あさか開成 校長雑感

校長より

1、2年生の履修指導、開催

本日5月16日(木)の6・7校時、明日17日(金)の5~7校時の時間に、1・2年生を対象とした履修指導が行われます。

本校は、単位制の高校のために、生徒の多様な興味・関心や個々の進路希望に対応できるように、多様な教科・科目が用意いております。そのため、来年どのような科目を選択すべきかという履修指導が大切となってきます。履修指導は、生徒個々の興味関心や進路希望に応じた科目選択ができるように、16日の本日は、教務的観点から教務部、各教科主任より科目の特徴、系統的な学びをするための選択についての説明がなされます。そして、17日の明日は、進路指導部より、進路的観点から1年生については全体に、2年生については進路希望別に分かれ、進路実現のために必要な科目選択等について説明が行われます。

今後の日程としては、5月20日(月)から31日(金)まで、クラス担任よる個別の面接指導が行われます。その後、保護者に科目選択について確認してもらい、6月21日(金)には次年度の科目登録が終了することになります。

この履修指導、履修登録は、将来の進路にも関わる選択ですので、将来どのような職業に就きたいのか、そのためにどのような進路を目指し、どのような科目選択をするのかなど、ご家庭でもお子様とよく話をいただければ幸いです。

インターハイ地区大会、終盤へ

熱戦を繰り広げているインターハイ地区大会も、本日から始まったソフトテニス競技団体戦で最後になります。

各競技会場で、大きな声援を送っていただいた保護者の皆さまに、改めて感謝いたします。

1960年のローマ、1964年の東京で金メダルをとったアベベ選手は、「晴雨なく、運不運なし」という言葉を残しました。たゆまぬ努力をする者は、晴雨の天候も、運の良い悪いも関係ないというのが、この言葉の意味でしょう。

あの1点さえ、取っていれば、流れは変わっていただろうと思うときがあります。

しかし、その1点を取るために、あらゆる選手が努力を惜しまない訳で、その1点を取るために厳しい練習に耐えているのだと言うこともできます。運不運が全くないとは、言いません。しかし、運不運という考え方、言葉に流されない、確固たる気持ちを培うのも、普段の練習、生活の仕方なのかもしれません。

人は敗れた試合からしか学べないと思っています。敗戦には必ず原因があります。将来に向かい、実力を伸ばし向上していくためには、同じ失敗を繰り返さないように、その敗因を徹底的に分析する必要があります。県大会の出場権を得たチームは、もう一度冷静に自分たちの試合、自らのプレーを点検、分析、そして評価すべきであると考えています。

あさか開成高校、そして県中地区、県南地区代表のチームが、大いに県大会で活躍することを期待します。

令和、最初の花

令和元年度、最初の花が正面玄関を飾っています。授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の三瓶莉苑さんの作品です。

今回の作品は、ピンクのつりがね草と紫のスターチスを、鮮やかなグリーンの葉のソケイが際立たせています。

もしかすると、ソケイの方が主役なのかもしれません。小さな黄色の花がとてもかわいらしく、しっかりとしたグリーンの葉の色とのコントラストがとても良い感じで、枝振りもとてもしっかりして、広がりや奥行きを感じさせてくれています。

来客数が増えてきた正面玄関に、春のいろどりを添えていただきました。

令和も、生徒に感謝です。

 

インターハイ地区大会の応援

現在、各地で、インターハイ地区予選の熱戦がくりひろげられています。

土曜、日曜と、会場の視察と生徒の応援に郡山の開成山陸上競技場、西部体育館、そして、須賀川、白河と、各地の試合会場を回ってきました。

そして、本日は郡山総合体育館で始まったバドミントンを応援してきました。バドミントン女子は、午前中の試合で勝利し、ベスト4以上が決定しました。

スポーツを愛し、直向きにプレーする姿は、美しく、感動するものです。直向きにプレーする姿のみを観ていたいのですが、スポーツには勝敗が付きものです。勝敗がすべてではないですが、勝敗があるからこそ、直向きにプレーする美しさを観ることができるのだとも感じています。

まず、県大会の出場権を得た生徒には大いに賞賛の言葉を送りたいと思います。また、敗者についても、これまでの頑張りと再挑戦に激励を送りたいと思います。

最後に、いままで支えてきたマネージャー、応援に駆けつけている保護者の皆さん、そして各競技の運営を尽力している先生方に、改めて感謝を申し上げます。

海外留学説明会

本日よりインターハイ地区予選が本格化し、各地をまわり、生徒の活躍の様子を見てきました。卓球部は、本日が最終日で、すでに団体戦を終え、男子団体が5位、女子団体が3位という結果となりました。女子は、ここ数年、団体での県大会出場ができず、悔しい思いをしていたので、大変嬉しい結果となりました。

また、本日は、放課後、海外留学説明会が実施されるということで、急いで学校へ帰ってきました。その理由は、本日の説明会で、安積高校2年生の渡部めぐさんのドイツ留学の実体験を聞く機会があり、どうしてもそれを聞きたかったからです。留学を終えた渡部さんからは、将来の目標が決まったこと、沢山の友達ができたこと、自分の意見を主張する大切が知ったこと等、留学で得た大きな成果を聞くことができました。また、多くの国が隣接するヨーロッパへの留学は、いろいろな文化に触れる機会があり、自分にとっては良い選択であったことも聞くことができました。

留学の意義は、言葉の習得ということもありますが、異文化に直接触れ、違いを学ぶことが大きいと思っています。特に、ヨーロッパは、多くの国があり、それぞれの文化が存在するところでもあります。そのことにおいては、渡部さんは大きなものを得てきたのではないかと思っています。

渡部さんに、感謝です。

共存と共生

本日も、総合的な学習(探究)の時間で、各学年で講演会が開催されました。

1年生は、総学に関するオリエンテーションで、国際部より今年の総合的な探究の時間についての説明が行われました。2年生では、台湾への修学旅行に向け、事前研修を兼ねた講演会が開催されました。3年生は、「共存 ~働きがいのある社会とは~」の演題で、福島大学総合教育研究センターの五十嵐敦先生による講演会が開催されました。

共存と共生の違いは何でしょうか。

共に存在すること、共に生きること、あまり違いがないように感じられます。しかし、そこには大きな違いがあります。共に存在するためには、もしかしたら、無関心であることが一番平和なのかもしれません。良く生徒に「子供は残酷で、大人は優しいというのは思い違いだろう。子供は、周りの人間が気になっているために、いろいろな関わりを持とうとする。時には、衝突も起きる。大人が優しいのは、周りに対して無関心なのかもしれない」という話をすることがあります。共に生きるためには、お互いを常に気にしながら、自分の良い面、時には悪い面をさらけ出し、お互いを認め合い、許し合いながら生きていくことが大切です。完璧な人間はいない、それは自分も、他人もそうです。完璧ではないからこそ、足らない部分を補い合って生きることが大切なのです。

本日は、共存、共生について、ちょっと深く考える機会となりました。

生徒総会、開催

10連休を終え学校も再開しました。生徒たちの笑顔をみて、ほっと安心しております

本日5月8日は生徒総会が開催されました。生徒会役員のみなさん、連休前は、放課後遅くまで総会の準備、大変ご苦労様でした。 

生徒会活動とは、望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養うものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれておりますが、生徒が身近に感じる生徒会活動こそがその原点ではないかと思っています。「自分たちで、課題を共有し、その課題解決のために仲間と協力しながら、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、違う意見にも耳を傾けながら、行動できるようになることが大切です。

この連休中、「郡山市こどもまつり」等のボランティア活動に、多くの生徒が積極的に参加しました。これからも、あさか開成の良き伝統である「共生」の精神を発揮し、生徒会の諸活動の充実を図ってもらいと願っています。

 

令和元年、PTA活動本格始動

平成31年度PTA総会が無事に終了しました。

平成30年度の事業報告、決算、平成31年度の事業計画、予算など、すべて滞りなく承認され、平成31年度の新役員の決定しました。令和元年のPTA活動の本格始動です。旧役員の皆さま、大変ご苦労様でした。また、新役員の皆さま、今年1年、どうぞよろしくお願いします。

最後になりますが、お忙しい中、学校に足を運んでいただいた保護者の皆さま、大変ありがとうございました。今後とも、あさか開成高校の教育活動の充実発展のためにご支援、ご協力をお願いします。

なお、本日おいでいただけなかった方のために、5月8日(水)の14時20分より大会議室で今総会の報告会が開催されます。

PTA総会開催のお知らせ

明日4月27日(土)、PTA総会が開催されます。

総会の前に、1、2年生の保護者については授業参観、3年生の保護者及び希望者には進路講演会を開催します。高校になると、なかなか学校に来る機会もございません。この機会に、是非とも学校に足を運んでください。

日程 12:20~13:10 授業参観(各教室、授業についてはお子様に確認をお願いします)

               進路講演会(第1体育館 3年生、3年生以外でも結構です)

   13:10~      受付開始(第1体育館入り口)

   13:30~14:30 総会(第1体育館)

   14:40~15:00 進路指導部、生徒指導部、国際部より

   15:10~      学年総会、個別懇談

なお、本校には駐車スペースがございませんので、自家用車での学校への乗り入れはご遠慮ください。

小さな改革、大きな思い

本日の発行の進路だよりを読み、思わず筆をとりました。

進路だよりの裏面の一番最後に「進路より愛をこめて」という欄があり、何だろうと読み始めてみると、進路室前の入り口に「今月の標語」を張っていますというものでした。今年度より始まったものです。

記事には、「皆さんが立派な社会人として、どこへ出ても活躍できるように成長して欲しい、特に三年生の皆さんには進学試験や就職試験を無事に乗り越えてほしいという願いを込めて」と、この標語を作った思いが述べられていました。

年度当初より何度も進路室に行っていながら、この記事を読むまで、この標語の存在に気づかなかった自分をとても恥じました。

三年生の諸君、進路指導部の大きな愛を、しっかりと受け止めてください。

 

総学のテーマ、決定

今年度の総合的な学習(探究)の時間の学校共通テーマは、『共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~』となりました。

私自身は「レガシーとの共存」かな?と思っています。

2020東京オリンピック、パラリンピックで、「レガシー」という言葉が、一躍大きくクローズアップされるようになりました。レガシー(legacy)とは、遺産、先人が残したものという意味です。レガシーの言葉自体は、「代々受け継がれた」というポジティブな場合でも、「時代遅れの」というネガティブな場合でも使用されます。オリンピックレガシーは、2002年のソルトレイクシティオリンピックより提唱された概念で、「長期にわたる、特にポジティブな影響」され、オリンピック開催を契機として施設やインフラの整備、スポーツ振興等による生活の利便性が高まりを指しています。私たちの生活の中には、これからも引き継いでいかなくてはならないもの、また、新たな伝統として築き上げていかなくてならないものがあります。

今年は、「レガシー」という考えを少し深めていきましょう。

端午の節句

本日4月25日、1校時目に、今年度パラグアイから来た留学生のルイスくんのウェルカムパーティー、そして端午の節句のお祝いをしました。

ルイスくんも、まだまだ日本語を話すことは難しいようですが、少しずつ聞き取ることができるようになってきたようです。毎年そうですが、あと1ヶ月ほどすれば、日本語も話し出すようになり、本校生徒と見分けがつかなくなるようになってしまうでしょう。先日、放課後、剣道部の練習を見に行ったときには、ルイスくんが胴着を着て、素振り、足運びの練習している風景を目にしました。日本の文化に興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢をみて、とてもうれしく感じています。

本日は、日本語の矢内講師より、端午の節句について説明を受け、その後、柏餅を参加者全員で食べ、歓談しました。教室には、武者人形が飾られ、本格的な五月の節句を祝う会となりました。現在、日本の家庭においても、季節の行事を、その由来とともに祝う習慣が廃れ始めてきました。日本の文化を再発見する、良い機会でした。

国際関係の総学、本格始動

本日より、国際関係の総合的な学習(探究)の時間が本格的に始まりました。

1年生は本校演劇部による「SHIROCK」の観劇、2、3年生は国際部より今年度の総合的な学習(探究)の時間について概要が説明されました。

演劇部の「SHIROCK」は、昨年度福島県高等学校演劇コンクールで最優秀賞を獲得した作品で、同東北大会でも優良賞を受賞しました。掻き鳴らされるギター演奏、歌と激しい踊りで始まるオープニングは、これから始まる心の葛藤を表しているかのようでした。

「SHIROCK」は、名前から分かるとおり、シェークスピアの『ヴェニスの商人』を原作とする作品です。原作にはない、その後についても言及しています。ここでは詳細な説明は省きますが、最後は会場からすすり泣く声も聞こえてきました。是非とも生の舞台を見ていただきたいと思っています。7月に公演が決まっているようですので、近くなったらHPで紹介したいと思います。

今回の作品の主題にもなっている偏見や差別ですが、私は、偏見や差別は、普段の生活の中で必然的に遭遇してしまうものだと考えています。だから、差別をしてしまいそうになるとき、他者の立場でものごとを考えることができなくなったときに、是非とも考えて欲しいのです。偏見を持ち、差別をしそうになった自分を否定するだけでは、決して何も生まれることはありません。偏見や差別を手掛かりに、自分を見つめ直し、現在の自分を含めた社会の何を変えれば、豊かな社会につながるかを真剣に考えて欲しいのです。その営みは少しずつで良いので、決してあきらめることなく、継続することが大切だと考えます。本校演劇部は、そのことを目指しているのだと思います。

 

春季東北地区高等学校野球県中支部予選

本日4月24日、運動部の先陣を切り、野球部がヨーク開成山スタジアムで春季東北地区高等学校野球県中支部予選の1回戦に臨みました。

相手は、奇しくも昨年と同じ安積高校でした。昨年の敗戦の記憶を払拭すべく臨んだ試合でしたが、今回も敗退という結果に終わりました。常に何事にも挑戦することを語ってきた私としては、今回の敗戦も「良い経験をした」とプラス思考で受け止め、明日からの敗者復活戦に全力で臨んで欲しいと願っています。敗者復活戦は、明日4月25日10時より、本宮のしらさわ球場で、小野高校・湖南高校の合同チームとなりそうです。

最後になりましたが、お忙しい中、応援に来ていただいた保護者の皆さま、昨年の卒業生に感謝申し上げます。

本校野球部は、他の部活動と比べ、なかなか部員数が増えず、今年も新入生の入部者も5名(内2名はマネージャー)と少ない状態です。私も、以前、ある部活を持っていたとき、部員数が3名の時がありました。部員たちには、「君たちは現在恵まれた環境にはないが、あと10年後、あの先輩たちが部をつないでくれたから、今の部の存在があると言わしめろ」と励ましていたのを覚えています。

頑張れ、あさか開成野球部。

横断幕にあるように、「練習は嘘をつかない 心をひとつに ひたむきに」。

生徒会役員による朝のあいさつ運動

今年度は、学校経営・運営ビジョンを少し見直してみました。

今年度の経営方針では、本校の特色である体験活動、交流活動の諸活動のより一層の活性化をとおして、自ら考え、判断し、行動することを繰り返し、それら諸活動で得た知を社会に還元しようと行動する人間の育成を目指しますこととしました。

そして、努力目標の三つ目、生徒指導に当たる部分を『自主・自律の精神の育成』としました。「自ら考え、判断し、行動する」ためには、自己を律する必要があります。自己を律するためには、内なる自己との対話が不可欠です。そこでは、真の意味での正しさ、楽しさ、豊かさは何かと問わなくてはなりません。そして、その正しさ、楽しさ、豊かさで重要なのは、自分自身がかけがえのない人間であるように、他の人もまた、かけがえのない人間であるという考え方です。人を手段として使おうとすれば、自分も手段として使われてしまいます。人間関係を手段とする考え方は、争いを生むだけです。律するとは、単にルールを守ることではありません。自己の中で、真の正しさを確立し、自分自身を尊重し、周りの人を尊重しながら生きるという「平等のための、共生のためのルール」をつくることを意味していると考えます。

先週より、安齋麗会長をはじめ生徒会の役員が、毎朝、正面玄関前に出て、自主的に朝のあいさつ運動を行っています。あいさつは、人と出会ったときに交わす儀礼的な動作ですが、個人と個人、コミュニティ内の連帯を強める文化的な行為であると思っています。

自主・自律の精神に満ちあふれた生徒会役員の生徒に感謝です。

アースデイ

本日4月22日は、アースデイ(地球の日)です。地球環境について考え、地球のための行動をする日です。

このアースデイは、1970年にアメリカで始まったものです。この機会に、みなさんも地球環境について、何かできることを考えてみましょう。

話は少し変わりますが、さる4月13日(土)、2、3年の生徒が猪苗代湖の清掃活動に参加してきました。

本校の国際教育には、学校共通テーマがあります。「水」に関するものは、2017年の「水と共存」でした。当時の3年生のグループは、自分たちの探究活動を、2016年4月に日本遺産に認定された安積疏水からアプローチしました。安積疏水は、戊辰戦争後間もない、荒廃したこの東北郡山の地に、外国の最新技術を導入し、そして、全国から「人」、「モノ」、「技」を結集し、苦難を乗り越えて完成したものです。この事業の成功は、郡山に農業面の発展だけなく、米や鯉などの食文化の豊さ、さらには水力発電による紡績等の新たな産業の発展の基礎をもたらしました。当時の3年生は、安積疏水を、多様性を尊重し人々と自然と結ぶ共生のシンボルととらえ、その多様性と共生の精神が、このあさか開成高校の「Global Spirits」「Creative Spirits」「Human Spirits」の校訓に受け継がれていると強調しました。

その後、その後輩たちにより猪苗代湖の清掃活動が始まりました。当初は、数名だった参加者も、今年は40名になったようです。自分たちにできることを探し行動する。とても大事なことだと思います。

ちなみに、私は、本日はスマートフォン禁止デイにし、校内の自然探索を楽しみました。

部活動も本格始動

今週初めより、部活動も本格的に始動しました。今週は、運動部を中心に活動の様子を見学しました。

新入生を迎え、各部とも、3月末に回ったときよりも活気があるように感じます。3年生は最上学年としての、2年生は後輩を持ったことによる先輩としての、それぞれの自覚が生まれてきたあらわれではないかと感じています。

今回はスポーツについて話を進めたいと思います。

まず、昨年度に引き続き今年度も、本校は「オリンピック・パラリンピック教育推進校」に選定されました。2020オリンピック・パラリンピックの開催が500日をきり、来月からはチケットの申し込みを始まります。オリンピック・パラリンピック開催へ向けて、本校独自の視点で、その機運を高めていきたいと思っています。

では、スポーツとは一体どのようなものでしょうか。

やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな考え方があります。私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。また、スポーツをする人、見る人、協力する人によって、そのスポーツは育てられていくのです。昨年度、パラリンピック種目のボッチャの協会指導部長である村上氏の講演を聴き、スポーツボランティア・リーダーの資格を取得した生徒が2名います。大変うれしく思っております。

9日にも書きましたが、部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも、人間として磨くことが必要な資質の一つです。そして、その部活動を育てていくのも部員です。部活をとおして、自分自身を鍛錬し、部活動そのものも活性化していくのです。

頑張れ、あさか開成生。

進路実現に向けて

本日は、全学年とも進路関係の集会が開催されました。

1学年は、6校時目は情報モラルの講話、7校時目に「ちょっとしたことで人生に大きな差がつく!幸せを呼び込む ポジティブコミュニケーション」の演題でコーチング研修会社ドリームフィールドの阿部侑生氏による進路講演会が開催されました。講演会では、言葉や考え方をポジティブになるだけで身体に、そして周りにも大きな変化が起き、幸せが連鎖していくという内容が話されました。是非とも、新入生にはポジティブシンキングを身につけ、今後の高校生活を有意義なものとして欲しいと願います。

2学年は、6・7校時をとおして、「オープンキャンパスに参加しよう」の演題でリクルートの金澤脩平氏による進路講演会が開催されました。次年度は、2020オリンピック、パラリンピックがちょうど夏休みに当たることから、大学、短大等でオープンキャンパスが開催しづらく、受験前に必要な情報を集めるためには、今年度中にある程度情報収集することが望まれます。講演会では、自分の「軸」づくりについて話がありました。2年生には、早期に自分自身の「軸」を見つけ、進路選択を進めて欲しいと思います。

3学年は、7校時目、最終学年として進路意識を一気に高めるために、進路実現に向けての学年集会が開催されました。学年主任からは、学年全体「チーム開成」で1年間を頑張りたいとの話があり、その後、学年進路係より1年間の進路の流れの説明を受けました。本格的な進路活動が始まります。3年生には、自己の進路実現に向け、「チーム開成」のもと一致団結し、最大限の努力をして欲しいと思います。

ご家庭においても、生徒より本日の進路講演会の内容をお聞きいただき、進路についてお話をしていただければと思います。

頑張れ、あさか開成生。We can do it.

オーストラリア研修オリエンテーション開催

昨日4月17日、放課後、保護者を交えてオーストラリア研修のオリエンテーションが開催されました。

引率者が紹介された後、学校、業者より研修内容全般、提出書類、研修費用、パスポートの取得などについて、詳細な説明が行われました。今年度、オーストラリア研修に申し込んだのは1年生22名、2年生2名の計24名で、7月12日(金)から7月25日(木)の12泊14日(機内泊2日)の研修に臨むことになりました。ホストスクールは、ブリスベン郊外にあるシェルドンカレッジ(Sheldon College)で、生徒たちは学校周辺の家庭に12日間ホームステイすることになります。

オーストラリア研修は、生徒にとって不安や困難と闘いながらも、自己の可能性、自己と世界の関わりを考えることができる貴重な体験だと考えています。生徒が、半年後、大きな成長を遂げていることを期待します。

ノートルダム寺院で大規模な火災

昨日、衝撃的なニュースが入ってきました。ノートルダム寺院で大規大規模な火災が発生し、中央部分の屋根が崩壊、高さ約90メートルの尖塔が焼失したということでした。

ノートルダム寺院は、ヨーロッパのゴシック建築を代表する建物で、フランスのパリ、シテ島にあるローマ=カトリック教会の寺院で、1991年にその周辺地域とともに世界文化遺産に登録されています。

ノートルダムとは、フランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しています。つまり、聖母マリアに捧げられた教会なのです。実は、ノートルダム寺院は世界各地にあり、フランス国内でもランス、アミアン、ルーアンストラスブール等の都市にもあり、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ等のフランス語圏にもその名を冠した寺院が存在しています。

パリのノートルダム寺院は、12世紀建築されたものです。ゴシックという呼称は、もともとは蔑称で、ルネサンス期の芸術家たちは中世の様式を粗野で野蛮なものと考えていたようです。しかし、ゴシック建築は合理的な建築物で、尖塔に見られる高さ、柱の細さ、そして壁一面に広がる薔薇窓など、その時代の最高の美を追究したものです。

パリ市民の心のよりどころであるパリのノートルダム寺院も、フランス革命のときは、自由思想、反キリスト教を掲げる市民たちによって破壊され廃墟と化しました。寺院の復興運動を助けたのが、ヴィクトル=ユーゴーでした。ユーゴーは『ノートルダム・ド・パリ』を出版し、市民に寺院の復興を呼びかけたのです。皆さんも知っていると思いますが、ディズニーアニメの『ノートルダムの鐘』の原作となるのが、この『ノートルダム・ド・パリ』です。ディズニーアニメの中でも、ストーリー、音楽とも1、2位を争うものだと思っています。見ていない方は、是非、この10連休で見てください。

このノートルダム寺院の火災をみたパリ市民は、聖歌「アヴェ=マリア」を歌い祈りを捧げ続けたと聞き、東日本大震災の時に、パリ市民がこの寺院より犠牲者を悼む祈りが捧げたことを思い出しました。今度は、東日本大震災の時に寄り添っていただいたパリ市民のために祈りを捧げたいと思います。

桃見台保育所にあいさつ

正門にあるユキヤナギが、枝垂れた枝先の長い穂に、たくさんの花を咲かせてひときわ目を引いています。ユキヤナギは、ソメイヨシノの開花が終わる頃に咲く、春の花木です。名前からすると冬の花のように感じられますが、名前の由来は、白い多数の花が雪をかぶったように見えることから付けられたもののようです。ユキヤナギは、非常に見栄えがすることから、古くから切り花としても親しまれてきました。

本日は、家庭科の保育実習、そしてオイガ部の読み聞かせの依頼ために、目時先生、渡部先生、矢内先生とともに、桃見台保育所にご挨拶に行ってきました。昨年度は、桃見台保育所には大変お世話になりました。5月の保育所実習に加え、夏休み中の終日実習を実施していただき、大変お忙しい中、保育系に進学する生徒の面倒を良くみていただきました。生徒からは、子供の成長の早さなど、二度実習にいくことによってしか見えない部分が、とても参考になったと感想が私のところにも聞こえてくるほどでした。

今年度も、昨年度と同様、春夏の2回の保育実習をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。桃見台保育所には感謝です。

本格的な授業へ

先週末から郡山市内は桜花爛漫、春真っ盛りとなっています。昨夜からの春雨が、桜流しになってしまわないかと心配しておりましたが、何とか今週1週間程度は桜を楽しめそうです。

学校では、慌ただしい始業に関わる行事も一段落し、本日からは全学年で本格的に授業が始まっています。新入生の皆さんは、各教科担当者との初めての対面です。学習ガイダンスでは、授業の実際、詳細についてまでは説明がなかったと思いますので、各教科担当者より、それぞれの授業のポイント、予習、復習の仕方について、しっかりと聞いてください。

何事においても、始まりは大事です。目標がわからず、方向が定まらないのに、動き出すことはとても困難なことです。しっかりとした目的、目標を持つことが大切だと考えますが、すべてに対して、目的、目標を見つけることも大変なことです。一番良くないのは、わからないのにわかったふりをすることです。そして、惰性に流されながら、事を進めることです。目的や目標が見つからない場合は、じっくり考えましょう。しっかりしてなくても、大きなものでなくても良いです、ちょっと先の目標に向かって、ひたむきに頑張ることが大切なのです。そして、その積み重ねが、自分が目指す目的になるかもしれません。

頑張れ、新入生。

 

部活動登録

毎年のことではあるが、始業式、入学式からの1週間は、行事が続く週である。本日も、放課後は、部活動登録が行われている。特に、1年生にとっては、とても長かった1週間だったのではなかろうか。来週からは通常授業となる。1年生には、週末ゆっくりと休養を取ってもらい、来週からの授業に臨んで欲しい。

総合的な学力の話を先日したが、付け加えると、部活動をするということはアクティブラーニングだと思っている。例えば、陸上部の例を出そう。ただ黙々とトラックを走り込む。自分の設定したタイムに向かって、ただ、ただ走り込むだけである。しかし、その中で、どうすれば速く走れるのか、フォームは、腕の振りは、強く地面を蹴れば等と、自問自答する。自ら課題を見つけ、その課題解決に向かって挑戦し続ける。素晴らしい学習ではないか。これが、チームになれば、お互いの弱点を克服するための挑戦、お互いを生かすための工夫等が入ってくる。そして、この力が結集し、成し遂げた結果に対しての喜びは、格別の味わいである。本校が求めている『共生』が、そこに存在する。

しかし、孤独に戦わなければならないときもあり、結果が出なくて苦悩するときもある。でも、考えて欲しい。簡単に結果が出るものには、大きな感動がついてはこないということを。

 

生徒の活躍

本日は、朝からうれしいことがありました。

本日は、今朝の積雪のため、少し早めに学校に到着しました。学校はロータリーを含め一面の銀世界となっていました。しばらくすると、外から生徒の声が聞こえ始めました。例年ではありますが、部活のために早め学校に来た生徒が、学校内の除雪をし始めたのです。バレー部、バスケ部等の生徒たちでした。学校に来ていた数名の先生方も加わり、ロータリーの雪は、みるみる無くなっていきました。

一段落すると、生徒から「正面玄関前の歩道をやりましょう」という声が出ました。本日は、歩道はほとんど雪が溶けておらず、歩きづらい状況でした。いつもは、学校内で終わる除雪であったが、学校外の歩道の除雪を行うのは、初めて見る光景でした。歩道の整備は、本校の登校路だけでなく、近隣の小学校の登校路にもなっています。今後も継続しなければならないことだと感じました。

部活動の生徒に感謝です。

 

本日も行事

季節外れの寒さに、開花した桜も凍えているようです。そして、4時過ぎからは、まさかの雪が降ってきました。車の上には、1センチ程度の積雪も見受けられます。

本日学校では、午前中は身体測定が行われました。その後、2・3年生は課題テスト、1年生は学習ガイダンスとなりました。

1年生の学習ガイダンスでは、教務より単位制高校における基本的な知識、そして学習全般についての話がありました。新入生は、「履修」と「修得」の違い、必履修科目と選択科目等、いままで聞いたこともない言葉に圧倒されているようでした。その後、各教科より勉強方法についての話がありました。どのような学校でも、中心となるのは授業です。しっかりとした心構えで授業に望むことを期待したいと思います。

明日は、1年生は課題テスト、2・3年生は通常授業が始まります。1年生は、明日までは、少し忙しい日が続きます。早く学校に慣れることを、祈るばかりです。

本日は、生徒会役員が活躍

晴れ間が見えたものの花冷えのする本日、生徒会による対面式と部活動紹介が開催されました。

対面式では、生徒会の役員による学校紹介、外国人留学生の紹介が行われました。学校紹介では、春休み中、生徒会役員が毎日学校に登校して、部活動の様子などを記録したビデオが上映され、新入生は熱心に見入っていました。外国人留学生の紹介は、留学生に対して英語を交えて質問を行う等、国際科学科としての学校の特色が前面に出たもので、新入生もびっくりした顔をしておりました。生徒会役員の企画力の高さに驚くと同時に、今年8月末に行われる公開文化祭が、今から楽しみになってきました。対面式の最後に、新入生の代表生徒より、学校行事や国際部主催行事に積極的に参加し、先輩方と同じように充実した高校生活を送りたいと、在校生に対するお礼の言葉が述べられました。

部活動紹介では、各部が工夫を凝らしながら紹介を行い、新入生の加入を促しました。今週末の12日(金)には、部活動登録があります。新入生の皆さんには、放課後、各部の活動の様子をしっかり見ていただき、12日までに、これから3年間所属する部を決めていただきたいと思います。部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。学力とは、知力だけではありません。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも学力の一つだと思っています。新入生の皆さんには、総合的な学力を持った人間として成長して欲しいと願っています。

 

平成31年度(令和元年度)、始動

無事、始業式・入学式が終わり、平成31年度あさか開成高等学校が本格的に始動しました。

今年度は、203名の新入生を迎え、全校生徒599名での出発となりました。今年は、本校の桜も新入生の入学を待っていたのか、満開の桜の中の入学式となりました。本当に新入生を歓迎しているようでした。

今後は、教職員一丸となって、生徒一人一人の花を咲かせるべく、努力を継続したいと考えています。

本日、お忙しい中、本校入学式にご臨席いただいたご来賓並びに保護者の皆さまに、改めて感謝申し上げます。

開花宣言

昨日までの寒さも落ち着き、本日は春の暖かな日差しが戻ってきました。

この陽気で、南校舎前の桜が、一斉に咲き出しました。4月8日の始業式、入学式は、満開に近い桜が見られるではないかと思っております。

本日の午後は、運動部の協力のもと、入学式の式場づくりが行われました。準備も万端に整い、式を待つばかりの状態です。

4月8日からは、平成31年度が本格始動し、5月には新たな時代である令和が始まります。新たな時代の始まりに向け、令和に込められた意味のように、希望に満ちあふれた学校づくりを、教職員一丸となり、推進していきたいと考えています。

 

清明

24節季の「清明」の頃となりました。

この数日間の寒さを考えると、真冬に逆戻りした感じを受けますが、「清明」は、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、清々しい春をあらわした言葉です。

春は、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。週末は暖かくなるということですので、この安積野の地にも、春の便りである桜の花が咲き始め、郡山市内も春本番になるではないかと思われます。

4月8日は、始業式、入学式です。

新たに203名の新入生を迎え、静かだった教室にも新たな主人公を迎え、廊下には爽やかな風が吹き、学校全体が生き生きとした息吹であふれるときがやってきます。

ちなみに、南校舎前の桜も咲き出しました。明日には、あさか開成高校の桜の開花宣言ができると思います。始業式、入学式の時には、満開の桜が楽しめるかもしれません。

春休みも、もう少し

昨日、そして本日も、季節外れの雪が降り、季節が戻ったような気がしています。

春休みですが、部活動の生徒が学校に来て、本番の大会へ向け一生懸命活動を行っているため、普段どおりの学校生活を送っているような感覚です。インターハイの地区大会まで、あと1ヶ月あまり。3年生にとっては、いままでの練習の成果を発揮するときが迫ってきています。

春休みに入り、少しずつ部活動の様子を見学し始めました。各部とも、熱心に活動しています。いままでの練習の成果を十二分に発揮し、県大会につなげてほしいと願うばかりです。

春休みももう少し。まとまった練習ができるもの、あと少しです。頑張れ、運動部、文化部。

蛇足ですが、4月10日には、課題テストもありますので、勉強もしましょう。

校長室が、華やかに

校長室が、少し華やかになった。理由は、絵が飾られたからである。

その絵とは、今年3月に卒業した美術部の栗原巳侑くんの作品で、昨年8月に長野県松本市を中心に開催された全国高等学校総合文化祭に県代表として出品したものである。卒業間際に、栗原くんに「学校のために、君の作品を残していってもらえないか」と依頼したところ、快く承諾してくれた。しかし、全国高文祭の出品作品を残してくれるとは、夢にも思わなかった。

校長雑感でも栗原くんの紹介は何度かしたが、単に絵に関して優れた才能を持っているというだけでなく、自分が持っている才能を他者のために惜しみなく提供した人物であった。特に、「あさか開成国際交流事業のあゆみ」の表紙、昨年の中学生一日体験入学で配付したレインボーの栞をデザインなど、本校で行っている国際関係の行事には欠かせない人物であった。

栗原くんには、感謝である。

新しい年号が「令和」に決定

本日、平成31年度が始まりました。そして、新年号「令和」の発表がありました。

「令和」には、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めたということでした。この意味を聞いたときに、1年前に鈴木前校長の残した"March winds and April showers bring forth May flowers."を思い出しました。3月の冷たい風や4月の厳しい雨が5月の美しい花を咲かせるという意味で、辛く苦しい試練を乗り越えて、幸福は来るということを表しています。

本校には、梅の木は少ないですが、南校舎前には、学校のシンボルともいえる桜の木がたくさんあります。桜には、「休眠打破」という言葉があります。冬の厳しい寒気に晒されて初めて花芽が休眠から目を覚まし、そして陽気とともに一気に花を咲かせるというものです。きれいな桜の花には、厳しい冬の寒さが必要なのです。

高校生活において、失敗することや挫折することがあるかもしれません。しかし、それは、成功するための経験の一つです。きれいな花を咲かせるための、重要な経験なのです。

現在、南校舎の前の桜の木も、つぼみを大分膨らませ、花を咲かせようとしています。希望あふれた「令和」に向かって、あさか開成高校でそれぞれの花を咲かせる準備をしていきましょう。

 

Ⅰ期選抜に伴う生徒休業日

明日1月31日(木)は、Ⅰ期選抜が実施されます。

そのため、明日は、生徒は休業日となります。また、本日も午前中で放課しましたが、2月1日(金)、2月4日(月)も入試業務のため12時45分で放課となります。なお、2月5日以降は通常の授業となります。

1、2年生は、2月14日(木)より2月19日(火)まで、後期期末考査となります。1年間の締めくくりの考査ですので、この休業日を含め、計画的な学習をしてください。

全国高校総体スピードスケート競技、開始式

今週の火曜日22日に、郡山ユラックス熱海で、全国高校総体スピードスケート競技の開始式が開催されました。大会は、23日より26日まで、「いざ競え 思いを刻み 銀盤の世界へ」の大会スローガンのもと、全国の予選を勝ち抜いた選手たちによる熱戦が繰り広げられる予定です。本県からは、男女9選手が出場します。

その開始式で、本校の生徒会長の安齋麗(うらら)さんが、本県の高校生を代表して歓迎の言葉を述べました。歓迎の言葉では、東日本大震災時に全国の多くの人から支えられた感謝の気持ちや2020年のTOKYOオリンピックの野球、ソフトボール競技の開催に向けて準備を進めている本県の状況を伝えるとともに、この郡山大会から将来のオリンピックで活躍できる選手が出てきて欲しいと選手を激励しました。また、開始式に先立ち、郡山市内の高校生300名が合唱と管弦楽の合同演奏で選手を迎えました。そして、本校のバスケットボール部の女性生徒も、受付や開始式の補助など大会補助員として大会の運営を支えてくれました。

全国高校総体(インターハイ)は、運動部に所属する生徒にとっては、目標であり、夢の舞台です。この夢の舞台に集まった全国からの高校生を、地元の高校生が歓迎することは、とても意義のあることだと思っています。

本校の生徒、市内の高校生に感謝です。そして、大会へ出場する県内選手の活躍を祈念します。

Ⅰ期選抜の出願者数、決定

昨日、Ⅰ期選抜の出願が締め切られ、本校への出願者数は137名、倍率は2.74倍となりました。

昨年と比較しても、出願者数で19名の増、倍率で0.38ポイントの増です。例年にない、高倍率です。

本日の福島民報新聞には、倍率が高かった高校として福島南高校とあさか開成高校が載っていました。ともに、国際系の学科を持つ高校です。

国際情勢が不安定を増す中、また、オリンピック・パラリンピックを2020年に控える中、国際関係に興味関心を持ってもらえることは、大変嬉しいことです。直接外国人と接し意見を交わしてつくられる国際関係像は、報道や書物を通じて作られるものとは全く違ってきます。また、国際的な課題と向き合うことは、決して遠くの世界を考えることではなく、実は自分が住んでいる地域を改めて考えることにもつながってきます。価値観を変えれば、見えてくる社会そのものも違った形に見えてくるからです。今後は、誰にとっても便利な社会をつくることが大切です。しかし、その社会をつくるのがとても大変な作業です。だから、多くの人に考えてもらいたいと思っています。

受験生の皆さん、インフルエンザが流行しております。インフルエンザは予防が大切です。体調管理に気を付けて、万全の態勢で受験に臨んでください。

東京2020オリンピック・パラリンピック ディカウンターお披露目会

県のオリンピック・パラリンピックのホームページに、先日、赤木小学校で行われた東京2020オリンピック・パラリンピックのディカウンターお披露目会の様子が掲載されました。

掲載先は、「TOKYO2020ふくしま情報サイト ふくしまプラス2020」で、アドレスは「https://www.fuku-plus2020.jp/」です。「東京2020オリンピック・パラリンピックへGO GO GO!」でお披露目会の記事が掲載されています。

このホームページからも、国際部から紹介された美術部の栗原巳侑君の作品「歓喜の彩り」が見ることができます。

興味のある方は、是非ホームページをご覧ください。

 

センター試験、無事終了

19・20日と行われた大学入試センター試験が無事終了しました。本日は、センター試験を終えた3年生は自己採点となっています。

例年、「荒れるセンター試験」と言われ、大雪や吹雪に見舞われることが多いセンター試験ですが、今年は例年になく穏やかな天候でした。受験生にとってもこの上ない日和ではなかったと感じました。両日とも、朝の短い時間でしたが、生徒の激励のために女子大へ行ってきました。3年生の先生方は言うに及ばす、教頭先生、進路指導の先生も応援に駆けつけていました。最後の最後の神頼みと言うことで、それぞれの先生が縁起物を配りつつの応援をしていました。私も「きっと願いが叶いますように」とチョコレートを手渡し、激励をしました。

高校時代を思い出すと、私は共通一次世代で、3年生全員が飯坂温泉に泊まり込んでの試験でした。そのため、前日にバスで高校からホテルへ移動する前に出陣式があり、雪の中、裸足で応援団が、3年生に向かって激励をしてくれたことを今でも鮮明に覚えています。時は変われど、挑戦をしようとしている者の後ろには、必ず温かく応援する人がいるものです。

本日は自己採点日。当然のことではありますが、結果は数値として現れます。ここからは、この数値を見ながらの戦いとなります。

保健だより、1月号発行

本日、保健だよりが発行されました。

現在、県内ではインフルエンザが流行しており、16日には1地点あたりの患者数が警報レベルを超えたという発表もありました。県教委の発表では、高等学校の6学級を含め、小中高で60学級がインフルエンザにより閉鎖されているようです。本校でも、少しずつではありますが、インフルエンザ罹患の報告が出てまいりました。

そのため、保健だよりでは、1月の保健目標を「流行性感冒の予防(インフルエンザの予防)」として、インフルエンザの予防、罹患時の対応についての記事が組まれています。インフルエンザ対策には「予防に勝る治療はない」と言われており、予防を心掛けることが第一です。病原体の除去のための「うがい、手洗い」、病原体の侵入経路の遮断のための「マスクの着用」、「咳エチケットの実行」、個人の抵抗力の増強のための「体調管理」に気をつけるようにしてください。万が一、急な発熱、強い頭痛、また全身の痛みやだるさがあった場合には、必ず専門医の受診を受けるようにしてください。

昨日よりⅠ期選抜の出願、明日は大学入試センター試験と、本格的な受験シーズンに突入しました。受験生の皆さん、まずは予防を徹底しましょう。

Ⅰ期選抜、出願受付始まる

本日より高校入試のⅠ期選抜の出願が始まりました。

本日は、大安ということもあり、朝9時前より中学校の先生が願書を持ち事務室で待機している状態で、午前中いっぱい切れ目なく出願が続きました。

現制度での入試は今年度で終了となります。次年度からは、3月上旬に行われる前期選抜と3月下旬に行われる後期選抜となります。前期試験は現在のⅠ期選抜とⅡ期選抜を統合したもので、Ⅰ期選抜を後継となる特色選抜とⅡ期選抜と同様の一般選抜が同時に行われることになっています。前期選抜の大きな特色としては、志願者全員に学力検査を課すというところです。後期選抜は、現在のⅢ期選抜と同様の選抜となります。

現在、県内各地でインフルエンザが流行しております。受験生には、健康管理に十分気を付け、万全の調子で入試に臨んでほしいと願っています。

Ⅰ期選抜の出願は、本日より来週の22日(火)までとなっております。

センター試験直前指導

センター試験まで、残すところ2日となってきました。本日は、センター試験を受験する生徒88名に対しての直前指導が行われました。

進路指導部長より、センター試験での受験前日までの確認と受験当日での諸注意が行われ、生徒たちは緊張した面持ちで一つひとつ確認しながら聞いていました。

自分のことを振り返ると、この時期は、不安でなかなか勉強が手につかなかったことを覚えています。そのため、無理をして特別なことをやらず、普段どおりの生活をすることが大切だと思っています。しかし、普段どおりの勉強も手につかないのがこの時期です。この時期は、社会や理科などの科目の最後のまとめをすると落ち着いてできるのかもしれません。また、勉強の合間に気分転換のために軽い運動をすることも気持ちをリフレッシュする効果があります。試してみてください。

最後に体調管理は最も大切なことです。体調が悪ければ、自分の実力を十分に出すことはできません。万全の状態で試験に臨みたいものです。そのため、普段から十分な水分をとってください。また、手洗いうがいは忘れてはいけません。風邪防止のために、マスクをすることも必要かもしれません。また、栄養のある食事をとってください。

がんばれ、3年生。

ブリューゲル展

昨日、郡山美術館で行われたブリューゲル展の内覧会に行ってきました。とても良かったです。

少し、美術の話をしましょう。

君たちも知っているとおり、ルネサンスが始まったのはイタリアです。しかし、同じ頃、現在のオランダやベルギー辺り、当時フランドル地方と言われた場所でも、数多くの画家が活躍しました。北方ルネサンスと呼ばれています。教科書では、ファン・エイクが一番有名ですが、彼は油絵を使いこなし、絵画を写実的に描いた人物でもあります。そして、デュラーも有名です。彼は、緻密で繊細な銅版画を描いた人物として、そして、ルターの宗教改革に感銘を受け、「四使徒」を描いた人物としても有名です。そして、私の一番大好きなブリューゲルです。今回郡山市美術館には、ブリューゲル(父)、ブリューゲル(子)、ヤン(孫)などのブリューゲル一族の作品が展示されています。私が、ブリューゲルの作品が好きな理由の一つが、民衆を生き生きと描いているところにあります。貴族と思われる姉妹がピアノを弾いている絵画などは、どうしても生活感がなく、嘘っぽくて好きにはなれません。また、私は歴史が専門なので、絵画は当時の考え方、生活を知る上で大切な資料ともなります。ブリューゲルの作品は、当時の子どもたちはどのような遊びをしていたのか、また、当時の食べ物や飲み物はどのようなものなのかを知ることができます。そして、描き方としては、高い地点から見下ろすような、つまり上空から俯瞰したような描き方をしているところも、とても面白いなと思っています。遠くの景色まで細かく描いており、絵画の端っこを見ることも楽しみです。

ブリューゲル展は、本日より3月31日まで開催されています。ブリューゲルの作品は、滅多に日本に来ません。県立美術館の伊藤若冲展と並び、この冬の目玉だと思っています。

ちなみに、私が好きなのは、ブリューゲル(父)です。

小さな親切

昨日の福島民友新聞に、本校の1年生の庚塚みなみさんが、「小さな親切」運動県本部(東邦銀行)より実行章が贈られたという記事が掲載されました。

記事によると、庚塚さんは、昨年の中学校時代の2月に、下校途中の雪道で靴をなくしてしまって泣いていた小学校低学年の児童と出会い、児童とともに靴を捜したが見つからなかったため、自分の靴をその児童に履かせて、自分は裸足で帰宅したというものでした。

この記事を読み、庚塚さんの思いやり溢れる行動に、とても感動しました。

年に何度もあるわけではないですが、感謝の電話や手紙が学校に寄せられます。昨年は、東京から郡山に来た高齢の女性より感謝の手紙を頂きました。道で転んでしまって怪我をした時に本校生に助けてもらい、名前を聞けなかったことを後悔しているという内容でした。「共生」社会の実現を目指し、国際理解教育を推進している本校としては、弱者に対して自分がどのような行動が取れるのかがとても重要な指標となってきます。今後も、このような行動ができる人間をより多く育てたいと考えています。

生徒の思いやり溢れる行動に感謝です。

本日より本格的な授業

昨日は全校集会、そして課題テストが行われ、本日より全学年で本格的な授業が再開されました。

昨日の全校集会では「覚悟」について話をしました。

本日は、普段、「覚悟」について考えていることを書きたいと思います。

辞書によれば、「覚悟」とは『困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること』とあります。何となく意味は分かりますが、どのようなことが「覚悟」をするということなのでしょうか。

では、少し回りくどいですが、「覚悟することができない」から考えてみましょう。「覚悟することができない」ということは、何か不安や心配があり、自分自身で決められずに立ち止まっている状態を指しているのではないでしょうか。では、不安や心配とは何でしょうか。失敗したり、挫折したりすることでしょう。「どうせ、私にはできない」という自分自身の弱い気持ちなのではないでしょうか。では、なぜ弱い気持ちになってしまうのでしょうか。それは、目に見える結果ばかりを気にしているからかもしれません。また、周りの目が気になるのかもしれません。確かに、目標に向かって努力するわけですから、結果は大事です。でも、目標を追い求める過程で得られるものの大きいと考えます。また、周りの人はそんなに厳しいでしょうか。

では、「覚悟」をするということはどのようなことなのでしょうか。自分で進むべき道を決め、不安や心配に立ち向かう強い気持ちを持ち、行動することだと考えます。でも、強い気持ちだけでは、不安や心配を払拭することはできません。不安や心配を払拭するためには、事前に困難について考え、その準備や対策をすることが大切です。困難なことに当たるわけですから、簡単にはそれは乗り越えることはできません。それ相応の準備や対策が必要です。準備や対策があっても失敗はします。失敗を含めた準備が必要なのです。そして、準備や対策をすすめ、行動を起こそうとしている人には、必ず支援や応援をしてくれる人が現れます。学校であれば、先生だったり、クラスの友だちだったりします。すべての不安や心配を払拭することはできないかもしれませんが、応援、支援してくれる人の存在は、強い気持ちを持てるだけでなく、準備や対策に当たり多くのアドバイスをもらえて多少の失敗でも軌道修正することができます。「覚悟」を持つことによって、一人だけで悩むことはなくなるのです。でも、進むべき道を決めるのは自分であること、自分を信頼することを忘れてはいけません。そうしなければ、その時、あなたにとって真に必要な声が届かなくなってしまいます。

恐れることはありません。「覚悟」を持って、多くのことに挑戦してください。

本日で冬休みも終わり

1、2年生にとっては長かった、3年生にとっては短く感じられた冬休みも本日で終わりです。

明日は、大掃除、全校集会後は、1、2年生は課題テスト、3年生は通常授業となります。1、2年生の皆さん、課題テストの勉強は進んでいるでしょうか。2019年初めてのテストです。しっかりとした態度で臨みましょう。3年生はセンター試験まで僅かとなりました。残り少ない時間ではありますが、焦らずに、直向きに学習に取り組んでください。

本校は2学期制をとっているため3学期とは言いませんが、1月から3月までの時期は、1年を振り返ってまとめをする、そして、次年度にジャンプアップするために準備をする、非常に大切な時期でもあります。

3年生の皆さん、卒業式を含め、学校に来ることができるのは、あと20日余りです。残り少ない高校生活を充実したものとしてください。また、次のステージに進む準備を着実にしてください。

2年生の皆さん、進路を決める大切な時期が始まりました。人生を切り拓いていくのは、自分以外の誰でもありません。選択、決定をする覚悟を持ってください。

1年生の皆さん、あと3ヶ月で新入生が入ってきます。中堅学年としての自覚を高め、すべての活動の中心となる覚悟を持ってください。

この時期が、皆さんにとって有意義な時間となることを期待します。

新年、おめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

1、2年生にとっては、少し長めの冬休みだったのではないでしょうか。新年に向けての新たなる目標設定はできたでしょうか。

3年生は、いくら時間が合っても足りなかった年末、年始だったかもしれません。

早いもので、センター試験まで2週間余りとなってきました。3年生は、最後の追い込みです。3年生は、本日、明日とセンター試験のプレテストを実施しております。本番さながらの時間帯での実施で、本日は午前中に社会、午後は国語と英語になります。明日は理科、数学となります。

頑張れ、3年生。

3年生の課外、最終日

平成最後の12月も、もうすぐ、終わろうとしています。「年末寒波」の影響を心配していましたが、それ程雪は降らず、一安心。本日が3年生課外の最終日となります。寒波は、しばらく、日本列島に居座るということですので、しっかりと寒さ、雪対策をして年を越そうと考えています。3年生の皆さんも、しっかりと体調管理に気をつけながら、最後まであきらめずに頑張ってください。

さて、平成30年を振り返りと、今年も、生徒がさまざまな分野で活躍した年だったと感じています。スポーツ大会ではクラスの団結力を、校内文化祭では普段見られない才能を、そして国際理解・国際交流発表会では事象に対する探究力をみることができました。そのほか、国内外の研修やボランティア活動にも積極的に参加しました。また、部活動でもこれまでにない結果を残しました。このような生徒の活躍に、大いに感動し、そして活力をいただいた1年だったと感じております。

来年はイノシシ年です。平成最後のときに悔いを残さないように、また新しい時代に向けて飛躍できるように、今年同様にさまざまなことにチャレンジ(Challenge)し、そして、自分自身をチェンジ(Change)することのできるチャンス(Chance)の年にしたいと考えています。

では、イノシシになぞらえて、来年に向けてのメッセージを送ります。

まず、「猪突猛進」、自己の目標に向けて、あらゆることに挑戦し、直向きに励みましょう。そして、「猪見て矢を引く」ことのないように、あらゆるものを予測して対策を講じておきましょう。決して、「山より大きな猪は出ぬ」ものです。良い結果を導き出すためには、大きな努力が必要です。努力のすべて報われるわけではないですが、良い結果を出している人は間違いなく努力をしています。直向きに努力しましょう。

来年が良い年でありますように。

3年生、今日も頑張る

平成30年もあと5日。片手で数えられるようになってきました。

本日も3年生は課外授業です。センター試験まで、約3週間余りとなってきました。目標達成に向け、是非とも頑張ってもらいたいです。

全国で60万人ほど受験するセンター試験ですが、数学を除き、「次の4つの中から選びなさい」という形式の問題です。1990年から始まり、もう既に30年近くの歴史を持っています。そのため、選択問題といえども、練られた良問が沢山あります。確率的にはすべて①を選べば25点は取れるはずですが、中途半端な勉強をすると、いわゆる「引っかけ問題」にはまり、25点を下回ることがあります。

センター試験は暗記型の勉強を助長すると良く言われています。半分正解のような感じもしますが、半分は違うとも思っています。試験の問題には正解が必要であり、その正解は揺らぎのないものでなくてはなりません。判断力を問う問題、たとえば「あなたは今後どのように生きたいですか」という問いに、揺らぎのない答えはあるでしょうか。

そもそも「勉強する」とは、どのようなことなのでしょうか。

辞書によれば、勉強とは、学業や仕事に精をだすことと書かれています。つまり、勉強とは「習得」ではなくて、努力することに当たります。いま、知識の習得が必要であるならば、それに向かって努力することが勉強です。

習得よりも努力することの大きさを分かれば、今やっていることの大切さを感じることができるのではないでしょうか。

てつがくカフェ

平成30年も、あと6日となりました。明日からの、年末寒波が少し心配です。

さて、先週の金曜日12月21日に、安積黎明高校を会場として、高校生のための生き方セミナーである「てつがくカフェ」が開催されました。橘高校、会津高校をはじめ、県内各地の高校9校より、昨年の約2倍の47名の高校生が参加しました。本校からも2年生を中心に6名の生徒が参加しました。

本セミナーは、県教育委員会が、新たな時代の生き方や働き方について、高校生同士が対話をとおして思考を深め社会性を育むことを目的として開催している行事で、昨年度から始まったものです。福島大学の人間発達文化学類の小野原雅夫教授をファシリテーターとして、自分たちが抱えている問題に対して、お互いの考えの共通点や相違点を確認しながら、自由に議論し考えを深めていくものです。

哲学カフェそのものに興味があったこと、そして、小野原先生とは旧知の仲だったことから、昨年も見学させていただき、高校生の熱き議論に圧倒されたことを覚えています。今年のテーマは何だろうと想像しながら、時間ぎりぎりとなりましたが、何とか間に合うことができました。ちなみに、昨年は「よりよく生きるとは何か」というテーマでした。小野原先生より、今年はみんなでテーマを決めましょうと提案があり、本当にびっくりしました。2時間の時間内に、テーマ決め、話し合いができるのだろうかという不安からです。しかし、30分余りで意見を集約し、テーマを決めることができました。うまいなと思いました。そして、生徒を信じるとはこういうことかと感じさせられました。今年のテーマは「人間は何のために生まれてきたのか」です。

約1時間半の議論、小野原先生がテーマ決めの時に少し心配したように、『人間』を「人類」と考えるか、「自分」と考えるかで、すこし議論の方向性が変わってしまいます。最初は、このことにより議論が拡散するような感じを受けましたが、最終的には、議論の方向性が定まり、自己と他者との関係で議論が続き、考えが深まっていきました。約2時間、現在の高校生の考えを聞く貴重な時間を頂いたと感じております。

大いに刺激を受ける、「てつがくカフェ」でした。

連休中の生徒の活躍

平成最後の年の瀬も、あと1週間余りを残すのみとなりました。本日はクリスマスです。皆さんは、昨日は楽しいひとときを過ごせたでしょうか。前述しましたが、この1年を振り返り、家族とゆっくりと会話をする機会を持つことは大切です。

さて、先週末も各地で生徒が活躍した。今回は、文化部の活躍が目立ちました。

土曜日22日、ビックアイ6Fの市民ふれあいプラザで開催されている郡山市内高校美術展へ足を運んできました。この美術展は、郡山市文化祭の参加行事で、市内高校の美術部の作品が一同にそろうものです。各高校より、日頃の部活動の成果を示す1、2年生の作品が出展されていました。それぞれの高校、そして、個々人においても、特徴、持ち味が出ており、素晴らしい作品ばかりでした。作品を見ながら、現在の高校生の内面に触れる機会を頂いたと感じております。

同じく土曜日22日には、音楽部が、星ヶ丘病院でクリスマスコンサートを開催しました。このコンサートは、毎年、本校の音楽部が同病院でクリスマスの時期に実施しているものです。今年も、多くの病院の利用者や職員の方々に、一足早いクリスマスを届けることができました。特に、介護施設では、多くの高齢者の方々に喜んでもらうことができ、演奏後、生徒たちはお褒めのことをいただき会話を楽しんだようです。

最後に、21日から23日まで、秋田市文化会館で開催されていた第51回東北地区高校演劇発表会では、本校演劇部の「SHIROCK」が優良賞に輝きました。最優秀賞はふたば未来高校でした。本県代表の2校が、東北大会でも活躍したことは、大変偉業なことであり、嬉しく思っております。今朝、秋田から帰ってきた生徒へ労いの言葉をかけました。生徒たちからは「貴重な体験をし、充実した時間を過ごせました。面白かったです。来年も頑張ります。」とすがすがしい言葉が返ってきました。

充実の中で平成最後の12月も終わろうとしています。今年1年、生徒に感謝です。

頑張れ、3年生

昨日で1、2年生の課外が終了し、本日より3年生のみの課外が継続されている。

勉強には何が大切なのだろうか。1つは、集中力ではないかと考えている。高校時代、成績の良い友人がいた。彼とは、お互いに遠距離通学をしていると言うことで、電車の中で寝過ごしてしまった話など、お互いの苦労話をする仲の良い友人だった。非常に気さくであった彼とは、休み時間には大いに冗談を言い合っていた。しかし、考査前の放課後、彼が数学の問題を解いているときは、話しかけても返事が返ってこないほど集中して問題を解いていた。これが、大きな差となって成績に表れることは、後で大いに気付かされた。また、2つめのポイントは、切り替える判断力ではないかと考えている。私自身、優柔不断な性格で、切り替えが下手で、だらだらと行動することが多々ある。遊ぶときも勉強するときも、部活動をするときも、そのこと以外は考えないで一生懸命に務めることが大切であろう。大分昔の話になるが、秋田県の伝統校に先進校視察に行った際に、その高校では、インターハイの時期には、「部活動強化月間」として部活動を最優先にしていると答えが返ってきた。だらだらと行動させず、切り替えが上手くできる人間を育てるということであった。一挙両得、一石二鳥とは簡単にいかない。集中力を保つためには、切り替えが大切である。

天才は99%の努力である。今は、上手く切り替えをしながら、集中力を持って励むしかない。

3年生の諸君、最後の追い込み、頑張れ。