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カテゴリ:国際

SDGsを自分ごととして考える~カードゲーム2030SDGs

7月21日(木)夏休み中ではありますが、プチ国際理解講座「カードゲーム2030SDGs」が本校会議室で行われました。希望者40名が参加し、2030SDGs公認ファシリテーターである小針丈幸様におこしいただき、カードゲームを体験しながら、SDGsについて深く学ぶことができました。

小針様の自己紹介、SDGsについてのご講演をいただいた後、いよいよ「カードゲーム2030SDGs」の始まりです。学年も関係なく、初めて会う人同士のグループで、ゲーム開始です。はじめは、ぎこちない様子の生徒達も、ゲームが進むごとにコミュニケーションが増え、笑顔になっていきます。

このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するものです。ゲームの進め方は、それぞれ設定された価値観のもとで、与えられたお金と時間を使い、プロジェクトを行い、目標の達成を目指します。さらに、各グループが行うプロジェクトによって、「経済」「社会」「環境」の世界の状況が刻々と変化します。

ゲームの開始当初は各グループが思い思いにプロジェクトを行ったために、「バランスの悪い世界」になってしまいました。この状況を改善するために、ゲームの後半では、グループ間で協力や取引を行いつつプロジェクトを行うようにした結果、徐々に世界の状況がバランスよくなっていき、目標を達成するグループが増えていきました。

SDGsの目標を達成するためには、「世界全体を考えて行動すること」「価値観の違いを理解し協力すること」「コミュニケーションをとること」などが重要であることを、このゲームを通して学んだようでした。

ゲームのあと、SDGs17の目標のカードを並べました。SDGsのそれぞれの目標に対する自分の思い確認しながら、並べ方、形で表現します。優先順位・カテゴリーなど、グループで話し合って、形を作ります。はじめの時のぎこちなさはすっかりなくなり、仲良く作業を進めます。

このプチ講座で、生徒たちが「SDGs」に対する理解がより深まり、以前よりも「世界」の問題を「自分ごと」として捉え、行動しくれることを期待しています。

本日、すばらしい講演をしてくださった小針様に感謝申し上げます。

あさか開成高校からはじめる SDGsアクション!!

 

 

生徒の感想より

・経済、環境、社会の中で1つでも欠けたら世の中が良い方向に進まないので、互いに協力して平和にしていくということが大切なのだと学ぶことが出来ました。カードのプロジェクト内容にはSDGsのことが主に書かれてありそれをひとつひとつ理解することができました。小針さんが言っていた"1人の100歩より100人の1歩"という言葉を胸にし、今後ゴミ拾いなどのボランティア活動があれば積極的に参加したいと思いました。

・物事を自分のためだけにやっていて必ずどこかが残されるということが目に見えて実感できた。実際この世界も先進国ばかりが良い思いをして、発展途上国などが良い思いをできない世界があるということを再認識することができた。

・SDGsに解決に向けて目標を持ち理想の社会を形成していくことで、より良く、住みやすい社会ができていくと思った。各国同士の繋がりもSDGsを進めていくには大事だと気づいた。

・知識を身につけても行動しなければ意味がない!ということが最も印象に残りました。また、SDGsを達成することがいかに大事かを学ぶことができました。特に環境に配慮した製品を購入するようにしたいと思いました。

・SDGsカードゲームは実際の状況とリンクしていて、私たちの行動が世界に繋がりバランスを取っていくことが大切だと実感しました。また、山の学校は私たちにも出来るSDGsの取り組みを行っているので積極的に参加したいと思いました。SDGsには、お金も時間もかかりますが、2030年のより良い地球を目指して行動したいと思いました。

・今回初めて国際部のイベントに参加しました。このように楽しみながら世界の「今」を知ることができるのはとてもよかったです。また機会があれば参加したいですし、このカードゲームの存在をクラスメイトや家族、友人に伝えたいなと思います。

 

多様な人・自然の共生について考える~「山の学校」第4回・夏

7月16日(土)NPOしんせい様による「山の学校(夏のプログ ラム)」に本校生徒3年生8名、教員2名が参加して まいりました。

前日の雨で、天候が心配されましたが、雨もあがり、山のフィールドワークも予定通り行うことができました。

午前中の山のフィールドワークでは、山の農園西側の森林の特徴を計画図と照らし合わせながら学びました。

山の中にある白い棒は、山の所有者・管理者が示されており、この棒より左側は国有林として、杉や赤松がいつ、どれくらい植樹されたものか、ということが示されています。よく見ると、この棒を境に右側は、広葉樹など様々な種類の樹木があるのに対し、左側は同種類の杉の木が植えられ、森林管理がされているの森林であることがわかります。また、国有林の中には伐採された木が切られたまま、横たわっている木がありました。これは、、「切り捨て間伐」といい、間伐で切った木の多くは値段のつかないものが多く、そのままにされているそうです。切断面の年輪をみると、何年くらい前に切られた木なのかがわかります。

下山後は、みんなで火おこしをして、お昼のカレーを温めるための湯をわかしました。なかなか火がつかず、苦労した場面もありましたが、大人も高校生も一緒になって作業をすすめます。

かまどに火がついた順に、ブルーベリー畑に向かいます。おいしそうなブルーベリーに胸が高鳴ります。みんな夢中で、ほおばります。農薬を使わず育てられたブルーベリーは、甘いものも酸っぱいものも。たくさんのおいしい水と空気と太陽をあびて、おいしさもひとしおです。昨年みんなで作ったプランターには、生命力あふれるズッキーニが元気に育っていました。

外でいただくランチは、 持ってきたお弁当にしんせい様よりいただいたサラダとNPOしんせい自慢の「にんじんおからカレー」です。自然の中でいただくランチはいつもおいしい!

午後は、「森林と持続可能な地域づくり」というテーマで、 国立環境研究所の中村先生のご講義をいただきました。 皆、メモをとりながら熱心に聞いていました。日本の国土の66%を占める森林。20年経った木は、ほとんど二酸化炭素を吸収しないので、あたらしい木を植えなければならないそうです。そのために必要な森林管理が「間伐」と「植樹」です。ゼロカーボン社会に向けて、必要な考え方が「森林吸収源」です。森の持つ多面的な役割を生かしながら、いかに森を管理していくか。二酸化炭素を吸収する「森林」をいかに育てるかが大切であるかがわかりました。また、「森林管理」と「林業」による町おこしとエネルギーの地産地消をめざす「三島町」との協働研究のお話も興味深かったです。

最後に、NTT労働組合さまのご進行 で「働くとは」というテーマで、意見交流をしました。参加は2回目という生徒も多かったのですが、 前回とは違ったメンバーでの交流により、さらに多様な考え知るき っかけとなっていました。

今回もコロナ対策含め、さまざまなご配慮をいただきながら参加させていただき、本当にありがとうございました。 ご参加されたすべての方々に感謝申し上げます。

生徒の感想(一部)

・山登りや、火おこし体験はなかなか出来ることではないので体験することができて貴重な経験になりました。
働く事についてのディスカッションをして、いろいろな大人の方の仕事についての話を聞いたことで、自分の知らなかった選択肢があることや、大変な所、楽しい所などを知ることができて良かったです。これから自分で調べてみて自分に合った仕事を見つけていきたいと思いました。

・間伐について沢山学べました。仕事については、○○さんの言う理不尽や、辛い部分もあるけど、仕事は「組織の一員になる」に心打たれました。今後は受験勉強で忙しくなると思うけど、今日学んだ事を胸にしまって生活したいです。

・森林と持続可能な地域づくりについて、わかりやすく説明していただいて、詳しく理解することができたし、実際に山に登って説明を聞けて貴重な時間になりました。ブルーベリーも美味しくいただきながら、社会人の方と将来の夢や上京した時の話などが出来てとても楽しく自分の視野が広がりました。「働くとは?」というテーマでディスカッションをしましたが、実際に働いている方の考えと私たち高校生の考えの違いや新しい発見などもできてとてもいい経験になりました。お昼のサラダやおやつのムースなど、親切に接してくださった山の学校の方々にも感謝したいです。今回、社会人の方と考えを共有するというのを事前に聞いていて不安な部分もありましたが、皆さん親切にして下さって本当にありがたかったし、とても楽しかったです。今回の経験を自分の進路に活かして、良い人生が切り開けるようにまた頑張りたいです。

JICA青年海外協力隊ベトナム派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流第1回

7月8日(金)青年海外協力隊2021年度第3次隊の幼児教育職として、ベトナム社会主義共和国に派遣されている、福島県出身の浅田美乃里隊員とのオンライン交流が実現いたしました!そして、これから定期的に交流をさせていただきます。

 JICA隊員として派遣されている今だからこそ感じる浅田隊員の思いを知り、共有させていただくことで、視野を広げ、現在の自分にできること、未来のために行動するきっかけとなることを期待しています。

 第1回目の今回は、浅田隊員から、ベトナムについて気候風土や文化、生活、JICA青年海外協力隊の果たす役割やベトナムの保育事情など、わかりやすく、楽しく、丁寧にお話いただきました。参加した30名の生徒たちは、初めて知るベトナムの生活に興味津々で、どのお話にも目を輝かせていました。

 浅田隊員のお話を受けて、生徒からたくさんの質問が寄せられました。一つ一つの質問に、浅田隊員は丁寧に答えてくださいました。

 オンライン交流のあとは、参加した生徒たちだけでフィードバックをおこないました。今日知ったことをまとめたり、ベトナムやJICAの活動、国際協力やSTEAM教育についてなど知らなかったことを調べたり、次回の交流に向けて質問したいことをまとめたりしました。熱心に取り組む生徒の様子から、今回の交流が生徒たちにとって、大きな刺激となったことを感じました。

 隊員としての任務でお忙しい中、準備を含めて交流をしてくださった浅田隊員、今回のオンライン交流にご尽力くださったJICAスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

世界を知り、己を知る 

あさか開成高校からはじめよう! SDGsアクション  FORからWITHへ!

次回は、10月7日です。楽しみです。

 

 

【生徒の感想】(一部)

・今回のお話を聞いて知らないことを沢山学べてとても楽しかったです。JICAについてもほぼ無知だったが、今回で理解が深まり、保育についても沢山知ることができました。個人的に、衛生面が1番気になり、多少の不衛生は免疫になるとは考えますが、不衛生すぎる印象だったので、どう改善していこうかと個人的にも考えてしまいました。

・ベトナムは日本よりも貧困そうなイメージでしたが、今回浅田さんのお話を聞いて、実際は予想していたよりも豊かな生活を送っている事がわかりました。私は海外との文化の違いなどが怖くて、海外への旅行はあまり考えていませんでしたが、実際に行かないと分からないこともたくさんあると知れたので、コロナが落ち着いたら海外旅行に行ってみたいと思います。コロナが落ち着くまでは、今回のオンライン交流などを通して、知識を蓄える事から始めたいと思います。

・私はベトナムと日本の教育方法は全く違うや、保育環境は崩壊しているみたいな偏見を持ったまま講座を聞いていたが、そうではなく、日本と教育は変わりないし、環境は良いとは言えないとこもあったが、子供たちは沢山笑ったり楽しんで遊んでいたりしていたので、ベトナムの保育も良いんだなと思いました。私は日本で保育の仕事をやりたいと思っていたが、案外、外国で保育の仕事をやるのもいいなと思いました。

・本日の講演会で日本とベトナムの違いや共感点などをたくさん知ることができました。ベトナムは朝ご飯を職場に来てから食べ、大人もお昼寝をすると言うことを聞きとても驚きました。日本でもお昼寝をする文化があればいいのになぁと思います。また、浅田さんのように日本だけでなく他の国の文化に触れながら働いてみたいなと思いました。

・ベトナムについて事前学習をしていなかったので、お昼寝文化や、物価が安いことなどに驚きました。また、私が思っていたよりも発展していて、郡山よりもオシャレな感じだったことも驚きました。幼稚園では生活環境や衛生環境が悪いとのことだったので少しでも改善できるといいと思いました。

・将来保育士になりたいと考えているので、ベトナムでの教育方法や日本やベトナムの子供の違いなどを知ることが出来て良かったです!ベトナムは日本よりは貧しい生活をしてるのではないかと考えていたので、豊かな生活をしていていることが分かりびっくりしたし、思った以上に日本と似たような生活をしている事が多いなと感じました。しかし、朝早くに登校してみんなで朝ご飯を食べるという習慣には驚きました。お昼寝文化があることや食べ物が150円~200円で買えてしまうこと、朝ごはんは幼稚園で大人も一緒にみんなで食べているなどたくさんのことを知ることが出来ました。もっと色んな国の教育方法や文化にも興味を持ちました。とても学びの多い時間になり、楽しかったです。次回もぜひ参加したいです!!

・ベトナムと日本の保育の違いはあまり変わらなくて驚きました。変わるところは朝ごはんを食べることや子どもと一緒に考えることなどは違うと思いました。ベトナムの良さがとてもあってすてきでした。コロナが流行った時は地域から出てはいけないなど感染予防をきちんとやっていてコロナにかかった人はあまりいないのがとてもすごいと思いました。日本も見習うべきと感じました。JICAのことを講演の時初めて聞いたのでとても感心しました。JICAで働いたら海外の人とも交流を深められることや自分の経験を他の国で活かせることができると思い少し興味が湧きました。ベトナムの子どもは日本の子どもよりも身体能力がとても高いのがすごいです。最近の子どもはあまり公園で遊んでいる様子を見かけないのでお家で遊んだり、コロナの影響でお外に出れないと思うのでどんどん身体能力が落ちると思いました。ベトナムの子どもたちも日本の子どもたちもベトナムの先生や日本の先生も違いはあるけどその文化に適していると思うととても尊敬するしわたしのいつかそういう人になってみたいと心から思いました。

・本日は貴重な時間ありがとうございました!この講演会で学べたことは大いにあります!ベトナムの教育はSteam教育を主にしてると聞いて調べてみたら日本とは違った教育方法なんだなと思いました。時差2時間はあまりないので身近に感じることが出来ました!将来ベトナムに行ってみたくなりました!フォーが大盛りサイズみたいなのが日本円で150円から200円だと聞いてベトナムに住むことを少し考えました笑

→ 知ることはとても大切ですね。勝手な思い込みで物事を判断するのではなく、自分の目で見て感じたことを大切にしたいですね。みなさんのために準備をしてくださった浅田隊員に感謝しかありません。浅田隊員やベトナムの子どもたちに、みなさんができることはないでしょうか?

本校生徒3名が出演します

本校生徒出演情報です

令和4年7月10日(日)KFB公式YouTubeチャンネル『ときまるTV』に本校生徒3名が出演します。

配信では、日本の投票率が低い現状について、投票率が高い海外の国との比較をしながら話すそうです。

選挙権をもつ生徒も、これから選挙権を持つ生徒も、まずは、「政治に関心を持つこと」が大切です。

「誰も取り残さない社会実現のため」に。

「政治を自分事に」

あさか開成高校からはじめよう! SDGsアクション 「FORからWITHへ」

 当日の配信サイトのURLです。ぜひご覧ください。

https://youtu.be/--MY-CQZWg0

地域のために地域とともに ~ 猪苗代湖クリーンアクション2022参加

6月25日(土)猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会主催の「猪苗代湖クリーンアクション2022」に有志生徒・教員が参加してまいりました。

猪苗代湖クリーンアクションが開催されるのは、3年ぶりだそうです。本校では、毎年多くの生徒が参加しているイベントです。それぞれの足で、舟津浜駐車場に集合し、舟津浜一帯の湖岸清掃をしました。日差しが燦燦と降り注ぐ中、時折吹いてくる猪苗代湖から吹いてくる心地良い風に癒されながら、作業をすすめました。

たくさんのゴミが落ちていました。プラスチックゴミやバーベキューの残骸、すべて人間が作ったもので湖を汚していました。それだけでなく、小枝や漂着ゴミも湖を汚していました。人間が作ったもので汚染しないことはもちろんですが、何もしないことが湖を守ることにつながるとは限りません。伸びてきたヨシを刈り取ったり、湖岸に繁茂するヒシや水草を回収したり、地道で大変な作業を続けることで、きれいな猪苗代湖を守っているのです。

本校では、学校の水源地である猪苗代湖の水環境保全活動に取り組んでいます。昨年度も、猪苗代湖の水質汚濁の原因となっているヒシ刈りや水草回収などのボランティアにも参加してきました。実際に体験・経験をすること、活動の中で出会ったすばらしい地域の人たちから、多くのことを学んでいます。

今回、参加した生徒たちも、このイベントで感じたこと、考えたことをこれからの生活に生かしてほしいと思います。

あさか開成高校からはじめよう!SDGs アクション!

【生徒の感想】一部

・猪苗代湖クリーンアクションに参加してみて、改めて自然を守ることの大切さを感じました。プラスチックゴミや木の枝などがたくさん砂浜に落ちており、綺麗な砂浜を取り戻したいという思いがとても強くなりました。袋いっぱいのゴミを見て、達成感と同時にこんなにもゴミが落ちていたことの残念さで複雑でした。これからも猪苗代の綺麗な自然を守っていきたいです!!それと同時にゴミを捨てる人が1人でも少なくなって欲しいと思いました。(2年)

・プラスチックゴミだけでなく、小枝や葉っぱがたくさんあってびっくりしました。このたくさんのゴミや枝が湖の生き物に悪い影響を与えてしまうことにゾッとしました。今回初めてボランティアに参加して、地域の人たちとお話できたり、猪苗代湖の組合があることを初めて知ることができたりして、楽しかったし、参加して良かったなと思いました。(2年)

・猪苗代湖でそこまでゴミが無いと思っていたらかなり見つかって汚染の深刻さがより分かりました。これから自分たちが環境のために、猪苗代湖のために出来ることを1つでも取り組みたいと思います。(2年)

・とても暑かったですが、たくさんゴミを拾うことが出来ました。この活動を通して猪苗代湖を綺麗に保つことに関心を持ったので、来年も積極的に参加したいと思いました!!(1年)

地域のために地域とともに ~ スポGOMI IN 郡山 参加

6月25日(土)KFB福島放送主催の「スポGOMI IN 郡山」に、あさか開成高校教員&生徒有志11チーム32名が参加してまいりました。

スポGOMIは、チームで力を合わせ制限時間内に定められたエリア内でごみを拾い、その種類と量に応じたポイントで競い合う環境美化活動です。

とかく真面目なイメージのゴミ拾いを、スポーツとして、だれでも楽しく参加できるイベントにするとは、なんとすばらしい!

本校国際科学科の今年度のテーマは、「共生」。自然だけでなく、人、地域との共生を含みます。さらに、「環境」と「平和」をキーワードに理解を深めます。このイベントを紹介するや、たくさんの生徒が申し込みをしたいと言っていましたが、すぐに募集が締め切られ、早くに申し込みを済ませた32名の参戦となりました。

当日は、真夏日で、燦燦と照り輝く太陽の元、「ゴミ拾いはスポーツだ!」の掛け声とともに競技開始です。普段見慣れた郡山駅前周辺エリアも、ゴミを探す立場では違って見えます。植木の根元や自動販売機の下まで、這いつくばってゴミを拾います。みな、獲物を探すハンターのようでした。

さて、結果は、なんと!

3位に2年生女子チーム。5位に3年生よさこいチーム。さらに、30位と青年部賞までいただき、ハワイアンズの無料チケットやフルーツセットなど、豪華賞品をたくさんいただきました。

賞に入らなくても、街のみなさんと声を掛け合い、さわやかな汗を流しながら、地域をきれいにできた充実感でいっぱいでした。

熱中症が心配できたが、競技時間短縮や水分補給など、主催者の方々のご配慮があり、楽しくイベント参加できたことに感謝です。

 

【生徒の感想】一部

・初めてゴミ拾いのボランティアをしたのですがスポーツということで楽しみながらできました。ゲーム感覚でみんなと協力している感じがこのボランティアの醍醐味なのかもしれません。今回が郡山初ということで楽しみながらできるボランティアとして広まってほしいです。(3年)

・とても楽しかったです。いつもゴミ拾いと聞くと、堅苦しい感じがしていたけれど、今回のイベントはスポーツとしてゴミ拾いをやって、グループのみんなと協力して他のグループに負けないようにゴミを楽しく拾うことができました。ゴミ拾いをスポーツにすることで、楽しめるし街も綺麗になるしコミュニケーションが取れるし、いい事がたくさんあるなと思いました。もっと広まって、規模が大きくなって欲しいなと思いました。今回ゴミ拾いをして、駅周辺だけでも結構ゴミが落ちていました。特にタバコの吸殻が多くて驚きました。他にもペットボトルや傘まで落ちていました。ゴミ箱の近くに落ちているものもありました。この事をきっかけに何か工夫出来ることを考えたいなと思いました。ゴミをしっかりゴミ箱に分別して捨てて綺麗な郡山、福島になればいいなと改めて考えるきっかけになりました。また機会があれば参加したいし、もう少し大人になったらスタッフとして参加したいなと思いました。賞がもらえて嬉しかったです!(3年)

・楽しみながら地域に貢献することができてよかった。いつも通っている道を掃除したが、学校に行く時は下をじっくりみることがなくそんなにゴミがないと思っていたが、今回のゴミ拾いで下をじっくり見ていたらタバコの吸殻がたくさんあって少し悲しくなった。学校に行く途中でペットボトルや缶を見つけたら拾ってゴミ箱に捨てたいと思った。結果的に開成から参加したチームのうち4くらいのチームが賞を取っていた。素晴らしいことだと思った。また、イベント運営のスタッフさんや司会をしていたアナウンサーの方に水の差し入れをしている生徒がいて素晴らしい、気遣いのできる人だと思った。見習いたいと思った。来年度以降も郡山でスポGOMIを開催して欲しいと思った。 生徒も先生も積極的に参加して、暑い中でも必死にゴミ拾いをするのがあさか開成の良いところだ。参加したみなさんお疲れ様でした。(3年)

・スポGOMIをやってとても楽しかったです。初め、郡山駅の前だけだとそんなにゴミもないだろうと思っていました。しかしゴミを集めていくうちに大量のタバコの吸い殻があって驚きました。最後にたった約40分くらいの時間で大体60kgもゴミが集まったと聞いて、今まで自分が暮らしてた街の一部分だけでもそんな大量のゴミがあったということに驚きました。もしまた、こういう機会があったら参加してみたいと思いました。(2年)

→運営スタッフに差し入れしていた生徒がいたなんて!!なんて素敵な生徒たちなのでしょう。始まる前にも、熱中症対策のタブレットを、参加する生徒たちに差し入れしてくれる3年生がいました。自分のことだけでなく、周りの人に手を差し伸べ、行動できるあさか開成の生徒を誇りに思います。

SDGsWeek ~平和について考える「沖縄県慰霊の日」

ただいま あさか開成高校SDGsWeek 期間です。

期間中、国際交流委員は、毎日、平和へのメッセージと曲を昼休みに流します。

本日、6月23日は、沖縄県の「慰霊の日」です。沖縄県では、学校などが休みになります。 県民の4人に1人が亡くなった1945年の沖縄戦が終結したとされる日だからです。

本日は、2年4組の国際交流委員が、「沖縄戦で犠牲になった多くの人々の霊を慰め、世界の平和を願う日です。みなさんも、沖縄県に思いをはせ、世界平和を願いましょう。」というメッセージとともに、THE BOOM『島唄』を紹介してくれました。

今年は、沖縄の本土復帰50周年という節目の年です。

平和は当たり前ではないこと。平和であり続けるために、私たちは学び、考え続けなければならないこと。

SDGsWeek中、「平和」について考えを深めましょう。

あさか開成高校からはじめよう!

SDGs Day(6月)『 海洋プラスチック問題を解決するために マイ〇〇を使おう! 』

本日、6月17日(金)は、SDGsDayです。

6 ⽉は 3-1 国際交流委員会からの提⾔です。 5 ⽉ 27 ⽇に行われた国際理解講座「ウミガメへの⼿紙」を受けての提言でした。「講演の中で聞いたプ ラスチック問題の課題。それらの問題を解決するために、自分たちの生活を見直すことから始めましょう。」と、お昼の放送で、全校生徒に呼び掛けました。

夏休みには、いわき方面でのごみ拾いとアクアマリンで海洋生物と海の環境について学ぶツアーが予定されています。応募が殺到し、残念ながら参加できない生徒も出てしまいましたが、これからも積極的に環境について学び、学んだことを行動に生かしていきましょう!

あさか開成高校からはじめよう!

2022.6月SDGsDAYポスター(3年1組).pdf

「ふくしまSDGs‘SDG」に参加してきました!

6月13日(月)福島市で開催された、福島県主催のふくしまSDGs推進プラットフォームのキックオフイベント「ふくしまSDGs‘SDG(Smile Design Gathering)」に、生徒代表4名が参加してきました。

本校は、SDGsを教育の軸として、さまざまな活動を行っています。

それらの活動について、トークセッション「世代を超えてつながるSDGs」で発表してきました。

生徒たちは、これまでの活動を通じて、さまざまな人たちと「一緒に」活動する大切さを痛感しており、内堀知事の「SDGsを実現するためのキーワードは『パートナーシップ』」という言葉に力づけられ、これからも、世代を超えて多様な人と交流する中で、新しい発見や解決方法を見つけたい、「誰かのために(FOR)」から「みんなと一緒に(WITH)へ」という思いを強くしました。

この「ふくしまSDGs推進プラットフォーム」により、みんながつながり、福島ならではの連携・協働を進めていくことで福島を笑顔にしたいと、胸躍らせる一日となりました。

♥With♥ あさか開成高校からはじめよう!SDGsアクション!

会場でお声をかけてくださった方々、私たちの発表に耳を傾けてくださった方々、共感してくださった方々すべてに深く感謝申し上げます。

 

多様な人・自然の共生について考える~「山の学校」第3回・夏

6月11日(土)NPOしんせい様による「山の学校(夏のプログ ラム)」に本校生徒3年生4名、2年生4名、教員2名が参加して まいりました。

午前中は、近くの山にフィールドワークにでかけ、 さとやまを形成する樹木について学びました。 前日の雨の影響もあり足場が悪いところもありましたが、 体験的に考えを深めることができました。

下山後は火おこしを体験しました。 着火しやすい乾燥したスギの葉を使うなど、 火おこしの工夫を学び、 沸かしたお湯でカレーを湯煎することが出来ました。

ランチは、 持ってきたお弁当にしんせい様よりいただいたサラダとカレーをい ただきました。

午後は、「森林と持続可能な地域づくり」というテーマで、 国立環境研究所の中村先生のご講義をいただきました。 皆メモをとりながら熱心に聞き、積極的に質問もしていました。「 think globally,act locally 」という言葉について、 どのような行動を心がけていくべきか考えを深めたようです。

その後、4つのグループに分かれて、NTT労働組合さまのご進行 で「働くとは」というテーマで、意見交流をしました。参加は2回目という生徒も多かったのですが、 前回とは違ったメンバーでの交流はより多様な考えを身につけるき っかけとなっていました。

今回もコロナ対策含め、さまざまなご配慮をいただきながら、 参加させていただき、本当にありがとうございました。 ご参加されたすべての方々に感謝申し上げます。