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沖縄探究【自然環境探究班】~総探の時間✎~

恩納村役場桐野龍様のご協力をいただき、赤土流出防止プロジェクトのフィールドワークを行いました。

  

 

 

 

 

 

 

 【1日目】

赤土対策講座→サンゴ養殖のハウス見学→ベチバー2次活用作業場見学→ヒルトン北谷とのコラボレーション見学

→昼食→ハニーコーラルプロジェクト養蜂場視察→赤土対策畑・沈砂地視察→ハニーコーラルプロジェクトメンバー交流会

【2日目】

サブマリン号乗船、海中展望→サンゴ苗植え付け体験→美ら海水族館

以下、生徒の感想(抜粋)です。

赤土についてですが、こちらは年に2回海岸の70地点以上でspss調査という堆積度を調べており若者が中心に行なっています。この調査のメリットとしては若者中心にすることで若い世代の中で赤土問題が認識しやすくなるということです。それに加えて恩納村では観光産業が注目されるようにダイビングイベントで赤土を楽しく取り除くというものを企画しており、こちらを猪苗代湖でのイベントに取り入れていただきヒシ狩り、ヨシ狩りがさらに楽しく行うことが可能になり、より注目されるのではないかと思います。今回お話を伺った上で見つかった課題は恩納村の企業の担当者が期間により代わるたびに桐野さんのようなプロジェクトの方々がゼロから企画の説明をしなければならないということです。

ベチパー畑のベチパーは想像以上にがっちりと土に根を張っていて土をガードできそうでした。ただベチパーは伸びが早く手入れが大変だそうであまり目立たない畑のところにはベチパーが植えられていませんでした。難しいですがそのような部分も改善していけばより大きな効果が出ると考えました。そして作業所では実際にしめ縄を作るところを見せていただきました。それとあと阪神も持ってるという小さなベチパーお守りもいただきました。この商売方法は捨てるところがないエコでいい取り組みだと思うのでもっと発展するというさいと思います。・・・赤土を流失させないために植えたお花が、そこに蜂が来てハチミツになるというサイクルがいいなと思ったので福島でも活用できないかなと思いました。

今日は、朝から充実して楽しい時間になりました。最初にサブマリンに乗って水中を観れるということで本当に気分が良かったです。結構下の所までいってサンゴ礁やそこにいる熱帯魚がきれいでした。2日までは知識が増えて、サンゴを守らなきゃいけないという感じだけど今日は目に訴えてくる美しさが心で守らなきゃいけないと感じました。

 

SDGsの本質をとらえた活動で、生徒は「SDGsの本当の在り方」について学べたような気がします。今回学んだことをこれで終わりにせず、本校に持ち帰り、広げていく活動を行っていきます。

 

本事業は、公益財団法人福島県学術教育振興財団の令和5年度助成対象事業となっており、財団の助成を受けて実施したものです。

ふくしまの震災の記憶と教訓を次の世代へ語り継ぐ①〜 長崎、福岡、広島研修 第1日目長崎活水高校との交流

12月20日(水)
 日本文化部・オイガ部20名と「3.11あさか開成語り部隊」3名が長崎福岡広島研修に出発しました。
 本校では、福島県の語り部活動実践校として、2011年の福島の震災を学び、記憶と教訓を語り継ぐための活動を続けています。
 この活動の一環として、本日より3泊4日で長崎・福岡・広島を巡り、その土地の方々との交流の中で、福島の震災の記憶と教訓を語り継ぐことや福島の復興、福島の未来について、一人ひとり自分の考えを深めることを目的とした研修を行います。
 朝早く、郡山駅を出発し、飛行機で長崎を目指します。

 本日は、長崎市にある、歴史と伝統ある活水高校平和学習部6名と交流させていただきました。

「ふりそでプロジェクト」や「高校生1万人署名活動」、マーシャル諸島の方との交流など、平和な社会をつくるための社会貢献活動を目的に国内外に向けた活動やさまざまな人との交流をしている活水高校の活動に、生徒たちは多くの刺激を受けていました。

 本校の「3.11あさか開成語り部隊」からは、震災クイズと震災プレゼンテーション、そして紙芝居「ヒデさんのパトロール」の上演を行いました。

 オイガ部からは、絵本「きぼうのとり」の読み聞かせワークショップを行い、感想の共有やメッセージカードの作成を通して、楽しく交流しました。

 交流の最後に、芝生広場の一番奥にある3本の溝が刻まれたモニュメントを案内していただきました。それぞれの溝には「NAGASAKI」「HIROSIMA」「FUKUSHIMA」と刻まれ、長崎の「グランドゼロ(爆心地)」を指しており、毎年、平和祈念集会の日には、ここに水が流されるそうです。福島と長崎のつながりを感じ、生徒同士の絆も強くなったような気がします。

 

平和な社会のために、国内や海外の活動を行っている活水高校の生徒たちとの交流は、本校生徒のこれからの活動に生かされていくはずです。ふくしまの未来のために、自分たちにできることは何か、考えを深めたようです。

ホテルの夕食の時、12月4日に「長崎原爆語り部講話」でお話してくださった野田さんが、なんと五島市から来てくれました。明日は、ガイドもしてくださるということで、今回の私たちの研修に際し、激励のメッセージをくださいました。「ご縁」の大切さを実感した生徒たちでした。ありがとうございました。

(生徒の感想より)

 ・原爆の風化を防ぐために高校生が実際に活動されており、身近な先輩のような感覚でした。きぼうのとりの共有では、「命は1つきりで最終的には自分の命は自分で守らないといけないということを改めて思った」という言葉をいただきました。自然災害は人間の力ではどうにもならないから、命だけは自分でなんとかするしかないという言葉が印象に残っています。自分の行動で自分の命を救い、相手もの命を救えるように行動していきたいと思いました。福島で震災が起きたことは分かっていたけど、詳しいことは理解していなかった、と仰っていて今回の福島震災クイズや紙芝居で伝えることが出来ていたら良いと思いました。そして復興を応援してくださったので、これからの私たちの行動を全国のみなさんを巻き込んでより良いものにしたいと改めて思いました。(3年)

・活水高校では原発を伝える活動を行っていて、修学旅行生への伝承の活動も行っていると言っていた。活動の内容の濃さに驚いたし、私たちが東日本大震災を伝えるのと同じようにほかの地域、学校でも活動を行っていることが嬉しかった。きぼうのとりの読み聞かせで互いに感想を伝える中で、伝えること、風化させないことの大切さを改めて実感した。(2年)

・福島に関するクイズを出した時に、福島の野菜は誰もが安心安全に食べられていて、震災後も福島県産の野菜を食べる人の人数が増加傾向にあるという質問で、増加傾向にあると思っている人が沢山いて、福島の現状はあまり伝わっていない部分もあるのだなと痛感した。(語り部2年)

・活水高校の方達と考えを共有して福島のイメージなどを聞きましたが、やはり震災や寒いなどのイメージがあるそうでやっぱり完全な復興までには遠いかなと感じました。いづれ福島のイメージが復興した所だと思われるようにしていきたい。又、それによって風化させるのではなくしっかり語り継いでいきたいと思う。(3年)

 ※日本文化部・オイガ部の活動は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けています。

※「3.11あさか開成語り部隊」の活動は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として行っています。

 

 

沖縄探究1日目~総合的な探究の時間✎~

12月20日~23日の日程で「総合的な探究の時間」で沖縄探究ゼミの6人が【基地課題探究班】【自然環境探究班】に分かれてフィールドワークを行いました。

今回の研修は次の日程で行います。

1日目 ひめゆりの塔

2日目 【自然環境班】恩納村の赤土流出防止プロジェクト

    【基地課題班】沖縄国際大学→道の駅かでな→基地の街コザ街歩き→Koza Internatioal Plaza

3日目 【自然環境班】海洋学習・サンゴ植え付け体験→美ら海水族館

    【基地課題班】佐喜眞美術館→宜野湾市役所まち未来化→美ら海水族館

4日目 首里城

以下は、本日のひめゆりの塔の生徒の感想です。

沖縄の女子学生が戦争の時にどんな状況だったのかをよく知れました。戦争が始まって音楽祭では軍歌を歌ったり、髪型や制服も統一されてどんどん自由がなくなって行くのが分かりました。戦時中も看護要員されて強制的に看護教育を受け、動員させられて酷いと思いました。米軍が沖縄に上陸したことで沖縄の人たちがどんどん自決したのを知って戦争がすごく残酷なことだと感じました。映像で語り部の人たちが話してた中で、解散命令を受けたあとの女子学生たちの行動に驚きました。外に出る怖さから自決したり、友達に殺してと言ったり、米軍に捕まるよりも死んだ方がマシだと考えるところが、異常で残酷だと思いました。今まで沖縄の中でどんなことが起きていたのか知らなかったので、今回ひめゆりの塔に行ってたくさん学ぶことが出来ました。戦争によってどれだけ人たちが苦しむかをより考えさせられました。また、この出来事から今でも苦しむ人がいることを頭において沖縄の探究研修をしなければいけないと思いました。

一番印象に残ったことは、鎮魂のエリアです。
そこだけ、空気が違う感じがしました。沖縄戦で亡くなった227人の生徒と教師の「名前」「その後」が詳細に書かれていて、見るに耐えなかったです。彼女たちは、1人1人命があって生きた形跡があるのだと考えたら、あの空間は言葉では表せない物があります。体験談を聞くと、ウジ虫の撤去、人体切断、を今の自分よりも小さい子がやっていたなんて、想像もつきません。体験談の中でひとつ心に残っていることは、ひめゆりの生徒が人の死を初めて目の前にして、「なぜこの人たちは天皇陛下万歳と言って死なないんだろう?」と疑問に思った、と話していたことです。亡くなる直前は「お母さん、」など家族のことを嘆いて最後亡くなるそうです。やはり結局、人は亡くなる時家族のことを思うのだなと再認識させられました。政府が自分たちの都合のいいように、生徒を軍使用に育て上げ時間稼ぎのために利用するのは非道だなと思いました。しかし、政府が全部悪いわけでもなく、政府にもきっと事情があってせざるを得なかった犠牲だと思います。

引率教員としては、過去の出来事の学習で終わらせるのではなく、ウクライナ戦争やパレスチナ問題、民主主義とは、平和とは、といった現代の諸課題と関連付けて考えてもらう機会になればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

本事業は、公益財団法人福島県学術教育振興財団の令和5年度助成対象事業となっており、財団の助成を受けて実施したものです。

総合的な探究の時間✎×外国語会話部~「留学生交流会」~

「総合的な探究の時間」で『国際交流を盛んにしたい』をテーマに活動している生徒が、留学生との交流会を企画しました。外国語会話部と2・3年生が参加してくれました。

【交流会の内容】

①留学生によるイタリア紹介

②留学生によるイタリア語レッスン

③日本の伝統文化を楽しもう!~福笑い~

以下、参加者の感想です。

I’m happy to share my culture with people that are interested in learning it

学年を越えて交流できたのがとても楽しかった。

文化を学ぶことにより、自分の国際的な視野を広げることもできましたのですごく良かったと思います、ありがとうございます!

イタリアのことについて知れたのとイタリア語のいろいろな表現だったり省略しつつ使ってるところに違う言語との共通点とかも知れて勉強になった。

あさか開成に入って初めての留学生の交流会はとても楽しかったです。もっと留学生のことを知りたいと思いました。

 

★2枚目の写真は留学生の作品です!上手!!