらかと言えばこれまで楽な選択をすることが多かったので、経験は宝物になる!という言葉を忘れずたくさんのことを経験して様々なことを学んでいきたいと思いました。

SDGsを自分ごととして考える~カードゲーム2030SDGs

7月21日(木)夏休み中ではありますが、プチ国際理解講座「カードゲーム2030SDGs」が本校会議室で行われました。希望者40名が参加し、2030SDGs公認ファシリテーターである小針丈幸様におこしいただき、カードゲームを体験しながら、SDGsについて深く学ぶことができました。

小針様の自己紹介、SDGsについてのご講演をいただいた後、いよいよ「カードゲーム2030SDGs」の始まりです。学年も関係なく、初めて会う人同士のグループで、ゲーム開始です。はじめは、ぎこちない様子の生徒達も、ゲームが進むごとにコミュニケーションが増え、笑顔になっていきます。

このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するものです。ゲームの進め方は、それぞれ設定された価値観のもとで、与えられたお金と時間を使い、プロジェクトを行い、目標の達成を目指します。さらに、各グループが行うプロジェクトによって、「経済」「社会」「環境」の世界の状況が刻々と変化します。

ゲームの開始当初は各グループが思い思いにプロジェクトを行ったために、「バランスの悪い世界」になってしまいました。この状況を改善するために、ゲームの後半では、グループ間で協力や取引を行いつつプロジェクトを行うようにした結果、徐々に世界の状況がバランスよくなっていき、目標を達成するグループが増えていきました。

SDGsの目標を達成するためには、「世界全体を考えて行動すること」「価値観の違いを理解し協力すること」「コミュニケーションをとること」などが重要であることを、このゲームを通して学んだようでした。

ゲームのあと、SDGs17の目標のカードを並べました。SDGsのそれぞれの目標に対する自分の思い確認しながら、並べ方、形で表現します。優先順位・カテゴリーなど、グループで話し合って、形を作ります。はじめの時のぎこちなさはすっかりなくなり、仲良く作業を進めます。

このプチ講座で、生徒たちが「SDGs」に対する理解がより深まり、以前よりも「世界」の問題を「自分ごと」として捉え、行動しくれることを期待しています。

本日、すばらしい講演をしてくださった小針様に感謝申し上げます。

あさか開成高校からはじめる SDGsアクション!!

 

 

生徒の感想より

・経済、環境、社会の中で1つでも欠けたら世の中が良い方向に進まないので、互いに協力して平和にしていくということが大切なのだと学ぶことが出来ました。カードのプロジェクト内容にはSDGsのことが主に書かれてありそれをひとつひとつ理解することができました。小針さんが言っていた"1人の100歩より100人の1歩"という言葉を胸にし、今後ゴミ拾いなどのボランティア活動があれば積極的に参加したいと思いました。

・物事を自分のためだけにやっていて必ずどこかが残されるということが目に見えて実感できた。実際この世界も先進国ばかりが良い思いをして、発展途上国などが良い思いをできない世界があるということを再認識することができた。

・SDGsに解決に向けて目標を持ち理想の社会を形成していくことで、より良く、住みやすい社会ができていくと思った。各国同士の繋がりもSDGsを進めていくには大事だと気づいた。

・知識を身につけても行動しなければ意味がない!ということが最も印象に残りました。また、SDGsを達成することがいかに大事かを学ぶことができました。特に環境に配慮した製品を購入するようにしたいと思いました。

・SDGsカードゲームは実際の状況とリンクしていて、私たちの行動が世界に繋がりバランスを取っていくことが大切だと実感しました。また、山の学校は私たちにも出来るSDGsの取り組みを行っているので積極的に参加したいと思いました。SDGsには、お金も時間もかかりますが、2030年のより良い地球を目指して行動したいと思いました。

・今回初めて国際部のイベントに参加しました。このように楽しみながら世界の「今」を知ることができるのはとてもよかったです。また機会があれば参加したいですし、このカードゲームの存在をクラスメイトや家族、友人に伝えたいなと思います。

 

『第6回探究カフェ』開催しました

 7月20日(水)に第6回目の『探究カフェ』が開催されました。

 今回は夏休みに入ったということ特別企画として”探究”と”日常”を面白くする「まちあるきワークショップ」を開催しました。まずはじめに、「だるまさんが転んだ」をリメイクする活動を通して、そこにどんな意味があるのか、どんな価値を見いだすのかというミニ講義を受けました(探究活動の課題解決型と価値創造型について)。その後、21世紀記念公園 麓山の杜、中央図書館、歴史資料館、(中央公民館)を巡り、ここがこうなったらいいのになと気になった場所の写真を撮りました。学校に戻り、撮影した写真の説明するとともに新しい価値を見出し、表現する活動を行いました。新しい視点や捉え方があり、意義ある時間となりました。

 探究相談にも生徒が来てくれました。夏休みを利用しての施設・企業への訪問やインタビューに向けて、あるいは、探究活動の深化をめざして助言を受けていました。

 綾さん(鈴木綾さん)、もんごー(櫻井龍太郎さん)とこばてぃ(小林直輝さん)、ありがとうございました。

 次回は7月27日(水)の13時から16時です。みなさんのお越しをお待ちしています。