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1学年通信 その16

  1月25日木曜日に、「総合的な探究の時間」ちょこプロ学年発表会を実施しました。各クラスの代表2名が、学年全体にプレゼンしました。自分のプロジェクトと比し、共通点や相違点を見つけ出し、来年度の活動や自分の進路へつなげることが出来ました。また、2月帰国予定の留学生スピノ君から、流ちょうな日本語のあいさつを頂きました。さよならスピノ!


✎総探の時間【沖縄探究ゼミ×水環境ゼミのセッション】

2年次「総合的な探究の時間」において、沖縄探究ゼミと水環境ゼミのセッションを行いました。

①沖縄探究ゼミがフィールドワークで学んだ沖縄県恩納村の取り組みを紹介

②水環境ゼミが中心となり本校生徒が行っている猪苗代湖の水質保全活動を紹介

③ディスカッション

の流れで、恩納村の取り組みを参考に、猪苗代湖の水質保全活動をさらにレベルアップさせることはできないか考えました。実現したら面白そうなアイディアがたくさん出ました。

こわかネットの方々からは、「地域の協力者を探す」「ぜひ実際にアクションを」等の助言をいただきました。

この活動は、安積高校で行われる「SSH探究活動報告会・成果発表会」のポスターセッションで報告させていただきます。

 

ふくしまの震災の記憶と教訓を次の世代へ語り継ぐ④〜長崎、福岡、広島研修 第4日目盈進高校との交流

12月23日(土)

 日本文化部・オイガ部20名と「3.11あさか開成語り部隊」3名が参加する長崎福岡広島研修いよいよ最終日です。
 本校では、福島県の語り部活動実践校として、2011年の福島の震災を学び、記憶と教訓を語り継ぐための活動を続けています。
 この活動の一環として、本日より3泊4日で長崎・福岡・広島を巡り、その土地の方々との交流の中で、福島の震災の記憶と教訓を語り継ぐことや福島の復興、福島の未来について、一人ひとり自分の考えを深めることを目的とした研修を行っています。

 最終日は、広島県福山市に移動し、盈進中学校高校ヒューマンライツ部との交流です。今年3月11日のオンライン交流をきっかけに、今年度オンライン交流させていただき、12月は対面で交流しましょうと約束していたので、生徒たちは楽しみにしていました。

 

それぞれの活動紹介から交流ははじまりました。感想や質問が活発に交わされました。

 

本校からは、紙芝居の披露と「きぼうのとり」ワークショップを行いました。

初めて会ったとは思えないほど、すぐに仲良くなり、楽しく交流していました。

続いて、ヒューマンライツ部がガイド活動をしている「ホロコースト資料館」に移動して、語り継ぐことについて学びます。

 

ヒューマンライツ部に案内してもらい、ホロコーストについて学びました。地域の資料館を地域の高校生が上手に案内する様子を見て、大いに刺激を受けた生徒たちでした。

(本日の感想)

・盈進高校との交流では、盈進高校が行っている活動に驚きました。学校紹介で、みなさんで手話を交えて歌を歌われていたり、演劇のような形で紹介をされていました。聞いている人に伝えるためのツールには、このようなものもあるのだと関心しました。また、盈進高校では、郊外のさまざまな活動などもされていて、ハンセン病の患者の方にお話を聞き、生きる意味とは何かを学んだり、広島・中高生による署名キャンペーンなどを行い、核廃絶を呼びかけたりしていることを知りました。それだけではなく、東日本大震災にも目を向け、福島のことについても考えてくださっていて、嬉しくなりました。今の自分たちには何ができるかを考え、自分の住む地域だけでなく、他の地域についても学び、世界全体で平和のために活動されていることがすごいと感じました。(3年)

・最初の演劇から心を奪われました。被爆者や被災者に寄り添いながらみんなに思いを伝える姿はとてもかっこよくて、参考にしたいと思いました。私たちにも伝えるということは出来ると思うので、盈進高校さんを参考にしながら思いが必ず届くような語り部活動をこれからやっていきたいです。(2年)

・ホロコースト記念館を盈進高校のみなさんにわかりやすく説明していただきました。日本で起こったことではなくても、600万人の方が犠牲になりその中の150万人の子どもが虐殺されたという事実を忘れてはいけないと感じました。小さな男の子がユダヤ人と知られただけで銃をむけられている写真が印象に残っています。年齢関係なく人種で差別され、人間の扱いもされていなかったことに驚きが隠せませんでした。みんな平等な人間なのに、その時代の人は働ける人か働けない人かを選別され、嘘をつかれてガス室に連れて行かれたり、ひどい環境で強制労働されられたりしていたと聞いてとても胸が痛くなりました。オットーフランクさんがおっしゃっていた「平和を作り出すために、何かをする人になって下ださい」という言葉は私達がこういった歴史を学ぶだけではなく、そこから行動に移さなければ平和な世の中にはならないという事だと感じました。平和を作るために何ができるのかをちゃんと考えなければいけないと思いました。(1年)

・盈進高校のみなさんが、学んだことを自分の言葉でガイドしてくださり、展示物からより深い学びを得ることができた。そういうふうにもう一歩深い学びをしてもらえるような伝え方をしていきたいと感じた。(2年)

 

※日本文化部・オイガ部の活動は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けています。

※「3.11あさか開成語り部隊」の活動は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として行っています。

 

ふくしまの震災の記憶と教訓を次の世代へ語り継ぐ③〜長崎、福岡、広島研修 第3日目広島交流、崇徳高校、広島経済大学

12月22日(金)

  日本文化部・オイガ部20名と「3.11あさか開成語り部隊」3名が参加する、長崎福岡広島研修3日目です。
 本校では、福島県の語り部活動実践校として、2011年の福島の震災を学び、記憶と教訓を語り継ぐための活動を続けています。
 この活動の一環として、本日より3泊4日で長崎・福岡・広島を巡り、その土地の方々との交流の中で、福島の震災の記憶と教訓を語り継ぐことや福島の復興、福島の未来について、一人ひとり自分の考えを深めることを目的とした研修を行っています。

 本日は、広島市のおりづるタワーにあるエソール研修室で、ひろしま紙芝居村、南相馬ボラバス応援隊、紅葉会、アスチカ、崇徳高校の皆様と交流させていただきました。紅葉会以外の方々とは、昨年度にもお会いし交流させていただいています。久しぶりの再会に嬉しさも倍増でした。

 到着してすぐ、私たちを迎えてくれたのは、広島名物「ひろしまお好み焼き」。福島からくる私たちのために、準備してくださいました。数多くのお好み焼きを準備するのは、とても大変だったと思います。私たちを迎えてくれるその気持ちに、胸が熱くなります。

とてもおいしくいただきました。戦時中、野菜や卵、肉をバランスよく食べられるように作られたというお話も聞き、災害と食文化について学びました。

  参加者の自己紹介のあと、エソール研修室のテラスから、原爆ドームや平和記念公園が見渡すことができ、参加された方々から、建物の紹介をしていただきました。すばらしい眺めに心が晴れましたが、この美しい場所に原爆が落とされたことを思うと胸が締め付けられるようでした。

 まず、初めは、楽しみにしていたひろしま紙芝居村の紙芝居上演です。「見えない雲の上で」を上演していただきました。震災当時、浪江町で起きたこと、それを語り継ぐ思いに触れ、最後の「あなたのふるさとが美しい空を取り戻すまで、語り続けます。」の言葉に、涙をこぼす生徒たちが多くいました。大きくうなづく生徒もいました。

 続いて、紅葉会の語り部の笠岡様のから、原爆についてのお話を伺いました。張りのある声で、原爆当時のことをくわしく教えてくださいました。悲惨な状況だけでなく、平和のためにできることについても話してくださいました。「平和のために私たちにできることは何ですか?」に対し、「話し合うこと。ゆがんだままではだめよ。」の言葉に、対話することの重要性を学びました。

本校からは、「ヒデさんのパトロール」の紙芝居を披露しました。ひろしま紙芝居村の方の前で行うということで、いつも以上に緊張していた生徒でしたが、セリフに感情を込めて演じることができました。

このあと、広島平和公園散策と広島平和資料館もお付き合いいただき、たくさんお話させていただきました。

さらに、課外授業を終えた崇徳高校新聞部の生徒も駆けつけてくれて、案内してくれました。

地元の高校生から広島原爆について聞くことができました。このあと、崇徳高校へ移動し、交流は続きます。

これまでの新聞部の歩みや広島サミットの裏側について、新聞部顧問の花岡先生の軽妙な話に、みな引き込まれました。貴重な資料も見せていただきました。活動を楽しむことや行動することの重要性について学ぶことができました。花岡先生、短い時間にもかかわらず、貴重なお話と資料をご準備いただき、本当にありがとうございました。

急いで、ホテルに帰ると、広島経済大学の「災害を知り未来へつなごうプロジェクト」の先輩方が来てくださいました。9月に学校に来てくださったときに「広島でまた会いましょう」の約束を忘れず、守ってくれたことに感動する生徒たち。ここでも「ご縁」の大切さを実感しました。急いで夕食を食べて、平和通りのイルミネーションを案内してもらいながら交流させていただきました。福島を思ってくれる大学生がいることに胸を熱くしました。

広島でも、たくさんの方に出会うことができました。

今回、私たちのために、さまざまな準備をしてくださいまして、本当にありがとうございました。感謝の気持ちをもって、学びを深めていきたいと思います。

(本日の感想より)

・私は富岡町の紙芝居を今まで何回かやってきたので、広島の方々がする紙芝居がとても楽しみでした。実際に聞いてみると最初の一声から鳥肌がたち、ギターや歌によって臨場感が伝わってきたり、震災の記憶はほとんどないけど思いが込み上げてきました。登場人物は何人もいたけど、それぞれの立場になってどんな気持ちなのかを考えて紙芝居を読んでいるんだなと伝わってきました。特に津波の所の表現は雰囲気が一変して聞き入ってしまいました。会話の所は状況が伝わりやすく、実際にその場にいるような感覚でした。体が弱っていても必死で伝えたかった佐々木さんの思いを広島の方々が伝えていっているという事はすごいことだなと思いました。震災の記憶がなくても、佐々木さんのような伝えたい思いをを私たちが語り継いでいくことは大事な事なんだなと改めて思いました。これから紙芝居での語り部をする時は今日のような相手と感動を共有できるような紙芝居を披露したいです。(1年語り部)

・紙芝居を見させていただいたのは2回目でした。伝えたくても伝えることが出来ていない震災経験者の方はたくさんいらっしゃると思います。そんな中で紙芝居という方法は伝えたいことを分かりやすく伝えられる手段だと考えています。今回「見えない雲の下で」を見て、声のトーンや音楽で、見る方と一緒に当時の状況に入ることが出来るということを学びました。またセリフの言い回しによって、人の気持ちや関係性を表現出来るということも学びました。当たり前の日常が一瞬のうちになくなってしまった原発事故というものは決して二度と起こして良いものではなく、私たちの手で防ぐことが出来ると思います。語り部を通して震災のことや原発事故のことを伝えるのはもちろん、減災、防災などについても私たちの世代が伝えていくことに意義があるのだと思いました。またお会いして紙芝居についてもっとお話したいと思いました。(3年語り部)

・崇徳高校との交流会では、まずやってみる事の大切さを学べました。同じ高校生という立場でありながら大きなことに挑戦し、国内だけではなく国を超えて多くの著名人に取材を取り付けるのは簡単では無いと思います。ですが、どうせ無理だろうと最初からやらないのではなく、まずチャレンジするという姿勢に心を打たれました。これは新聞に限らず何事にも言えるので、私もこれからはまずチャレンジしてみたいと思います。(3年)

・広島経済大学の方々と二回目の交流で、とても楽しかったです。復興したひろしまの街並みをガイドしてもらいながら、一緒に歩きまわりました。この交流をここで終わるのではなく、進学した後も続けて、一緒に活動していきたいと考えました。

 

※日本文化部・オイガ部の活動は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けています。

※「3.11あさか開成語り部隊」の活動は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として行っています。

 

ふくしまの震災の記憶と教訓を次の世代へ語り継ぐ②〜長崎、福岡、広島研修 第2日目長崎語り部・被災者支援ふくおか市民ネットワークとの交流

12月21日(木)研修2日目

  日本文化部・オイガ部20名と「3.11あさか開成語り部隊」3名が参加する、長崎福岡広島研修2日目です。
 本校では、福島県の語り部活動実践校として、2011年の福島の震災を学び、記憶と教訓を語り継ぐための活動を続けています。
 この活動の一環として、本日より3泊4日で長崎・福岡・広島を巡り、その土地の方々との交流の中で、福島の震災の記憶と教訓を語り継ぐことや福島の復興、福島の未来について、一人ひとり自分の考えを深めることを目的とした研修を行っています。

 2日目の午前中は、長崎原爆資料館、平和祈念公園を巡りながら、グループごとに語り部のの方と交流し、平和とは何か、語り継ぐことの意義について考えを深めました。

午後は、福岡へ移動し、被災者支援ふくおか市民ネットワークの方々と交流させていただきました。

東日本大震災により、避難をした人を受け入れる方、実際に子供を連れて避難した方、福岡へ移住を決めた方、東日本大震災を語り伝える活動をする方から、お話を伺いました。避難した方は、本校の卒業生だったこともわかり、卒業として生徒たちの活動に励ましの言葉をいただきました。遠く離れた福岡の地にも、福島を思い続け生活をする人がいることを知り、様々な立場から震災について考える必要があることを感じました。

福島をよく知る方たちとの交流に心が温かくなりました。

福島からの高校生を温かく迎え、福岡のお土産までご準備いただきありがとうございました。

今回、伺ったお話をそれぞれで受け止め、これからの学びに生かしていきたいと思います。

本日、お世話になったすべての方々に感謝申し上げます。

(本日の感想より)

・ガイドの野田さんのお話を聞いてまず思ったことは平和についてしっかり考えるということです。わたしたちは平和平和と言っているけどその平和って何?peaceって何?と野田さんがおっしゃった時私はあまり考えがまとまりませんでした。そして核兵器廃絶と言っているのに発電所はどうなのか?ということをおっしゃった時は、私も同じものなのにどうしてだろうと思いました。これらの通り野田さんからは知識もそうですがそれ以上のことを教えて頂いたなとおもいます。人間は事を忘れてしまうので二度とこのようなことが起きないように語り継ぎみんなの心にとどめることが大切なんだと思いました。(1年)

・ゆきこさんのガイドが語り口調でとても心に染みるものがあった。又、語り継ぐにあたって知識を持っているだけじゃなく当事者の気持ちやスポットライトが当たっていない部分の把握などもっと寄り添いながら知っていかないといけないなと感じた。(3年)

・語り継ぐとは、過去にあった悲惨な現実を教訓に、平和な日常があることが当たり前だと思わず、平和な未来のために、1日1日を大切に生きることだと思います。(3年)

・長崎原爆について、日本側からの視点だけでなく海外からの視点で考えてみる、など常に他方面からの思考・視点を大切にすることを教えていただきました。(3年)

・今回被災者支援ふくおか市民ネットワークさんと交流をし、避難するにしても、福島に残るにしてもそれぞれが別の境遇にあり、考えを持ち、いろんなことを経験しているということに気づきました。また福島からたくさんの方が福岡に避難し、関係があるということを初めて知ることが出来ました。当時より繋がることが簡単になってきた時代だからこそ、多くの人と関わりを持ち連絡を取り合うことも大切だと改めて思いました。私は齋藤さんの同じ被害をうまないために語り継ぐという言葉が印象に残っています。私たちが大人になり語る人がいなくなれば、原子力のリスクを知らないままになったり、震災のありのままを知らない世代が増えていったりしてしまいます。被害を最小限にするためにも今回の東日本大震災を教訓とし、伝え続ける必要があると思いました。これからも紙芝居やいろいろな手段の中で、震災を語り継いでいきたいと思います。(3年)

・私は避難当事者からのメッセージを語ってくださった、橋本さんの「自分の意思で動くことが大切」という言葉が心に残りました。橋本さんはもともと郡山の方で、震災後約1年後に福岡に避難されたそうです。震災が起こり、何も分からない状態でこれからの未来が想像できないような状況だったと思いますが、そこで避難をすることを決心し、福岡に避難されました。避難をして正解かどうかは、誰にも分かりません。ただ、そういった状況で未来について考え、自分の意思で最善をつくすことが大切なのだと学ぶことができました。(3年)

・避難した被災者の方々から当時の苦悩についてお聞きした時、私たちの親もそういった苦悩があったと考えると本当に感謝しないと行けないなと改めて感じる交流になりました。元あったコミュニティーが一瞬にして無くなってしまうことはとても恐ろしいことであるし、人生においても大きな出来事だと思います。私は、橋本さんの自分の意思で動いて欲しいというお言葉に感銘を受けて、やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい経験になるのでこの教えを活かし、何事にも失敗を恐れずに挑戦し続ける人材になりたいです。(3年)

物事を多方面から考えることの大切さ、何をどう語り継ぐのか、考えを深めた生徒たちでした。

 

※日本文化部・オイガ部の活動は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けています。

※「3.11あさか開成語り部隊」の活動は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として行っています。

 

第2回 モザンビークオンライン交流 ~シマを作って食べてみよう!~

10月18日(水)放課後 JICA協力隊として、モザンビークに派遣されている金田将裕先生とオンラインで交流させていただきました。7月に引き続き、2回目のオンライン交流です。

今回は、モザンビークの主食であるシマの作り方を教えていただきます。

シマ(白トウモロコシ)の粉は、日本ではなかなか手に入らないのですが、今年8月にJICA教師海外研修でモザンビークに派遣された本校教員が現地から購入してきました。現地では、金田隊員との対面を果たし、その様子も生徒達に伝えられました。

詳しくは、こちらをご覧ください。

第2回モザンビークオンライン振り返り.pdf

沖縄探究【基地課題探究班】~総探の時間✎~

米軍基地に関する探究として「基地問題」「国際交流」の2つの視点からフィールドワークを行いました。

沖縄国際大学では米軍ヘリ墜落現場の視察と資料の閲覧、”基地の街コザ”では、50を超える国籍の方が住む街としての取り組みや課題について学びました。また、普天間基地が市の中央に位置する宜野湾市役所まち未来課を訪問し、基地返還後の跡地利用について学びました。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1日目】

沖縄国際大学→かでな道の駅→基地の街コザ街歩き→KozaInternationalPlaza訪問

【2日目】

佐喜眞美術館→宜野湾市役所まち未来課訪問→美ら海水族館

 

以下、生徒の感想(抜粋)です。

koza international plazaの方に聞いた住民の声は私が調べていたことよりも現実的でとても驚きました。やはり基地がどうあるべきかでは、そこで働いてある人々もいるので判断しかねられるという話もされていて難しい問題であると再認識させられました。次にコザの街歩きに行きました。街歩きでは外国人の方々が福島にいる時とは比べ物にならないくらい目にしました。59カ国の人々がいることを聞いてとても驚きました。また、建物がコンクリートでできており、英語標識のが多くてアメリカにいるような気持ちにもなりました。そしてこの街歩きを通して多国籍、多文化の人々と共生していくことはお互いを認め合うというような点で大切なことであると感じました。最後にkoza international plazaでも、多国籍の人たちとの交流をしていて料理やカラオケといった体を使うということで言葉の壁をなくすという工夫をしていたり、優しい日本語を使った理といった工夫をしていて誰でも参加しやすい形をとっていてとても素敵だと思いました。

 

まず、沖縄国際大学では、ヘリが衝突した場所を見てきて、図書館の資料室にはその衝突したところの写真や当時の新聞があってみてきました。大学の壁は真っ黒になっていて、そこに誰もいなかったのが本当に奇跡だったと思いました。道の駅かでなでは、嘉手納基地が見渡せて、とても大きかったです。
コザの街歩きでは、チャンプルー文化を見て体験出来ました。コザの道には外国人がたくさんいて、日本人を見つける方が難しいくらいでした。英字看板だけでなく、インドの店や台湾の神様がいる所もありました。また、ミュージックタウンとも呼ばれているので、楽器店では昔のラジオみたいなのを見れたり、三味線のプロの方から三味線と歌を聞かせてもらったりしました。お店の人がとても優しかったり、すごく国際色豊かで魅力のある街だと思いました。また、米軍の人たちの車も当たり前のようにあって、昔コザ騒動があったところとは思えないくらい、共生しているとも思いました。KIPさんでは、国際交流について聞いてきました。今までは、調べてもあまりよく分からなかったけど、直接国際交流の事業の方からの話を聞けたので理解できる話やこれからのヒントになることが沢山聞けました。特に、イベントを企画する時の工夫していることでは、59カ国もの国の人たちが住んでいる中で、ベトナム人が多いから、ベトナムの人たちに向けたイベントをして、その中でベトナム人と何かを作り上げるということを大切にしていると言っていました。私が企画したイベントでは、留学生と交流することだけが目的だったので、聞いたことを生かしてもっと楽しく、深く交流できるイベントをできるようにしたいと思いました。また、職員さんたちがなんでKIPさんに就職したかを聞きました。職員さんたちはみんな、留学先で現地の人たちから良くされてきたので、帰って来た時に自分もそうしたいと思ったり、そうするのが当たり前と思ったりして、それでKIPに就職したという話でした。いつも外国人が周りにいる沖縄にいるからこそ実践できることだと思いました。私も、外国人を助けられることがないか、こっちにいる時でも考えながら生活したいと思いました。

 

私は米軍基地に関する騒音や墜落といういわゆる影と呼ばれる事柄について今まで学んできました。しかし今回影ではなく光の部分の跡地利用での話を聞いて、影の部分を薄めないようにすることだけではなく将来を見据えた活動も必要であることが分かりました。私が特に印象に残ったのは、住民と観光客との利害関係の話しとどこを開発するかなどです。普天間基地の土地の大きさは広いことから上手くゾーンを分けて(標識をつけたりして)両立させることと山など開発が難しいところとそうでないところを分けることは必要であることが分かりました。また、基地で働いている人の失業者を出さないようにしたりすることを考えたりすると長い時間をかけて返還された時の時のために計画を練り上げていてすごいと思いました。私は今回沖縄国際大学を訪れて昔に起きた墜落が東日本大震災や原子力発電所事故のように今の世代に忘れられないために語り継ぎ、風化させないことが必要だと思いました。

 

本事業は、公益財団法人福島県学術教育振興財団の令和5年度助成対象事業となっており、財団の助成を受けて実施したものです。

沖縄探究【自然環境探究班】~総探の時間✎~

恩納村役場桐野龍様のご協力をいただき、赤土流出防止プロジェクトのフィールドワークを行いました。

  

 

 

 

 

 

 

 【1日目】

赤土対策講座→サンゴ養殖のハウス見学→ベチバー2次活用作業場見学→ヒルトン北谷とのコラボレーション見学

→昼食→ハニーコーラルプロジェクト養蜂場視察→赤土対策畑・沈砂地視察→ハニーコーラルプロジェクトメンバー交流会

【2日目】

サブマリン号乗船、海中展望→サンゴ苗植え付け体験→美ら海水族館

以下、生徒の感想(抜粋)です。

赤土についてですが、こちらは年に2回海岸の70地点以上でspss調査という堆積度を調べており若者が中心に行なっています。この調査のメリットとしては若者中心にすることで若い世代の中で赤土問題が認識しやすくなるということです。それに加えて恩納村では観光産業が注目されるようにダイビングイベントで赤土を楽しく取り除くというものを企画しており、こちらを猪苗代湖でのイベントに取り入れていただきヒシ狩り、ヨシ狩りがさらに楽しく行うことが可能になり、より注目されるのではないかと思います。今回お話を伺った上で見つかった課題は恩納村の企業の担当者が期間により代わるたびに桐野さんのようなプロジェクトの方々がゼロから企画の説明をしなければならないということです。

ベチパー畑のベチパーは想像以上にがっちりと土に根を張っていて土をガードできそうでした。ただベチパーは伸びが早く手入れが大変だそうであまり目立たない畑のところにはベチパーが植えられていませんでした。難しいですがそのような部分も改善していけばより大きな効果が出ると考えました。そして作業所では実際にしめ縄を作るところを見せていただきました。それとあと阪神も持ってるという小さなベチパーお守りもいただきました。この商売方法は捨てるところがないエコでいい取り組みだと思うのでもっと発展するというさいと思います。・・・赤土を流失させないために植えたお花が、そこに蜂が来てハチミツになるというサイクルがいいなと思ったので福島でも活用できないかなと思いました。

今日は、朝から充実して楽しい時間になりました。最初にサブマリンに乗って水中を観れるということで本当に気分が良かったです。結構下の所までいってサンゴ礁やそこにいる熱帯魚がきれいでした。2日までは知識が増えて、サンゴを守らなきゃいけないという感じだけど今日は目に訴えてくる美しさが心で守らなきゃいけないと感じました。

 

SDGsの本質をとらえた活動で、生徒は「SDGsの本当の在り方」について学べたような気がします。今回学んだことをこれで終わりにせず、本校に持ち帰り、広げていく活動を行っていきます。

 

本事業は、公益財団法人福島県学術教育振興財団の令和5年度助成対象事業となっており、財団の助成を受けて実施したものです。

ふくしまの震災の記憶と教訓を次の世代へ語り継ぐ①〜 長崎、福岡、広島研修 第1日目長崎活水高校との交流

12月20日(水)
 日本文化部・オイガ部20名と「3.11あさか開成語り部隊」3名が長崎福岡広島研修に出発しました。
 本校では、福島県の語り部活動実践校として、2011年の福島の震災を学び、記憶と教訓を語り継ぐための活動を続けています。
 この活動の一環として、本日より3泊4日で長崎・福岡・広島を巡り、その土地の方々との交流の中で、福島の震災の記憶と教訓を語り継ぐことや福島の復興、福島の未来について、一人ひとり自分の考えを深めることを目的とした研修を行います。
 朝早く、郡山駅を出発し、飛行機で長崎を目指します。

 本日は、長崎市にある、歴史と伝統ある活水高校平和学習部6名と交流させていただきました。

「ふりそでプロジェクト」や「高校生1万人署名活動」、マーシャル諸島の方との交流など、平和な社会をつくるための社会貢献活動を目的に国内外に向けた活動やさまざまな人との交流をしている活水高校の活動に、生徒たちは多くの刺激を受けていました。

 本校の「3.11あさか開成語り部隊」からは、震災クイズと震災プレゼンテーション、そして紙芝居「ヒデさんのパトロール」の上演を行いました。

 オイガ部からは、絵本「きぼうのとり」の読み聞かせワークショップを行い、感想の共有やメッセージカードの作成を通して、楽しく交流しました。

 交流の最後に、芝生広場の一番奥にある3本の溝が刻まれたモニュメントを案内していただきました。それぞれの溝には「NAGASAKI」「HIROSIMA」「FUKUSHIMA」と刻まれ、長崎の「グランドゼロ(爆心地)」を指しており、毎年、平和祈念集会の日には、ここに水が流されるそうです。福島と長崎のつながりを感じ、生徒同士の絆も強くなったような気がします。

 

平和な社会のために、国内や海外の活動を行っている活水高校の生徒たちとの交流は、本校生徒のこれからの活動に生かされていくはずです。ふくしまの未来のために、自分たちにできることは何か、考えを深めたようです。

ホテルの夕食の時、12月4日に「長崎原爆語り部講話」でお話してくださった野田さんが、なんと五島市から来てくれました。明日は、ガイドもしてくださるということで、今回の私たちの研修に際し、激励のメッセージをくださいました。「ご縁」の大切さを実感した生徒たちでした。ありがとうございました。

(生徒の感想より)

 ・原爆の風化を防ぐために高校生が実際に活動されており、身近な先輩のような感覚でした。きぼうのとりの共有では、「命は1つきりで最終的には自分の命は自分で守らないといけないということを改めて思った」という言葉をいただきました。自然災害は人間の力ではどうにもならないから、命だけは自分でなんとかするしかないという言葉が印象に残っています。自分の行動で自分の命を救い、相手もの命を救えるように行動していきたいと思いました。福島で震災が起きたことは分かっていたけど、詳しいことは理解していなかった、と仰っていて今回の福島震災クイズや紙芝居で伝えることが出来ていたら良いと思いました。そして復興を応援してくださったので、これからの私たちの行動を全国のみなさんを巻き込んでより良いものにしたいと改めて思いました。(3年)

・活水高校では原発を伝える活動を行っていて、修学旅行生への伝承の活動も行っていると言っていた。活動の内容の濃さに驚いたし、私たちが東日本大震災を伝えるのと同じようにほかの地域、学校でも活動を行っていることが嬉しかった。きぼうのとりの読み聞かせで互いに感想を伝える中で、伝えること、風化させないことの大切さを改めて実感した。(2年)

・福島に関するクイズを出した時に、福島の野菜は誰もが安心安全に食べられていて、震災後も福島県産の野菜を食べる人の人数が増加傾向にあるという質問で、増加傾向にあると思っている人が沢山いて、福島の現状はあまり伝わっていない部分もあるのだなと痛感した。(語り部2年)

・活水高校の方達と考えを共有して福島のイメージなどを聞きましたが、やはり震災や寒いなどのイメージがあるそうでやっぱり完全な復興までには遠いかなと感じました。いづれ福島のイメージが復興した所だと思われるようにしていきたい。又、それによって風化させるのではなくしっかり語り継いでいきたいと思う。(3年)

 ※日本文化部・オイガ部の活動は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けています。

※「3.11あさか開成語り部隊」の活動は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として行っています。

 

 

沖縄探究1日目~総合的な探究の時間✎~

12月20日~23日の日程で「総合的な探究の時間」で沖縄探究ゼミの6人が【基地課題探究班】【自然環境探究班】に分かれてフィールドワークを行いました。

今回の研修は次の日程で行います。

1日目 ひめゆりの塔

2日目 【自然環境班】恩納村の赤土流出防止プロジェクト

    【基地課題班】沖縄国際大学→道の駅かでな→基地の街コザ街歩き→Koza Internatioal Plaza

3日目 【自然環境班】海洋学習・サンゴ植え付け体験→美ら海水族館

    【基地課題班】佐喜眞美術館→宜野湾市役所まち未来化→美ら海水族館

4日目 首里城

以下は、本日のひめゆりの塔の生徒の感想です。

沖縄の女子学生が戦争の時にどんな状況だったのかをよく知れました。戦争が始まって音楽祭では軍歌を歌ったり、髪型や制服も統一されてどんどん自由がなくなって行くのが分かりました。戦時中も看護要員されて強制的に看護教育を受け、動員させられて酷いと思いました。米軍が沖縄に上陸したことで沖縄の人たちがどんどん自決したのを知って戦争がすごく残酷なことだと感じました。映像で語り部の人たちが話してた中で、解散命令を受けたあとの女子学生たちの行動に驚きました。外に出る怖さから自決したり、友達に殺してと言ったり、米軍に捕まるよりも死んだ方がマシだと考えるところが、異常で残酷だと思いました。今まで沖縄の中でどんなことが起きていたのか知らなかったので、今回ひめゆりの塔に行ってたくさん学ぶことが出来ました。戦争によってどれだけ人たちが苦しむかをより考えさせられました。また、この出来事から今でも苦しむ人がいることを頭において沖縄の探究研修をしなければいけないと思いました。

一番印象に残ったことは、鎮魂のエリアです。
そこだけ、空気が違う感じがしました。沖縄戦で亡くなった227人の生徒と教師の「名前」「その後」が詳細に書かれていて、見るに耐えなかったです。彼女たちは、1人1人命があって生きた形跡があるのだと考えたら、あの空間は言葉では表せない物があります。体験談を聞くと、ウジ虫の撤去、人体切断、を今の自分よりも小さい子がやっていたなんて、想像もつきません。体験談の中でひとつ心に残っていることは、ひめゆりの生徒が人の死を初めて目の前にして、「なぜこの人たちは天皇陛下万歳と言って死なないんだろう?」と疑問に思った、と話していたことです。亡くなる直前は「お母さん、」など家族のことを嘆いて最後亡くなるそうです。やはり結局、人は亡くなる時家族のことを思うのだなと再認識させられました。政府が自分たちの都合のいいように、生徒を軍使用に育て上げ時間稼ぎのために利用するのは非道だなと思いました。しかし、政府が全部悪いわけでもなく、政府にもきっと事情があってせざるを得なかった犠牲だと思います。

引率教員としては、過去の出来事の学習で終わらせるのではなく、ウクライナ戦争やパレスチナ問題、民主主義とは、平和とは、といった現代の諸課題と関連付けて考えてもらう機会になればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

本事業は、公益財団法人福島県学術教育振興財団の令和5年度助成対象事業となっており、財団の助成を受けて実施したものです。

総合的な探究の時間✎×外国語会話部~「留学生交流会」~

「総合的な探究の時間」で『国際交流を盛んにしたい』をテーマに活動している生徒が、留学生との交流会を企画しました。外国語会話部と2・3年生が参加してくれました。

【交流会の内容】

①留学生によるイタリア紹介

②留学生によるイタリア語レッスン

③日本の伝統文化を楽しもう!~福笑い~

以下、参加者の感想です。

I’m happy to share my culture with people that are interested in learning it

学年を越えて交流できたのがとても楽しかった。

文化を学ぶことにより、自分の国際的な視野を広げることもできましたのですごく良かったと思います、ありがとうございます!

イタリアのことについて知れたのとイタリア語のいろいろな表現だったり省略しつつ使ってるところに違う言語との共通点とかも知れて勉強になった。

あさか開成に入って初めての留学生の交流会はとても楽しかったです。もっと留学生のことを知りたいと思いました。

 

★2枚目の写真は留学生の作品です!上手!!

  

タイ研修最終日 12.16 バンコク市内「福島の魅力調査」

12月16日(土)タイ研修最終日。

本日は、与えられた交流ではなく、街中の人々に声をかけ、自分から積極的に行動する「交流ミッション」です。バンコク市内にいる人々に自分で声をかけ、事前に作ってきた「福島のおすすめ観光地」の中から、行ってみたい場所を一か所選んでもらいます。

(*写真のシールは、昨日まで交流させていただいた方に貼っていただいたシールです)

バンコク定番の観光地を巡りながら、このミッションを遂行します。タイ語は話せないので、英語とジェスチャーで挑戦です。初めは、なかなか話しかけられない生徒たちでしたが、周囲の力を借りながら、調査を進めます。

ワット(寺院)でも、トゥクトゥク(3輪タクシー)の運転手にも。

いろいろな場所で、調査しました!

なんと、70名を超える方々の声を集めました!暑さ厳しいバンコクの街中で、福島の高校生は頑張りました。

福島に帰ってから、郡山市役所の方に結果を報告したいと思います!

楽しかったタイ研修も本日がラスト。これから空港に向かい、深夜便で日本に帰国します。

たくさんの方と交流ができ、本当に充実した研修になりました。

*本研修は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として、安積高校と連携して

行いました。

 

タイ研修3日目 12.15 JETROバンコク・JICAタイ事務所での交流

12月15日(金)タイ研修3日目。

 

早朝、KVISバディに見送られ、後ろ髪をひかれる思いでKVISを後にした一行は、本日の交流先のJETROバンコク事務所に向かいます。

日本貿易振興機構(JETRO)は、.日本の貿易の振興に関する事業や開発途上国・地域に関する研究を幅広く実施しています。今回の交流では、福島とタイの経済的なつながりについて学びながら、これからの福島の経済の国際化について、意見交流を行います。まずは、安積高校生からの「福島の震災復興プレゼンテーション」。そのあと、JETROバンコクの村上様より「タイの農林水産物・食品の輸出」や「タイ国内の日本食レストラン調査」についてお話を伺いました。そして、いよいよあさか開成高校の「福島の魅力発信プレゼンテーション」。明るく、元気に、楽しく、福島をPRしました。

そのあとは、質問タイム。高校生からたくさんの質問が出て、予定した時間をオーバーしてお答えいただきました。

タイでは、日本食やフルーツ(リンゴ・いちご・桃)、酒(日本酒・ゆず酒・梅酒)、やきいもなどが人気だそうです。県内企業にとって、海外への市場拡大は、大変なことも多いが、社会情勢の変化への対応やビジネスモチベーション向上という点でも重要であることを知りました。これからの福島のビジネスのありかたについて、考えを深めることができました。

ランチを挟んで、次の交流先の「JICAタイ事務所」に向かいます。

セキュリティの厳しい高層ビルの高層階にある事務所に、緊張する生徒たちでしたが、たくさんの事務所スタッフの笑顔に迎えられ、気持ちも落ち着きます。

JICAタイ事務所では、「 ASEAN災害保健医療管理に係る地域能力強化プロジェクト」に ついて学び、 福島の震災の教訓をどのように生かすことができるのか、 何を後世に伝えるべきかについて考えを深めることと、 福島県出身のJICA海外協力隊との交流により、日本・ 福島とタイの関係について、 視座を高めることを目的としています。事前に、 JICAの事業について学び、 國井隊員のラジオを聞いてきた生徒たちは、 今回の交流を楽しみにしていました。

企画調整員の前田様の「 ASEAN災害保健医療管理に係る地域能力強化プロジェクト」の 話では、 国際的な協力が必要な災害に対応するためには災害対応のメカニズ ムの整備や連携のためのツールと公式化が必要であることを学びま した。日本だけでなく、 ASEAN諸国でも大きな災害が多く起こっており、 日本だけでなくASEAN諸国の災害の教訓や学びを相互に生かす ことの大切さを感じました。

遠藤様からは、タイのエネルギー関連事業の紹介に加え、前職で携 わられた福島の原子力災害という前例のない災害対応に尽力したお 話も詳しく伺うことができました。 信頼を築くために地道なデータ集約が大切であることを改めて感じ ました。

國井隊員のお話では、タイの学校や日本や福島に関心を持ってくれるタイの生徒たちを知ることができ、とてもうれしく感じました。タイの生徒の皆さんが、福島の自然に関心があることを聞き、福島の自然のすばらしさを再確認できました。

お話を伺ったあとは、福島の高校生からの発表です。私たちは、あさか開成高校の紹介と「福島の魅力」を会津地方・中通り・浜通りに分けて、プレゼンテーションしました。

福島のことをよく知るタイ人スタッフもいて、とてもうれしかったです。プレゼンテーションのあとは、参加してくださったみなさんに、「行ってみたい福島の観光地」を選んでもらいました。「行ったことあるよ」「この場所知ってるよ」など言っていただき、タイに来て、改めて福島の魅力を確信しました。

 今回の交流を通して、日本とタイ、国内と国外がつながっていることを強く感じました。

 「タイに福島を伝え、タイで学び、福島で生かす」

 伝えることは一方的ではなく、相互関係にあることを改めて感じつつ、魅力あふれる福島を再確認した時間になりました。

JETROバンコク、JICAタイ事務所の皆様方

お忙しい中、ご対応いただき、本当にありがとうございました。学び多い、有意義な時間を過ごすことができたこと、感謝申し上げます。

そして、今回の交流企画の際、ご尽力いただいた郡山市役所の方々にも御礼申し上げます。

 

*本研修は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として、安積高校と連携して

行っております。

 

 

裁判官による出前授業を行いました【地歴・公民科】

 12月6日(水)・7日(木)に3年生の時事演習の3講座において、裁判官による出前授業を実施していただきました。福島地方裁判所郡山支部より小野寺健太裁判官・竹田美波裁判官をお招きして、裁判員制度の説明と模擬事例に基づく裁判員裁判の評議を体験しました。

 模擬体験では生徒たちが活発に意見を出し合い、予定時間をオーバーするくらい、白熱した評議を展開しました。最初は緊張していたようでしたが、裁判員には法律の専門的な知識が必要なく、国民の感覚を大事にするということも理解できたようです。生徒の感想からは、今後もし裁判員に選ばれたら、ぜひ参加してみたいという声も聞こえてきました。現時点で多くの生徒が選挙権を持つ3年生にとっては、とても有意義な時間となりました。

 お忙しい中、ご協力いただいた小野寺裁判官・竹田裁判官ありがとうございました。いつの日か本校生徒が裁判員として選ばれ、一緒に評議する時がありましたらよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイ研修2日目 12.14 KVIS 高校生との交流

12月14日(木) タイ研修2日目。

バンコク市内のホテルを7:00に出発し、ラヨーン県にあるKVIS( Kamnoetvidya Science Academy)高校を目指します。

KVISはタイの石油会社であるPTTの出資のもと設立され、将来のタイを担う優秀な人材を育成している先進的な科学校です。広大な敷地の中にある素晴らしい教育施設に圧倒されましたが、温かく迎えてくださったKVISの先生方やスタッフの方々、生徒たちの笑顔で不安も吹き飛び、気持ちが和らぎました。福島の「赤べこ」のお土産もとても喜んでくれました。

オリエンテーションのあと、KVISの生徒が学校を案内してくれました。自分たちの学校との違いに驚くこともありましたが、それぞれの生徒が主体的に学びに向かう姿勢や学校のことを英語で流ちょうに説明するKVISバディの生徒の姿に大いに刺激を受けました。

タイの伝統的な楽器やアートの授業も見せていただきました。

 

「Imaginary Plants」の生徒作品やイラストを描くアートの授業を見て、「私も描いてみたい!楽しそう!」という声も。STEAM教育のすばらしさを感じました。

スクールツアーの間に、安積高校、あさか開成高校とKVISの生徒のオンライン交流も実施しました。安積高校の生徒の質問に答える形での交流です。あさか開成高校は、スポーツ大会中でしたが、競技の合間に参加してくれました。友達がタイにいることやタイの生徒と楽しく話をしている様子に感動していました。

ランチのあとのフリータイムでは、日本から持ってきたお菓子やけん玉・お手玉・折り紙で楽しく文化交流しました。また、福島や郡山の観光をPR!自作の「福島県のおすすめ観光地」の中から、行ってみたい場所を選んでもらいました。

雪の大内宿が人気でした。タイでは雪が降らないので、たくさんの雪を見たいそうです。

午後は、Vidyasirimedhi Institute  of Science and Technology(VISTEC)を見学させていただきました。  本格的な研究についてもご説明を伺いました。

 

この日の夕食は、タイ料理をいただきました。バディの生徒と一緒に、いろいろな話をしながら、おいしくいただきました。タイ料理の辛さにも少しずつ慣れてきた様子です。KVISがあるラヨーン県は、「ドリアン」の名産地だそうで、ココナツミルクで煮た甘いごはんと一緒に食べる「ドリアンスティッキーライス」もいただきました。独特なにおいと味に味覚の新しい世界が広がりました。

夜は、体育館を案内してもらいました。たくさんのKVIS生徒に混ざって、バドミントンやバスケットボールを楽しんだ生徒は、汗だくで寮に帰ってきました。

たった一日という短い滞在でしたが、KVISの生徒とたくさんお話ができました。SNSも交換したので、帰国してからも交流は続きます。「福島にも来たい!」と言ってくれたので、今度は福島をたくさん紹介したいですね。

明日は、バンコク市内に戻ります。車で2時間かからないくらいの距離ですが、バンコク市内の渋滞は深刻らしく、3時間かかるそうなので、早朝の出発になります。

 

*本研修は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として、安積高校と連携して行っております。

タイ研修1日目 12.13

12月13日、予定通り、成田空港からバンコクに到着。

入国手続きの長い列に並びながら、これから始まるタイでの研修に胸が高まります。

スワンナプーム空港からは、エアポートリンクとMRTを使ってホテルに向かいます。日本のようなカード式ではなく、トークンというコインのようなものをチケットとして使います。

予想以上に早く閉まる改札ゲートやエスカレーターの早さに日本との違いを感じ、驚きながらもみんなで楽しくホテルを目指しました。(なお、今回の研修は、安積高校と協力しながら、同一行程で実施しています。)

初めてのバンコク。見るものすべてが新鮮に感じられます。これから、始まる素晴らしい出逢いを楽しみに、明日からの交流に備え、ホテルでしっかりと休みました。

明日の早朝出発に備えて、しっかりと休みました。

 

2023タイ研修 福島の震災・未来について自分の言葉で語る 〜震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業における交流活動

 12月13日(水)、生徒3名がタイ王国研修に出発しました。本研修は、福島県の「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業における交流活動」として、福島における震災、復興、そして未来について、自分の考えを持ち、自分の言葉で語ることのできる生徒を育成するために行っています。

 生徒3名は、これまで、伝承館や請戸小学校の見学、富岡町3.11を語る会の語り部講話や震災紙芝居上演などを通して、福島の震災や復興について学び、またタイソープカービングやJICA二本松見学、タイの高校生とのオンライン交流を通してタイの文化について学び、タイ王国での交流のために準備を進めて来ました。

 

 

 また、事前学習として、郡山市役所や旅行会社の方からも、タイの文化や習慣、福島とタイ王国の関係について詳しいお話を伺い、タイでの交流で何を伝え、何を学ぶべきか考えて来ました。

 そして、いよいよ13日、タイへ向けて出発しました。この研修を通して、さらに成長してくることを期待しています。

*本研修は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として、安積高校と連携して行っております。

  

 

 

 

1学年通信 その15

  12月7日金曜日、1学年の吉田鳳華さんと田村陽子さんが、令和5年度「税に関する高校生徒作文」郡山税務署長賞を受賞し、齊藤克巳郡山税務署長より、賞状及び記念品が授与されました。